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『頭は必ず良くなる』 日垣隆 (池谷裕二・岸本裕史・佐藤達哉・和田秀樹+有村美香)

2007年02月01日 | 受験関連書籍


頭は必ず良くなる『日垣隆』.jpg



東京・神奈川の私立中学受験生のみんな、一日目どうだったかな。緊張したと思うけど、終わってみればどうってことないでしょ。昨日も書いたけど、休みなく続くと思うから、今日の手ごたえが良くても、あまり良くなくても、もう終わったことは考えないで、明日、あさってと頑張っていこう!


さて、刺激的な本を出し続けている日垣氏ですが、本書は受験生や教育関係者に広く薦められる一冊で、4人の方との対談集です。日垣氏の著作は、以前に、『情報の「目利き」になる!メディアリテラシーを高めるQ&A』をご紹介しました。


そこで自らの仕事に対する姿勢などを余さず書いています。対談の時は相手のことを直前に猛勉強するらしいのですが、本書では日垣氏が教育や脳の専門家相手に、その勉強ぶりが発揮されているように感じます。


非常に分かりやすく、またテーマもきちんと整理されていますので、よくあるような、“寄せ集め” 的な読みにくさもありません。対談の相手とテーマは以下の通りです。



池谷裕二 “記憶力を高める方法” 

       “脳は使えば使うほど” 


岸本裕史 “見える学力、見えない学力”

       “基礎学力を伸ばすには”


佐藤達哉 “性格は変えられる?”

       “頭の良さは測れるのか”


和田秀樹 “試験勉強は役に立つ”

       “褒められて高い木に登ろう” 




池谷氏は話題の脳学者ですね。拙ブログでも『最新脳科学が教える高校生の勉強法』、また糸井重里氏との共著『海馬』を取り上げました。本書でも小学生の時の脳の発達の仕方、鍛え方、歳をとってからの脳の働きについて述べています。


以前、 『小3までに育てたい算数脳(高濱正伸)』をご紹介しましたが、なるほど脳に対する刺激をいうことを、教師や親も、もっと日頃から考えるべきだと改めて思いました。


岸本氏は残念ながら最近亡くなられましたが、教師を40年間勤めた後、学力コンサルタントとして知られています。テーマの『見える学力、見えない学力』は氏の大ベストセラーの書名と同じです。また百マス計算の生みの親とも言われています。


教育問題のエキスパートらしく、ゆとり教育の問題点や、学級崩壊や詰め込みに関して、あるいは家庭学習やしつけのポイントなどを教えてくれています。教育政策と現場の変化などもわかります。


佐藤氏は心理学者で、頭の良さや、性格などの研究をしています。著作も多数あります。いわゆる頭が良いとか、性格に関する誤解などを心理学的な側面から指摘します。本書ではIQについての誤解などを取り上げています。


和田氏は肩書きだらけですが(笑)、以前『受験に強い子をつくる!わが子を「勝ち組」にするための必勝受験術』 を取り上げました。本書でも、受験や教育問題に関して、精神科医として、また教育者として、さまざまな視点から示唆に富む指摘をいくつもしています。


ご自分のエピソードや外国の教育事情、また心理学的な側面からのいじめ、さらに効果的な学習についてのアドバイスなどです。



日垣氏は、はっきりものをいう性格ですから、読み手によっては反感を持たれることもあるようですが、私は、氏の手抜きをしない書き方が気に入っています(笑)。


対談というと、時に片方だけが中心となる意見を語ったり、かみあわなかったり、突っ込み不足だったりすることがよくありますが、本書は編集がうまいのか、どの対談もすんなりと頭に入ってきますし、要点がおさえてある印象です。


本書をメモを取りながら読むのが効果的かと思いますが、やはり4人それぞれのページ数に限りがありますので、お読みになって興味を持たれたら、その方の著作を読んでみたらよいのではないでしょうか。


もう一人、すべての対談に母親代表でしょうか、アシスタントでしょうか、インタビュアーとしてTBSのアナウンサー、有村美香さんが参加していますが、でしゃばりすぎず、かといってお飾りでもなく、うまくかみ合っていました。



http://tokkun.net/jump.htm 

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6 コメント

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これ、読みました (bucky)
2007-02-01 17:01:33
ストレートなタイトルで少し気恥ずかしいように感じましたが、おっしゃるように内容は大変簡潔で分かりやすいものでした。
何を期待して買ったかって?「まだ、少しは良くなるかな、頭・・・」なんて、ね(笑)。
確か、必ずしも年齢とともに記憶力が衰えるわけではない、覚え方が違ってくるから、などとも書いてあって、ナルホド、と思ったりしました。
手許に本がないので定かではないのですが(間違っていたらごめんなさい)、確かあとがきに自分がどう勉強したか、などという話もあってそれにも感心した覚えがあります。
頭は必ず良くなる・・・ (ふる)
2007-02-01 17:10:10
じゃ、顔はどうでしょう?(笑)

この本は読んでないのですが、対談集だったのですか。
面白そうです。
中谷美紀の「インド旅行記」を読み終わって、
次に池谷氏の「進化しすぎた脳」を
読むつもりだったのだ、タイムリーなお話しでした。

和田秀樹氏は高田純次氏との対談、
確かタイトルが「適当論」(いや違うかもしれません)がなかなか面白かったです。

ボケ少なめにお送り致しました。

追伸:今日VIVAさんの期待を裏切るような
真面目記事書きましたので、万が一気が向いたら
ご賞味下さいませ(笑)

buckyさん (VIVA)
2007-02-01 17:44:50
そうですね、このタイトル、私も著者が日垣氏じゃなかったら、対談相手が池谷氏や和田氏がなかったら、買いにくいかも…。あとネットなら関係ないけど、本屋さんだと照れるかもしれませんね(笑)。

あとがきというより、最後の和田氏との対談でお互いの受験当時の勉強方法なんかの話がたくさん出てくるんですよ。

良い本だと思いますよ。とても読みやすくて。良かったですね、お互い効果があって(笑)。
ふるさん (VIVA)
2007-02-01 17:48:06
実は、みなさ~ん、この前、ふるさんと飲んだんです!横浜で。ふるさん、良いよね、言っても。ってここで聞いても手遅れか?

夕方から飲んで、終電に間に合わなかった人が一人(笑)!おもしろかった。やっぱ写真撮っておけばよかったぁ~。
日垣氏の本 (風竜胆)
2007-02-01 22:29:34

日垣氏の本は、「すぐに稼げる文章術」を読みましたが、私は、好きになれませんでした。

根拠のよく分からないことを、決め付けたような言い方をするところは、どうも私の趣味には合わないようです。
風竜胆さん (VIVA)
2007-02-01 22:34:06
あっ、前回もお聞きしましたね(笑)。

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