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『安河内の英語魂』 安河内哲也 (ダイヤモンド社)

2006年10月28日 | 大学受験【英語】参考書など


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副題は 『 偏差値50から東大・早稲田・慶応・上智に受かる英語力を身につける究極の勉強法 』。

表紙うらには、でかでかと、『死ぬ気でやってみろ!』 と書いてあります。 びっくり。


産経新聞の書評では本書を、“入試まであと4ヶ月に迫った受験生にはうってつけ”であるとし、

文法の形や理屈だけを覚えるのではなく、“聞いて話し、読んで書く”実践的な英語を身につける方法論を述べている。「英語、英語」と頭を悩ませる受験生を抱える親の方も一読して、いっしょに英語を勉強してみては。』 と好意的に書かれていたので購入してみました。

安河内先生の本は、以前、『きめる!センター英語リスニングトレーニング』 をご紹介させていただきました。テキストには注文を付けたのですが、BGM付きCDは気に入っておりましたので、期待をして読みました。

そうですね、単語暗記など、英語の勉強方法をずらっと紹介しているのですが、通り一遍と言っては申し訳ないのですが、もう少し掘り下げて欲しかったです。

これなら少し前にご紹介した『東大生が教える!超暗記術(徳田和嘉子著)』 の方が、ずっと実践的だと思います。 確かにいくつかは参考になる指摘もありますが、とても、副題にあるような、早慶上智レベルではありません。英語の指導経験があって、方法を工夫したことのある人間であれば、アルバイト学生でもアドバイスできるのではないでしょうか。

英語の参考書なのか、英語に関するエッセーなのか、残念ながらやや中途半端な印象を持ちました。 誤植も目に付きます。特に、分数の解説のある、P171は肝心のところでミスがあるので、受験生は戸惑うでしょう。

非常に売れている、泉忠司先生の『歌って覚える英文法完全制覇』 も肝心なところでの、誤植の多さに驚きました(そういえばこれも産経の書評に出ていた)が、英語の本ですから、英語の部分だけでも細心の注意を払っていただきたいですね。ホントに。


英語の勉強すべてを網羅しようとしているため、結局、リスニングにしても、文法や作文にしても、説明や例文が少なく、それを補うように、各課の最後にご自分の別の参考書を紹介されています。実際、本書よりそちらの方が良いでしょう。

厳しい書評になりましたが、安河内先生は、アマゾンで見ますと、著作が60冊以上になっています。また、東進ハイスクールのカリスマ英語教師と言われ、受験生に対する影響力はかなり大きいはずですから、もう少し丁寧に作って欲しかったですね。

英語を教えた経験のないアルバイト講師が、指導方法の参考にするのが良いかもしれません。失礼ながら…、安河内先生! 『死ぬ気』で書いていただきたかった。


http://tokkun.net/jump.htm 

安河内の英語魂 偏差値50から東大・早稲田・慶応・上智に受かる英語力を身につける究極の勉強法

ダイヤモンド社

詳  細

『安河内の英語魂』 安河内哲也
ダイヤモンド社:214P:1365円 


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4 コメント

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Unknown (yumamiti)
2006-10-28 12:16:45
おはようございます。

朝から、とても面白い記事を見せていただきました。厳しい内容でしたが、VIVAさんの真剣さが伝わってきます。『死ぬ気で』というインパクトの題は素晴らしいのに期待したほどではないということですか。短い人生で死ぬ気でやる勉強は、きっと実力になりましょうね。



yumamitiさん (VIVA)
2006-10-28 12:53:59
ねえさん、こんにちは。そうなんですよ、有名人でも、ちょっと売れると手を抜いたような本が、散見されます。残念なことです。



キムタツ先生は大丈夫だと信じておりますが(笑)。

産経新聞もボク雇ってくれればいいのに~、なんて。



コメントありがとうございます。また遊びにおじゃまします!

笑えました (ysbee)
2006-10-29 07:45:44
今日の書評、かなり笑えました。(失礼)

「『死ぬ気』で書いていただきたかった」……わっはっはで、厳しくも優しいVIVAさんの面目躍如です。



英語は耳から入るのが近道ですよね。こちらに来て一番困ったのがヒアリング。アメリカ人は、映画やテレビのようにきちんと話しませんから、ほとんど主語がない俗語の言い回し。発音はリエゾン化されて、日本語で言えばべらんめえ。もうさっぱり聴き取れず、何回もたずねるのも迷惑なので、最後は結局筆談。((x_;;))

「How do you do?」と言ったら三歩下がられました。こんな19世紀英語は、国連でしか使いません。でも「What's up!」までは落ちたくない。「Nice meetin' you」あたりでしょうか。



受験用の英語は、それなりに構文をマスターする上では非常に大事ですよね、文書を読む際の読解力の基礎になりますから。ただほんとの実用英語は、大学に入ったあとで映画やテレビからでもいいですから、生の会話をマスターすべきでしょうね。さもないと私みたいに、筆談のろうあ者と間違われかねません。(3年経った段階でやっとメモを卒業、5~6年でほとんど理解できるようになります。若い方ならもっと早く慣れるでしょう。)

韓国の英語教育はその点実用本位のようで、こちらに移住した韓国人は高卒でも即英語ペラペラです。どういう教え方をしているのか知りたいものです。
ysbeeさん (VIVA)
2006-10-29 16:07:23
Hello! は大丈夫でしょうか(笑)?



そうですか、How do you do? は19世紀英語ですか?この間買った、リスニングにも日常会話で何となく使われていました。貴重なご意見ありがとうございます! 



実は、What's up? は入試によく出るんですよ?日本の入試問題も変わりつつありますね。会話重視が行き過ぎて、授業数が減りましたから、今の状況は、まともな文は読めないし、書けません。



確か、韓国の英語に関する本を読んだはずですが、書名を忘れました。いずれ記事にしてみますね。



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