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『メディアの迷走-朝日NHK論争事件』 保阪正康ほか

2006年09月26日 | ビジネス書・マスコミ関連
 
安倍総理誕生は予定通りでしたが、小泉内閣でもずっと、要職についていた、中川昭一氏が政調会長だと聞いて、驚きました。一気に出世の階段を駆け上がっている印象ですが、【安倍―中川昭一】コンビで思い出されるのが本書です。

朝日新聞が安倍、中川の両氏が、NHKの戦争裁判に関する番組編集に口出しをしたと報じたのがきっかけでした。朝日新聞の報道に、お二人は反論しましたが、その過程で、NHKからも朝日新聞の報道に対して、クレームがつき論争に火がつきました。ご記憶の方も多いでしょう。

本書は、その朝日新聞とNHKの論争に関して、9名の論者が自らの見解を述べたものです。登場するのは、保阪正康稲垣武朝倉敏夫青山昌史辺真一潮匡人柘植久慶高山正之斎藤貴男の各氏。最後に安倍当時自民党幹事長代理のインタビューが掲載されます。

巨大メディアどうしの真っ向からの意見対立は、日本メディア史上に残るであろうとの認識から、こういう本を出版したそうです。“いや、残らないだろう、すぐに忘れるよ”と思っていたところへ、【安倍-中川】コンビの登場で、確かに、私は思い出しました。

そのあと、朝日新聞が批判に応えるかたちで、一連の報道、論争に関して、総括のような記事を出しましたが、NHKはもちろん、読売新聞、産経新聞、毎日新聞までもが、その内容を厳しく批判していました。本書でも朝日擁護の立場はお二人だけです。

ただ、同じ批判でも、各論者の観点はさまざま。歴史認識の仕方がおかしい、というものや、自らの誤りを絶対認めない報道姿勢が問題、朝日記者の給料が高すぎて(笑)、プライドが問題だなど、いろんな話が出てきます。

論者にかなりの大物をそろえた顔ぶれですが、ちょっとバラバラすぎて、とても歴史的論争の総括などと、呼べる本ではありません。ワイドショーレベル、と言ったら怒られるでしょうか。なにぶん一人当たりの量が短く、もうちょっと詳しく知りたいと思っても、深く論ずる余裕がないためか、議論が雑な印象を受けました。

安倍氏が中川氏を政調会長に指名した時に、この一件は頭によぎったのでしょうか。単に論功行賞だという論評もありますが、お二人の政策は非常に近いようです。大新聞を敵にまわしてしまって、大丈夫でしょうか。これから朝日新聞がどう報道していくかも注目しています。

同時に、ここまで言われたら、朝日新聞は、その声を無視するのではなく、堂々とそれを受けて立つ姿勢を期待します。全新聞が礼賛するような政権よりは、政権に批判的なメディアが存在しているほうが、ずっと健全だと言えますから。



http://tokkun.net/jump.htm 

メディアの迷走 -朝日・NHK論争事件

中央公論新社

このアイテムの詳細

『メディアの迷走-朝日 NHK論争事件』 保阪正康ほか
中央公論新社:190P:735円





■■ 前代未聞   ■■ 
これほどある政権が、大新聞相手に明確に反論というか、敵意といえるほどのものを見せるのは、記憶にありません。大丈夫なのかと心配になります。すでに打倒安倍政権!とやっているブログもありますが、初の戦後生まれの総理大臣、戦後最年少で就任ということですから、新しい歴史の一ページです。もう少し見てみたらどうでしょうか。
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ましま先生コメント(どういうわけかコメント欄に表示されませんので、こちらで記事に追加して、紹介します。どなたか原因わかります?)


<朝日新聞は、その声を無視するのではなく、堂々とそれを受けて立つ姿勢を期待します。

最近の「週間朝日」の見出しを見ると、他の低次元暴露誌を裏返したようなものばかり。「朝日ジャーナル」の孤高の論調の方がまだよかった。古い記事をTBさせてください。
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8 コメント

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Unknown (milesta)
2006-09-26 16:58:02
私は以前、北海道に住んでいましたが、中川昭一さんは地元の新聞のインタヴューなどでも必ず教育改革の重要性を訴えておられ、頼もしく思っていました。安倍さんも教育問題を重視されていますし、これで学校や教育が改善されるといいですね。
最近は (ましま)
2006-09-26 17:42:40
<朝日新聞は、その声を無視するのではなく、堂々とそれを受けて立つ姿勢を期待します。



 最近の「週間朝日」の見出しを見ると、他の低次元暴露誌を裏返したようなものばかり。「朝日ジャーナル」の孤高の論調の方がまだよかった。古い記事をTBさせてください。
test (VIVA)
2006-09-26 17:56:39
testです
milestaさん (VIVA)
2006-09-26 18:12:07
おっしゃるとおりです。中川昭一氏を文部科学大臣にという声も、ネットの世界ではいくつか目にしました。



公立学校の復活、くどいようですが、この考え方はまったく正しいと思います。



いつもありがとうございます。



がんばれ 山谷えり子! (kazu4502)
2006-09-26 22:55:07
こんばんわ、お世話様です、私が前々から言っていた山谷えり子さんは内閣官房報道官の教育担当です、よかったです。

彼女はやりますよ、彼女の教育における政策理念です。

●行き過ぎた「ゆとり教育」と「性教育」にストップをかけます。

● 男女の区別は差別というジェンダーフリー教育をやめ、道徳教育、生命尊重教育、宗教情操教育の充実を図ります。

● 国を愛し、日本人が大切にしてきた品位、節度、調和、正直、親切、勤勉を重んじる精神が含まれるよう、教育基本法を改正します。

伊吹文明さんは適任です、中間色の強い人ですが日本の精神文化を大事にする人です、個性はありませんしリーダーシップを取って引っ張っていく人ではありません、何と言っても先代親分があの個性ある、名前は静香なのですが静かではない亀井静香氏でしたからね(笑)

教育についてはゆとり教育には反対です、基礎教育を身につけ、道徳や慣習などを精神的文化を重視する政治家ですし考え方は保守主義ですよ。それから教育改革は霞ヶ関との戦いです、少しやさしい、ちょっと弱いですが派閥のトップじゃなければ戦いに負けてしまいます、いいのではないでしょうか。敵は霞ヶ関官僚なんでよ。こいつらの戦いに勝たなければ教育改革は絶対出来ません、党内で政調会長の中川昭一で押さえ、教育基本法改正だけではなく、構造的教育改革をぶち上げ、内閣で抑えるやり方です、中川昭チャンは絶対党内の政策をまとめる上で絶対必要だと思っていましたので適任です。

テレビ朝日のニュースステーションがまた安倍内閣批判を暗に始めました、いやらしい連中ですね、スタートしてまだ結果も出していないのに批判をするとはバカですね、(苦笑)すべては結果ですよ、論功行賞とだ言い批判していますが決して悪いことではありません、昔のように派閥力学で力の無いものを入閣しているわけではないですので意見の合う人間が政策目標に向かってまい進することは決して悪くありません、安部カラーがあって言いと思いますし、今は自民党の支持率もあり、小泉政権の時のような自民党に支持がない時と違い、サプライズはいらないんです、要は今の安倍政権はそんなことをして人気取りをする必要がないということが正しい見方だと重いいます、花がないと言ったバカジャーナリストがいましたが今の自民党安定政権にはまったく必要が無く、真の安倍実務内閣と言っていいでしょう。

外交も大事ですが内政はもっと重要です、教育は日本の根幹に関わる問題ですのでしっかりやってほしいですね。

日本の文化・伝統を教え、『自助』の精神つまり、世間に恥ずかしい、お天とう様に申し訳がないと言う権利の主張から感謝の心得を持つ教育改革を行ってほしいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
kazuさん (VIVA)
2006-09-27 10:27:16
こんにちは、伊吹さんだけじゃあどうかなと思っていましたが、どうやら本気のようですね。



学校現場にどれほど影響を与えるのか、本当はして欲しいことは山ほどあるのですが、とりあえず、公立小中学校の生徒が私立に対して不利にならないよう、授業数の増加をして欲しいです。
教育の問題には (bucky)
2006-09-27 10:56:15
手をつけて欲しいですが、それがどういう形で、なのかには大変興味があります。

拉致問題やら、アジアの外交やらどうなっていくのでしょうね。安部政権を評価するべきかどうかはその結果を待つしかありません。

朝日新聞の問題、我が家はずっと朝日だったのです(今も)が、ちょっと距離を置きつつ読んでます。
buckyさん (VIVA)
2006-09-27 14:24:20
そうなんですよね。外交は外からだけ見ていると八方ふさがりのように見えますが、政権が交代するというのは、大きな転機ですから、何か考えているでしょう。昨日深夜の記者会見を見ますと、妙に、麻生外務大臣が自信満々だったので、あっ、何かありそうと思いました。



それから、そこの記者会見でも、麻生氏が、記者に向かって、何か良く聞こえませんでしたが、



『おそらく中国のことを気にしているんでしょう。あなたのところは。朝日新聞だから』



なんて、嫌味っぽく言っていました。どうなりますことやら…。

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