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『医者井戸を掘る』 中村哲

2006年06月21日 | ノンフィクション

実は、ワールドカップサッカーの日本の初戦、対オーストラリア戦が放送されている、裏番組で、中村哲氏を特集する番組があったのですが、ご存知でしたか。“これじゃあ誰も見ないじゃないか!” と一人憤慨しておりました。

本書はアメリカでの9・11テロ前に出版されたもの(従ってもちろん、タリバンが話題になる前)で、アフガニスタンの窮状を訴え、自らのNGO「 ペシャワ-ル会 」 の活動報告をしたものです。

非常に印象深い一冊で、何人かの評論家が“今年のベスト3冊” (2001年の)などに選んでもいました。中村氏はお医者さんですが、

~~~とにかく生きておれ、病気はあとで治す~~~ 

と語りかけなければならないくらい、切羽詰った悲惨な現状が、アフガニスタンにあります。水がないのです、病院よりもまず、井戸を掘ってやらなければ…。

筆者は9・11以降“アフガニスタン通” としてテレビにも出演していましたので、ご存知の方も多いでしょうが、一貫してアメリカ寄りの報道を批判していました。

今でこそ“NGO” は玉石混交だということが明らかになりました。本書でも、特に海外のひどいNGOの例などが出てきます。人の弱みや、ODA(政府開発援助)やNGOのしくみを、自分のために利用している連中がいるのです。

真の援助とは何か考えさせられます。確実に人々の役に立っている活動であっても、いつもお金が足りない、人材が足りず、大きく評価されません。実際、イラク戦争の方に世間の目が行ってしまうと、アフガニスタンはほとんど報道されません。W杯の裏程度しか。

中村氏たちの活動は命がけで、こんな日本人もいるのだと感動させられます。こういう本を読みますと、力になりたいけれど何もできない自分、というのをいつも思い知らされます。うわべを繕っただけのODAやその報道、まして自分の選挙区の業者を潤わせるための援助など到底容認できません。

以前ご紹介した、『アフリカの瞳』 も同様ですが、テレビだけではとても知りえないような、その土地の文化なども感じ取ることができる、名著だと思います。


(いつかアフガニスタンがワールドカップに出場してくれたら、本書を読んだ人々はどれほど感激するだろうか、なんて考えてしまいました。)

http://tokkun.net/jump.htm

医者井戸を掘る―アフガン旱魃との闘い

石風社

詳  細




 最大のランキングサイトで目標10以内を達成し、7位にまで押し上げていただき、感激しました。本当にありがとうございます。さすがにこれより上には、化け物のような(失礼)巨大サイトが壁を作っております。バーミヤンの仏像のようにど~んと…(笑)。“来るなら来てみろ!”と。とてもとても戦える相手ではありません。ふ~、しばらくはじっとがまんで記事を充実させたいと思います。ひとまずお礼申し上げます。

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7 コメント

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報道の世界も改革を・・・ (容子)
2006-06-21 19:36:58
始めまして・・・

御氏のブログを拝見しました・・・

久方ぶりに良いブログを読んだ思いです。

そして,日本にも良質な知識人が多くいる事をうれしく思います・・

報道関係者には、御氏の指摘したような、偏った報道を相変わらず報道しています・・



しかも、日本政府の姿勢に対する批判、米国に対する時も同じようね・・・

これらの人たちは、日米の人権問題などには

真に厳しくコメントしますが・・、中国、北朝鮮の人権問題となると、途端に歯切れが悪くなる・・これって・・・オカシイナアァ・???・・

と私は思うけど・・・



それが御氏の指摘した様に、日本人が世界の僻地でも活躍している方々がいる事を、祖国で評価しないで、現地国では高い評価されている事を、もっと日本で報道すべきだと、強く思いました。



これが民間報道だけではなく、NHKのような、所でもその傾向が強く感じられます。



何故なら、最近私はラジオか音楽をかけている時間が多いのですが、ニュース解説など、概ね中・韓に偏り、もう少し広い各国のニュースを聞きたいのに、・・・・



このブログでも国際ニュース欄でも同じです・・・

報道関係者は政府に政策を批判するけど・・・



それにもまして、報道関係にまだ居座っている、自虐主義者達は、日本及び米国の失政しか目がいかないのかしら??と思います・・・

残念・・・

http:/・blog.goo.ne.jp/abe_yk/

私のブログにも訪ねてくれたらうれしいです・・・

おめでとうございます。 (HIRO)
2006-06-21 19:46:50
VIVAさん!すごいですね。ブログランキング!1位になってるブログランキングもありますね。やはり、僕も最初ブログを拝見した時、上手い!と思いましたからね。

この調子で頑張ってください。いやー、ホントうれしいです。
よくお越しいただきました (VIVA)
2006-06-21 20:33:17
容子さん:はじめまして。ご丁寧にコメントいただきまして恐縮です。私なんぞはとてもとても知識人とは申せませんが、ブログでは、生徒が見ているので、ちょっと見栄を張ってカッコ良く見せようとしております(笑)。いずれにしろ、おっしゃるように、報道に関して、注文はいくらでもありますね。本物の知識人が多く集まっているはずなのに、なんと情けないと思うことが多々あります。またそちらにもおじゃまさせていただきます。ありがとうございました。



HIROさん:こんにちは、私がブログをはじめて、HIROさんが1番最初にリンクを貼って下さいました。リンクの意味がよくわかっていない頃でしたが(ハハ)。少しはブログらしく進歩したかな?
リンクさせて頂きました (bucky)
2006-06-21 21:12:10
こんばんわ。小川洋子氏の本の件で、またまた勝手にリンクさせて頂きました。これが先週買い込んだ本のうちの1冊です。
buckyさん (VIVA)
2006-06-22 00:42:17
コメントありがとうございます。先日コメントさせて頂いたときの写真の一冊ですね。本はケチらず買う、食器をがまんしても…ですね。勉強させていただきました。

リンク、こちらの方こそ恐縮です。ありがとうございます。またおじゃまします。
Unknown (赤坂マスオ)
2006-06-22 11:29:24
はじめまして!

僕は本を読むのが好きで、こちらのブログを見つけました。僕のブログにも遊びに来てくださいね。

また、もしよろしければ、相互リンクして頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
すみません (VIVA)
2006-06-22 16:24:03
はじめまして。コメント恐縮です。基本的には、相互リンクは前向きですが、いきなりですので、誠に残念ですが、もう少し時間を置いてからにいたしましょう。そちらも今月はじめられたばかりのようにお見受けいたしますので。気分を害されませんことを。失礼いたします。

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