ときぶーの時間

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風に舞う放射能

2017-11-21 10:10:50 | 日記
みなさん、お久しぶりです。
やっと富岡に行ってきました。
富岡町の放射線測定も無事に終わり、会津若松・郡山・楢葉・いわきへ回って昨日の夜遅くに横浜に帰って来たので更新が遅くなりました。

今回も放射線量測定にご協力下さいました名古屋市のNPO法人チェルノブイリ救援中部様と南相馬市の放射能測定センター南相馬とどけ鳥様、そしてお手伝いいただきましたボランティアのみなさん、本当にありがとうございました。


測定を終え富岡町役場に集合した時の写真

今回、僕が担当した地区はそれほど放射線量が多くない場所でしたが、それでも東京都新宿区の10~20倍は普通にあり、場所によっては30倍を超えアラームが鳴りっぱなしになる場所が多かった。


今回、僕と一緒に測定してくださった一般社団法人南相馬農地再生協議会の星野賢一さん。
放射線量が少し多い数値を示すと、こうして自前の測定器で計測してくれました。

星野さんは南相馬市で農地再生のため菜の花栽培を始め、菜の花から食用油を採取し商品化。
今後、バイオ燃料を作る計画を立てていて、バイオ燃料の商品化を目指しています。

星野さんの話は僕には刺激があり、とても楽しい時間でした。
少し元気をもらいました。


これは富岡町の太陽光発電のある場所の写真。
ここで一番びっくりしたことがあった。

こんな発電所が至るところに見られるような町になったのですが、地上1cmのところの測定を終えたときの数値が0.19ミリシーベルト。
しかし一台のダンプカーが僕の目の前を通過したあと、2台の計測器のアラーム音鳴りっぱなしになった。


左の測定器も直ぐに0.3を超えアラーム音を鳴り響かせた。
これは地上1mの高さでの数値。

放射能汚染物を積載し走り回る大型トラックが放射能をまき散らせているのを改めて実感した瞬間でした。
常に放射能が風に舞っているのか・・・・

除染したあとにこれでは・・・・・・
子供はここに帰してはいけないと・・・・

星野さんも「国道6号線付近は線量が高いのですが放射能汚染物を運ぶ大型トラックの影響が大きいと」


本岡地区にあるお堂

ここの地上1cmの測定値がこれ。


新宿区東京都レベルが0.01だから、かなり高い数値です。

地上1mの数値がこれです。


この高い数値では子供たちを町に帰す訳にはいかないし、本格的に森林除染をしなければいけないのでは。
国や環境省は帰還する住民の事を考えて政策を立て実行してほしいと思った。

最後にこの写真

測定を終えて自宅に寄ってくれた松ちゃんの写真。
なんと僕の家に泥棒が入りまして、警察の現場検証に付き合ってくれたんです。

僕の家の前のお宅も被害を受け、現地で被害者同士のまさかの再会でした。
今でも、こうして火事場泥棒が入るのだから、呆れて何も言えなかった。

これじゃぁ、うちのかみさんが「怖い」って言うのもわかる。
今では住みつき泥棒なんていうのがいるらしいが、こういう話題がない町になってほしいと思っている。

近いうちにまた富岡に行ってきます。
それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。























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