山の妖怪神「房総・鹿野山の鬼」


▼某月某日 山の妖怪神「房総・鹿野山の鬼」

 

神話の日本武尊伝説は、征伐する話ばかりで、された側は鬼や悪神
ぐらいで片づけられています。


しかし、鬼はもともと隠れて見えないものをいうオヌ(穏)の転化。
つまり大和朝廷からみて、見たことのない強くて怖い地方部族は
「鬼」ということになるわけです。


房総の鹿野山には日本武尊に征伐されたという鬼・阿久留王の墓が
あります。


鹿野山の名はもともとは金属が生まれる意味の金生(かのう)から
きた鉄の山だという。その製鉄部族の王が阿久留王だという。


なるほど日本武尊は各地の製鉄部族をねらってまわったとも聞きま
す。


となれば阿久留王は製鉄の神。毎月1回、地元の製鉄関連の会社が
供養しています。


道路わきに車やマイクロバスがならび、大勢の人たちのならぶ前で
神野寺の尼さんの読経。


それに会わせて代わる代わる焼香をしています。
・千葉県君津市。


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