ときわの広場

ときわ動物病院のコミュニティ。診療のお話やしつけ教室の様子など、ざっくばらんに綴っています。

皮膚科1 犬のマラセチア性皮膚炎

2013-08-30 11:27:26 | 院長のつぶやき
こんにちは、岡村です。



皮膚に炎症を起こした結果、
痒みを伴い、被毛を脱毛させることで、わんちゃんを苦しめる皮膚炎
痒みは一連の生体反応の流れで引き起こされます。
皮膚炎を患う動物では、「かきむしる」行為を防ぐ事が大切です
自分自身も幼少期にはアトピーがあり、掻きむしっていたのでよくわかります。



今回のテーマとなるマラセチア性皮膚炎とは、
マラセチアという表皮に常在する酵母様真菌による皮膚炎です。
この微生物は湿気と脂を好み、皮膚環境の変化や免疫機能の変化により増殖し、
病原性を有してしまいます
耳にもいますので、外耳炎の理由としてもよく目にします。
顕微鏡でみるとこんなふうにみえます。


P1030869



症状は脱毛、皮膚の炎症、肥厚、かきむしる、臭うなどで、
かわいそうな様相を呈してしまいます


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内服やシャンプーなどで病原体を抑え、
炎症を鎮め、かきむしる事をやめさせるなど、
上手に管理することで、改善がみられますが、
飼い主さんの努力がとても必要です


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同じわんちゃんとは思いにくいですね
良い皮膚のコンディションを維持するためには、
継続してシャンプー療法を行うなどが必要なこともありますが、
痒みもひき、気持ち良さそうに眠るわんちゃんをみていると、
なんだが頑張れちゃうという声をよく伺います



皮膚の痒みは、掻きむしって悪循環になってしまうので、
早めに病院と相談して対応してあげてくださいね




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