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『新・アメリカ合州国』 本多勝一

2006年10月04日 | エッセイ

  



昨日、保守の大物を取り上げましたので、今日は本多勝一氏です。

本当に昔からたくさんの方に、本多氏の著作を薦められました。ベトナムに関する著作で国際的にも名を知られた存在になるも、『中国の旅』では、中国政府の言いなりだと激しく批判されました。

信奉者も多い一方で、余りにも反米親中で、日本のジャーナリストとは思えない、などと糾弾される本多氏ですが、私はこれまで、氏の意見を雑誌などでは見ていたのですが、勉強不足で氏の本を読むのははじめてでした。


本書は32年前に訪れた同じ土地、同じ人々に会いに行くいわゆる定点観測的エッセー、紀行文で、アメリカの変化を見、後半は対談集という形式になっていました。

2003年に出された一冊ですが、アメリカの悪いとされる部分の分析に関して、氏の指摘はほぼ的を射ているように思いますし、マイノリティーに向けられる優しい視点やそこで語られる正義は好感が持てます。

ただ、個人的には、もう少し、アメリカに対する嫌悪感を押さえ、社会科学的で論理的な分析をして欲しかったと思います。「史上最悪の帝国」など、表現が誇張されていて、良い面はあえて取り上げていないような印象を受けました。人権抑圧ならば、中国の方が、問題がありそうですし…。

また、強度のアメリカ(文化)嫌いなのでしょう、マクドナルドの食事を『早食いエサ』とののしったり、肥満が多いことをあざ笑って表紙の写真↑にまで使っていたりすることはやり過ぎでしょう。

扇動政治家やテロ組織ならいざ知らず、多くの読者を持つ言論人がやるべきことではないと思うのですが、いつもこうなのでしょうか。この過激さゆえの人気なのでしょうか。 ちなみに中国に関する記述は対談の中の一度だけ、対談相手の批判的コメントに同調していました。

確かにおもしろかったです。ただし、ちまたで言われている本多氏の評判が、好悪ありますが、本書だけでは、その真意はわかりませんでした。また、機会があれば読んでみたいと思います。

氏の著作でなくとも、その系譜につながるような方のものでも、お薦めの本があれば教えてください。お願いします。


http://tokkun.net/jump.htm 


『新・アメリカ合州国』本多勝一
朝日新聞社:334P:735円



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10 コメント

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最近あんまり良い噂を聞きませんが (bucky)
2006-10-04 15:40:58
本当にずいぶん昔、まだそれほど悪評のなかった70年代(古い!中学生か高校生の時だったか)に「戦場の村」「ベトナムはどうなっているのか」「極北の民族」・・・等、かなり読みました。そういえばNHK受信料の問題についても早くから書いていましたね。当時はずいぶん面白いと思って読みました。

近年は「噂の真相」の岡留安則氏にずいぶん書かれたりして評価が極端なのであえて読んでいません。VIVAさんの評価はあたっているかもしれませんね。
Unknown (kazu4502)
2006-10-04 17:25:58
いつもお世話様です。

2位に復帰しましたね、すごくうれしいですよ。

あと一息です、応援しています。

さて先般、博士の独り言と言う有名なブログがサイバーテロにあいました、ご存知かと思います、当ブログも現在、怪しいもの(1名)から攻撃を受けています、写真がカットされたりしています、この言論の自由を奪う族に対して徹底的に取り調べ中です、したがって失礼でしたがコメントは許可制となっています、只今侵入者に対して削除されることを防ぐため、ミラーサイト等も考え、自社サーバーに切り替え中です、許可制などご迷惑をおかけしております、大変申し訳ありません。

彼らの狙いは10月02日の記事を何としても削除したい、そのためにはアダルトサイトなど大量に送りつけ、攻撃を仕掛けてきています、絶対に許すわけにいきません、必ず卑屈・陰険な奴らを暴き出し徹底的に打倒していきたいと思っております。

今後ともご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

『中国の旅』についての当事者の感想 (milesta)
2006-10-04 17:44:02
ついこの間の記事で、南京事件当時現場にいたカメラマンが『中国の旅』について

「・・・何故日本人に聞かないで、あのような都合よい嘘を載せるのかと思いました。当時南京にいた人は誰もあの話を信じないでしょう。それ以来、私は自宅で朝日新聞を購読するのをやめましてね。その時、配達員に朝日は嘘を書いているからやめる、といいました。」

と語っている部分を取り上げました。

TBさせてもらいましたが、このセリフが載っているのは『「南京事件」日本人48人の証言』です。著者の主観が入らない資料的価値の高い本だと思います。
buckyさん (VIVA)
2006-10-04 18:23:02
そうでしたか。今頃取り上げたのは、確かにいろいろな本で、中国問題を中心にたたかれていましたが、本当に、何人も本多氏の著作を薦めてくれるんですよ。信奉者だけでなく、大学生まで!



アマゾンで見ますと、ものすごい著作の数で、本書は当時一番新しかったので読んだものです。



また、いろいろ教えてくださいね。
kazuさん (VIVA)
2006-10-04 18:32:17
そうだったんですか、あれ?と思ったんですが、何も書かずにランキングだけ押しておいたんですよ。



今、あらためて拝見しました。許せないですね、サイバーテロ。“博士の独り言”からは拙ブログにも何度かTBが来ていましたが、サイバーテロにあっていたんですね。



今、博士の弟さんのブログで確認したら、記事が消されてしまうんですね。卑劣な行為です。



こういうことが一般人のブログにもあるということを知ってもらう良い機会ですね。kazuさん、がんばって下さいね!

milestaさん (VIVA)
2006-10-04 18:35:32
『中国の旅』の評判は散々ですね。私もずいぶん昔から、聞いていました。ジャーナリストというものは、やはり真実を書かなければならないだろうし、仮に、だまされて、間違った報道をしてしまったら、後始末をきちんと付けるべきだと思いますが、どうも、本多氏は中国に聞いてくれと言ってしまったようですね。
Unknown (milesta)
2006-10-04 22:03:26
そう言えば、何日か前にコメント欄で話題になっていた稲田朋美議員は「百人斬り訴訟」で本多氏を訴えた被害者側の弁護士でしたね。この時も本多氏は「歴史的事実だ。」の一点張りで、原告側を歴史捏造者呼ばわりしていました。後始末は無理でしょうね・・・。

milestaさん (VIVA)
2006-10-05 00:42:50
そうでした。百人斬り報道もありました。



それにしても、kazuさんのコメントにあった稲田さんがその弁護士で、しかも今、議員さんなんですか。



へぇ~、というしかありません。毎度のことながら、自分の勉強不足を恥じ入るばかりです。



何か、時代が変わるかも知れない、そんな大きな流れが来ているんでしょうね。



それにしても、いつも貴重なコメントありがとうございます。
Unknown (Mizo)
2006-10-12 21:53:45
本多勝一氏の書籍、学生時代によく読みました。

そしてVIVAさんのこの記事を読んで、本書を買いました。現在読んでいる最中です。

氏の「北海道探検記」も、本書同様何十年もたってから北海道を再訪した経験が追記されており、本書に似たスタイルです。

氏はやっぱりアメリカ嫌いなんでしょうね。私は本書、おもしろく読めています。
Mizoさん (VIVA)
2006-10-12 22:09:45
お~ごぶさたです。見ていてくださったんですね、ありがとうございます。また、感想や、お薦めがあったら教えてください。



『北海道探検記』はおもしろいですか?“探検”するんですかね。チェックしてみます。またそちらにも寄らせていただきます。



本当にありがとうございました。

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