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『片手の音  ’05版ベスト・エッセイ集』 日本エッセイスト・クラブ

2006年06月27日 | エッセイ
  
すばらしいニュースです。私のブログで “湖の騎士” というニックネームで拙文にコメントを下さる、廣淵升彦先生。先生のエッセイ 『脱皮するカニ』 が、日本エッセイストクラブが選ぶ、2006年度のベスト・エッセイのひとつに選出されました!

心よりお祝い申し上げます。

廣淵先生は現在、“国際ジャーナリスト”という肩書きですが、テレビ朝日ニューヨーク・ロンドン支局長、テレビキャスター、大学教授、横須賀市教育委員長などを歴任されました。こうして先生の作品が、ベスト・エッセイに選ばれたのは、“3年連続5回目”のことです。イギリスのチャールズ皇太子にもインタビューしていらっしゃいます。

詳しくは先生のブログ、
 【 Masuhiko Hirobuchi - View of the World 】 をご覧ください。

さて、このベスト・エッセイというシリーズですが、日本エッセイストクラブが、毎年5月、前年度に発表されたエッセイの中から約60編を「ベスト・エッセイ」 として選出しています。そしてその作品を集め、毎年8月に、一冊の本として刊行します。

従いまして、廣淵先生の 『脱皮するカニ』 が収録される‘06年版が出版されるのは、2ヶ月後です。(発売前ですが、先生に許可をいただいて、リンクを貼らせていただきました。ぜひお読み下さい)

今日はお祝いをかね、昨年度のベスト・エッセイ集である本書をご紹介します。ここに収録されている廣淵先生のエッセイは 『禁酒の国の赤ワイン』です。


■■■■■■■ ご紹介 ■■■■■■■

世界が恐れる独裁的なテロリストであり、敬虔なイスラム信徒ともされる、カダフィー大佐との会見のために訪れたリビア。

酒が厳禁されているはずのリビアのレストランで“赤ワインがある” とウエイターにもちかけられたエピソードを元に、厳しい戒律の中でも育まれる文化、たくましく生きる人々のユーモアやウィットを紹介します。

そして、アメリカと戦うことさえいとわない、“狂犬”カダフィー大佐との緊迫した単独会見の場面へ。

限られた時間の中で、カダフィーの本質に迫るため、核心を付く、ストレートな質問を発する国際ジャーナリスト、Mr. Hirobuchi、大佐の逆鱗に触れないか、身の危険はと心配し、戸惑い恐れる老通訳、はぐらかすカダフィー。読み応えがあります。

さすがに迫真の筆、珠玉のエッセイと申せましょう(先生は、レーガン元米大統領やポールマッカートニーとも単独会見をされています)。読者に、マスコミの流す表面的な情報を鵜呑みにしてしまう危うさにも、それとなく警鐘を鳴らします。

稚拙なご紹介で、かえって先生のエッセーの品性を落としてしまうと申し訳ないので、ここでやめておきますが。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

他の方々のエッセイもすばらしい。それもそのはずで、収録されているのは、堺屋太一、藤原正彦、山藤章二、夏樹静子、佐藤愛子、紺野美沙子、泉麻人、玄侑宗久、日高敏隆の各氏を含め、きら星のごとく、60名の日本を代表するような名文家、知性が並んでいるのですから。

取り上げるテーマはまさに千差万別ですが、どれをとっても、その信じられないほどの感受性や、深い洞察力に豊かな教養が、最高の表現力でもって目の前に現れます。一冊の中に、無限の広がりのある宇宙が存在するかのようです。

さしでがましいようですが、私はぜひ本書を翻訳し、諸外国の日本語学科などにどんどん配ったらどうかと思います。日本の経済だけでなく、教養人のレベルの高さ、文化の奥深さをアピールするのに最高のテキストではないかと思うのです。この時代の日本人が何を考えているのかという、歴史的な文学史的資料としても大変価値のあるものだと思うのですが、いかがでしょうか。

廣淵先生、これからもますますのご活躍、祈念しております。


また、そもそも廣淵先生のような高名な方に、拙ブログをご紹介いただいた、tiakujoさま、本当にありがとうございました。この場でお礼申し上げます。


片手の音 ’05年版ベスト・エッセイ集

文藝春秋

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『片手の音  ’05版ベスト・エッセイ集』 日本エッセイスト・クラブ
文藝春秋:277P:1600円


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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tiakujo)
2006-06-27 15:29:07
そもそもここに tiakujo とあること自体が、不思議と思えるレベルの者ですのに、重ね重ね恐縮です。

廣淵先生もVIVAさんも、日本の将来を見捨てたくないのですよねぇ。

くれぐれも、みなさんの力で、孫たちの将来をよろしくお願いしま~す。
TB 有難う御座いました (マフ)
2006-06-27 15:31:37
TB 有難う御座いました ちなみに ヤフー人気度 指数で TB 一件で 訪問者60人分に 相当 するらしいです!
面映いですが楽しみ満載 (湖の騎士)
2006-06-27 18:14:46
ここまで持ち上げていただくと面映いです。私の文はともかく、他の筆者の方々のエッセイは、軽やかでありながら、じーんと心に残るものがります。それに短いところもいいですね。読書好きな方には責任をもってお奨めできる本です。
マフさま (VIVA)
2006-06-27 18:43:04
コメント・および情報ありがとうございます。ヤフー人気度指数というのが、あるのですか。知りませんでした。まさか私のブログにTBすると60人がそこを見るという意味ですかね?そこまではさすがにないと思いますが…。
湖の騎士さま (VIVA)
2006-06-27 18:46:26
というか廣淵先生、お越しいただきありがとうございます。持ち上げすぎですか(笑)。そんなことないと思いますが…。



’06年版も楽しみにしております。

今後ともよろしくご指導下さい。
TBありがとうございました (詠里庵)
2006-06-28 04:35:54
TBありがとうございました。大変な本の紹介ブログですね。ほぼ毎日紹介とはすごいものです。しかも内容の充実していそうな本ばかり。本屋のトップに置いてある「売らんかな」本と違う紹介が嬉しいですね。ところでピーター・バラカン氏の声、暗いですか?なかなか味のある語り口と思っているのですが。
TBありがとうございます (angelparte)
2006-06-28 08:36:17
初めまして。TBいただき、ありがとうございましたv

本を紹介するブログを書かれているんですね。まだ少ししかお邪魔していませんが、取り上げられている本が幅広くて驚きました。

大変興味深いです。ぜひまたお邪魔させていただきます。
詠里庵さん (VIVA)
2006-06-28 10:41:58
コメント恐縮です。バラカンさん自体は私は大好きで、テレビで60minutesを紹介しているものは、欠かさず見ておりましたが、このCDは…。でも↑で申し上げたとおり、それが名作の重みになって本当に聞こえてくるんですよ。でもそうなるために、どうでしょう100回は大げさかもしれませんが、かなり聞き込みました。生徒にはちょっと酷かな…と(笑)。
angelarteさん (VIVA)
2006-06-28 10:44:44
ごていねいにありがとうございます。私もぜひそちらで勉強させていただきますね。これからもよろしくお願い申し上げます。
はじめまして。失礼致します。 (みつ)
2006-06-29 11:42:45
はじめまして。こうじょうコム管理人のみつと申します。

書籍について書かれているのを読んで書き込みさせていただきました(^^)。コメント欄にすみません(^^;)。

今、多くのブロガーの皆さんと協力してブログのリンクサイト「こうじょうコム」(http://kojo-com.main.jp)を運営しているのですが、もしよろしければリンクさせていただけないでしょうか?

会社ではなく皆さんとの協力で運営しているサイトなので、比較的アットホームな雰囲気になっています。

ブログ紹介にも力を入れています。ブログ生活のプラスαとして是非ご活用ください。

お友達をお誘い頂いても構いませんので、是非ご一緒にご参加ください(^^)。

もしよろしければ下記項目をリンク登録フォームにお願い致します(^^)。



お名前:

タイトル:

ブログのURL:

希望ジャンル(5個まで):

紹介文(50字程度):



ジャンル分けや紹介文の作成が面倒な場合は「リンクフリー」とだけ書いていただければこちらで振り分け等させて頂きます(^^)。

唐突なお願い失礼致しましたm( _ _ ;)m。
リンクありがとうございました(^^) (みつ)
2006-06-30 10:33:56
コメント欄に失礼致します。こうじょうコム管理人のみつです(^^)。



リンク登録が完了しましたので報告致します。

間違い・訂正等がありましたらご連絡ください。

ブログ紹介に力を入れて運営していきますので、今後のブログ生活のプラスαとして是非ご活用ください。

また、新しい分野・世界に興味を持つきっかけにして頂けると嬉しいです。

何かありましたら気軽に連絡してくださいね(^^)。

リンクして頂きどうもありがとうございます。

今後ともよろしくお願い致します(^^)。



こうじょうコム

http://kojo-com.main.jp/

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