今年のセンター試験の平均点が発表されましたね。→ 『センター試験平均点一覧』
予想どおり、文系・理系とも全体的には下がりましたが、英語の平均点は筆記が131.08 リスニングが32.47の合計163.55です。昨年がそれぞれ、127.52と36.25で合計163.77ですから、全く同じようなものでした。
大学受験生諸君、もうひと頑張りです!
さて、今一番売れている単語集はこれではないでしょうか。『DUO3.0』ですね。受験生だけでなく、社会人でも多くの方が使っているようです。学校などで指定されているところも多いですね。
人気を誇るだけあって、なかなか工夫された作りにはなっていますが、どうでしょうか。
本書の解説は、『音読英単語Stage2』 でも登場願った、Jonny先生です。Jonny先生、知らないうちに会話が英語になってます(笑)。
以下がJonny先生の解説です。
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DUOがなぜ売れていると言われているのかは、はっきりとはわかりませんが、受験生や単語を基本から勉強したい人にとっては、いきなり始めるレベルではないことは開いてみると分かります。
レベル別に分かれている従来の単語帳と違って、日常会話らしいような一文、仕事場で言うかもしれないし言わないかもしれない一文、その単語の意味からなんとか説明的ながらも作り上げた一文が例文として載っています。
難易度やストーリー性など関係なく、合計560文ランダムに列挙されてあり、その中から取り上げられた単語・熟語が2500以上詰まっているという感じの一冊です。
さらに各単語には類義語、派生語、対義語、よく使うようなフレーズが細かく載っているので全体の情報量はほんとうに莫大です。
この単語帳の表紙の裏には「本書の達成可能レベル」が「英検準1級」ということで、まあ納得しますし、これを全部覚えたらすごくレベルアップできることは確かだと思います。
これだけの膨大な量をひとりでどこまで続けられるかは本人の意思次第ですが、例文の英語も日本語訳も「現代英語」とうたっているだけあって、他の単語帳にありがちな、まじめな英文に直訳っぽくて硬い日本語訳が付いているものとは違って読みやすいです。
いろいろな単語帳を見てきましたが、やはり例文はあるほうが嬉しいですし、その例文が日常的な方が頭の中に入りやすいと思います。
やはり最後にどうしても気になるのが、これだけの量とレベルが詰まった単語帳をいつ読破できるかは、我慢強いほうとは言えない私にとっては多少きついかと。
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そうなんですね。小さな字で書いてあって、しかも500ページを超えるボリュームとなると、相当うまく計画を立てないと挫折しかねません。その点がまず気にかかります。
何度も受験できるTOEICや英検対策としてなら良いでしょうが、“入試までに” という時間が限られた受験生はよく考えて使う必要があります。
また、レベル別になっていませんから『英単語ターゲット1900』をご紹介した記事のコメント欄で、灘高キムタツ先生が “最初の超基礎部分800語が使える” と教えてくださいましたが、そういう目的を絞り込んで、部分的に利用するという方法も、DUOでは難しいですね。
ただ、別売りなのが残念ではありますが、↓のCDに付いている小冊子が便利です。これには感動しました(笑)。通勤や通学中に確認できるようにとポケットに入るサイズのものが付いています。
リスニングが苦手な人なら基礎編でも良いでしょうが、一般的には復習用のナチュラルスピードの方が良いと思います。
『CD Duo3.0基礎用』鈴木陽一 2940円
『CD Duo3.0復習用』鈴木陽一 1260円
いずれにせよ、上で挙げたような内容、特徴を持っていますので、大学受験というよりは、英検やTOEICなどの資格試験に向いている教材だと思います。
http://tokkun.net/jump.htm
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『Duo 3.0』鈴木陽一
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