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『ラッセル幸福論』 バートランド・ラッセル・著 安藤貞雄・訳

2007年01月18日 | 教養


ラッセル幸福論.jpg



いよいよ大学入試センター試験が二日後にせまりました。そういえば、キムタツ先生の灘中学も同じ日でしたね。関東では、千葉県の私立中学入試がいっせいに始まります。


昨日、当教室中川校(横浜)の生徒の一人、M君がはるばる北海道の名門中学を受験、見事合格の報が届きました!ご両親とも大いに悩まれた上での、北海道での受験、いやホント良かった。すごいなぁ~、おめでとう!本当に、おめでとう!




さて、もちろん受験生でこの時期に読書をする余裕のある人は少ないと思いますが、入試前に生徒たちにおくる一冊として紹介するのは “ラッセル幸福論” にしました。

私が大学の受験勉強をしている高校時代、ラッセルの英語にずいぶんてこずりました。当時は、ラッセルやエドウィンライシャワー氏の格調高い、複雑な構造を持った英文がよく出題されたものです。

読解から、会話重視の英語教育が叫ばれるようになってから、姿を消した印象を持っていましたが、ここ数年学力低下、英語力低下批判を受けたのか、いくつかの大学でラッセルが出題され、ちょっと驚き、うれしくなりました。


そして、私が大学生になってから、いまだにずっと愛読している一冊がこの幸福論です。


表紙にもあるように、受験生に限らず、日本のすべての子どもたちに、


 【 たくましく、しなやかに 】 
生きてもらいたい。



ラッセルは偉大な数学者であり、哲学者、なおかつノーベル文学賞まで取っているという大天才。しかもおじいさんが英国首相を務めるなど、代表的なエスタブリッシュメント(今なら、セレブ?)ですが、何といっても日本人が注目したのでは、アインシュタインなどと核兵器廃絶運動、ベトナム戦争反対運動に熱心に取り組んだことと、その時なんと89歳で座り込みをし、警察に拘留されたという事件でした。


そういえば、80歳で4度目の結婚をしています。幸福すぎる?たくましすぎる(笑)?


本書は難解な哲学書ではありません。宗教的なものでもなく、日々の生活の中で人々が「意識的に、無意識に働きかけること」によって誰でも幸福になれるはずだということを説き、不幸だと悩んでいる人を勇気づけます。



例えば、戦場におもむく兵士は、敵や死を恐れぬためにさまざまなテクニックを使って、戦闘のための勇気を身に付けます。これは太古の昔から研究され、実行し成果をあげていますが、精神的、理知的な勇気を身に付ける訓練はまだまだ遅れている。しかし、戦闘の勇気と同じように、毎日無意識に働きかけることで、そういう生きる勇気が身に付けられるのだと指摘します。


“考え方を変える“努力”次第で人生というのは様変わりする” 
ということを訴えているわけです。何も不幸な人だけが読むのではありませんよ、もちろん(笑)。教育論など参考になりますから、幸福な方もぜひどうぞ。何度も繰り返し読む価値のある名著だと思っています。


ラッセルは、『英語達人読本(斉藤兆史・上岡伸雄)』の中でとりあげられているように名文家です。世界中に研究家がおりますから、夏目漱石の作品が青空文庫で読めるのと同様、本書も原書はネットでも読むことができます(訳もどこかにあったような…)。英語が得意な生徒はチャレンジしてください。 

 


→ 幸福論 『 The Conquesut of Hapiness 』(英語・フルテキスト)


ラッセル幸福論

岩波書店

詳細




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『ラッセル幸福論』バートランド・ラッセル著 安藤貞雄訳
岩波書店:294P:735円




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2 コメント

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ラッセル礼讃 (ysbee)
2007-01-18 15:24:54
ラッセル卿を初めて知ったのは、母がとっていた『暮らしの手帖』の上でじゃなかったかと思います。もう何十年も前でうろ覚えなのですが、母が心酔していたのを思い出しました。
その次に知ったのは、VIVAさんも書かれている反戦運動のとき。これは私も現役で参加していたムーヴメントだったので、感動しました。アメリカでも随分多くの知識人に影響を与えた行動らしかったです。

ところが当人の著作を読んでいないんですよ。いまだに。
VIVAさんの記事を読んで、あらためて今の自分の理解力で原文で読んでみたいと思いました。英語がある程度わかってうれしいのは、行間から著者の感性や魂胆や、魂の勢いが読んで取れることです。
いつも忘れかけていたGreat authorsを紹介してくださって、感謝しております!
ysbeeさん (VIVA)
2007-01-18 20:12:53
私は、ラッセルは4・5冊読んでいますが、飛びぬけてこれが一番好きです。他よりもずっと汎用性が高いというか、昔からなじんでいるので愛着があるというか、とにかく哲学の専門家ではないので、一般向けの本書がお気に入りです。

無意識に働きかけて、自分の外側に関心を向けるようにするというんですね。

でも外に関心が向きすぎて4回も結婚しちゃったらどうしましょ(笑)。

お時間がある時にぜひ。

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