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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『魂がふるえるとき―心に残る物語 』 宮本輝

2006年07月20日 | 小説

魂がふるえるとき―心に残る物語 日本文学秀作選

文藝春秋

詳   細




さぁ、夏休み!生徒諸君、たくさん本を読んで下さい!当教室 のメルマガも毎年8月は、読書特集です。このブログでも、古典的名作を紹介しようということで、一冊よい本を見つけました。ただし、高校生以上かな。これは文春文庫創刊30周年記念企画としてできあがった本です。

学校の “朝の読書” 活動の成果でしょうか、個人的には、少し前に比べて、子どもたちは、本を読むようになっているという印象を持っています。まぁ学力低下が改善されたというところまでは、いっていませんが…(見てたらゴメン。がんばろう!)。

宮本輝氏がかつて読み、“魂をふるわされた” 短編小説の名作を16編選び、収録しています。宮本輝の選ぶ“ 日本文学秀作選” です。ハリーポッターやダ・ヴィンチ・コードもいいけど、少々難しい、こういう本も、夏休みにぜひチャレンジを。

掲載されている作品の著者は、開高健 水上勉 吉行淳之介 川端康成 永井龍男 堀田善衛 安岡章太郎 井上靖 武田泰淳 尾崎一雄 幸田露伴 永井荷風 川端康成 国木田独歩 樋口一葉 泉鏡花 の16名です。

何人かは知っているでしょう。中には文体が古くて、読みにくいものもあります。ですが、全体が375Pで16編ですから、平均はたった20ページちょっと。何とか、最後まで読むことが出来るでしょう。

が、いつも言うように、おもしろくなければ途中でやめても構いません。また全てを読まなくとも、面白そうな作品だけを読むのもOK! ただし、やめても、大事に取っておいて下さい。こういう本に興味があって買う人は、すぐ近くに置いておけば、いったん離れても、必ずいつか、もう一度手に取るはずです。

えっ、受験生はどうするかって? そりゃもちろん、先生と一緒に熱い 夏期講習 !買って、しまっておきなさい。読書より先に宿題するに決まってるでしょ(笑)。


http://tokkun.net/jump.htm

『魂がふるえるとき―心に残る物語 』宮本輝
文藝春秋:375P:570円


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P.S. 以前、こんなことがありました。もちろん実話です。

■ 生徒A 『 芥川賞は19歳の人がとったんだってな。凄いよな』
■ 生徒B 『 え?いいの?だってまだ未成年じゃん』
■ 生徒A 『 年は関係ないよ。才能があるから取ったんだし、いいんじゃない』
■ 生徒B 『 でも法律で禁止されてるんでしょ?』
■ 生徒A 『 それはないだろう!大体お前、芥川賞って何か分かってんの?』
■ 生徒B 『 え???競馬じゃないの???』

ついでにもういっちょう、シリーズ川端君、まずはその1
■ 講師 『 君は、川端康成、知ってるかな?』
■ 生徒 『 あっ、ひょっとして昨日、ここに座ってた子?』
(座ってないってば!)

川端君その2
■ 講師 『 最近は知らない生徒が多いけど…お前、川端康成知ってるか?』
■ 生徒 『 知ってますよ、もう!バカにしないで』
■ 講師 『 あ、悪かった、でもホントか?ここの生徒じゃないぞ』
■ 生徒 『 や~だ、あったりまえじゃん、え~っとぉ “伊勢”の踊り子でしょ?』
■ 講師 『 い・いせ?』
(はやく、千円札にのっけてあげないと…)

当教室メルマガの中から、傑作を選んでまいりました(笑)。もっと見たい方は【 スットコブログ 】へどうぞ!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あれ? (bucky)
2006-07-21 09:55:41
「P.S.」を読んで「スットコブログ」に飛んだら、本日のテーマが何であったかわからなくなってしまいました。そうか、心に残る物語だったか・・・”やぶからぼう”に何ですかね。すんません。
buckyさん (VIVA)
2006-07-21 11:33:49
いや、ホントにおもしろいことはいっつも起こるんですよ。忘れないように、講師はメモしてます(笑)。時々のぞいてみてください。