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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

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『さまよう刃』 東野圭吾

2006年07月27日 | 小説
  
少年犯罪に関して、残忍さの割に、刑が軽すぎるという指摘は絶えませんね。そして、加害者の人権よりも、被害者やその家族にもっと配慮すべきだという意見が増えていますが、本書のテーマもそれです。

普段、このような小説はあまり読まないのですが、非常に強く生徒から勧められ、また、何かの書評で高く評価していたので読んでみました。

夏休みといえば、我々塾講師は夏期講習で頭が一杯ですが、学校やご家庭からは、子どもの非行に関する心配の声が聞こえてきます。本書でも、事件は、主人公の娘が、花火大会から家に帰る途中に起こります。

一人娘を少年グループに蹂躙され、殺された父親の復讐が描かれています。推理小説ではないので、驚くような仕掛けはあるわけでなく、犯人は最初から分かっていて“極悪人”として描かれます。そしてそれを取り巻く人々、復讐心に理解を示す人、犯人グループのメンバーの親、保身だけを願う人、そして捜査関係者の行動や心理。

劇的なストーリー展開を想像しましたが、淡々と、ただし読者をはなさないように話が流れ、予想したのとは違ったおもしろさを味わいました。二段組になって、350ページほどもある長編でしたが、読み始めたらあっという間でした。

うまく表現できず、もどかしかったので、今、アマゾンをのぞいたら、もう30を越すレビューが出ていました。売れていて、注目度の高い作品だったのですね。生徒が薦めるはずです。話題になった、『容疑者Xの献身』 なども読んでみたい作品です。


http://tokkun.net/jump.htm


さまよう刃

朝日新聞社

詳   細

『さまよう刃』東野圭吾



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2 コメント

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この本の話題とはそれますが・・・ (街中の案山子)
2006-07-28 10:03:24
先日「裁判官ノオト」読みました。

最近定年退官なさった井垣康弘裁判官が担当した神戸の「少年A」の事件と取り組んだ経緯及び井垣さんの思うところの、少年事件のあり方などが書かれています。

その中で、少年Aが、随分後になって、一般紙などに触れたときに漏らした感想「今まで、自分の周りの人、裁判官・調査官・少年院の人たちは誰もが『生きよ』と、自分にいうことが辛かった。死にたかった、でも、いま社会の報道がどうなされていたかを知って、自分がどんな人たちに囲まれて過ごしてきたかが理解できた」というところが、心に残っています(手元に本がなく、正確に再現できません)。

裁判報道の初期から井垣裁判官が担当だとは知っていました。同じ敷地内に住んでいたこともあり、誠実な仕事をなさる方だと思っていました。(退官後にこんな本を出してもいいのかな、という思いもないではありませんが)、一裁判官の少年事件の裁判の現場を垣間見ることはできます。
街中の案山子さん (VIVA)
2006-07-28 12:43:37
いえいえいつも興味深い感想、コメントをいただき恐縮しております。なるほど、少年の気持ちはそうなんでしょうね。読んでみないとわからないかな?

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