ときわの広場

ときわ動物病院のコミュニティ。診療のお話やしつけ教室の様子など、ざっくばらんに綴っています。

神経外科2 犬の椎間板ヘルニア2

2014-01-04 19:38:03 | 院長のつぶやき
あけましておめでとうございます
岡村です。
2014年になりました。
楽しみにみていただいているとのお声も多く聞きますので、
今年は、もっとざっくばらんなブログも頑張ろうと思っています


さて、今年最初に登場するのはぴあのちゃん。
年末に、後肢麻痺が発症してしまいました
排尿障害を伴う深刻な脊髄のダメージが疑われ、
入院しての内科管理を行いましたが、残念ながら、よくなりませんでした。

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足が麻痺してまっすぐに伸び、腰がもうあがらず、尻もちをついてしまっていました


わんちゃんがこうなってしまう理由はたくさんありますが、
椎間板ヘルニアが有名です。
確定診断には、脊髄造影検査、CT検査、MRI検査が効果的で、
椎間板ヘルニア以外の理由も探るにはMRIが最も有効でしょう。
どの検査を受けるかは、年令や発症時の禀告、他症状などから総合的に判断します。
当院では突出部位の場所を決めるためにまず、脊髄造影検査を行っています
単純エックス線撮影では脊髄が見えませんので、造影剤を脊髄腔に流してエックス線で可視化する方法です。
場所が決まれば、そのまま手術へ移行することも可能です
手術は片側椎弓切除術を行います。
脊髄の圧迫を解除し、突出したヘルニア物質を摘出する手術です。
外科が必要な急ぐべき流れなのか、内科で行くかをよく相談します。


ぴあのちゃんは、リハビリもよく頑張り、
腰が上がった時には、飼い主さんと一緒に喜びあい
日に日に良くなって行く様子がとても嬉しく、



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退院のとき、飼い主さんの待つ方へ歩いていってくれました。
この喜びはほんと、仕事冥利につきます
動物の頑張る力には感服しちゃいます
よかったね、ぴあのちゃん


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椎間板ヘルニアは、重症例では腰がたたなくなるため、
放っておけないことは一目でわかります
もし、発症してしまったら、
それ以上、悪くならないよう、ケージかキャリーにいれっぱなしで安静に過ごしながら
病院に走ってもらうことが大切で、抱っこなどは避けた方がよいと考えています

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