昨日はまたまた十勝連峰へ。
美瑛富士~オプタテシケ山~美瑛岳を巡り、あわよくば十勝岳まで足を延ばし、富良野岳からオプタテまで踏み跡を残そうと企んでいたが、結果から言います。惨敗です。
早めスタートしたかったが、なんやかんやで5:30望岳台スタート。大丈夫かな?30km弱の距離?
この時間でも駐車場は満員御礼!停めるとこなし・・・
仕方ないので道路横に置く。
これから向かう美瑛岳、美瑛富士方面、ガスがかかってるが思いのほか天気は良さそうだ。よしよし・・・
雲ノ平分岐
富良野岳を望む
こりゃ、いい日になりそうだ。よしよし・・・
硫黄沢を渡って小尾根を上がり、十勝岳避難小屋
これからは雲ノ平のトラバースに入る。
夜露で脚はべちょべちょになる。ハイマツの高い所では陽もあたらないので涼しい。涼しいというより寒い・・・よく見ると息が白く見える?マジか~?
十勝岳中腹を回り込んで
も少し回り込んで、爆裂火口も見えてきた。
函状の沢の状態
ポンピ沢
水量はさほどではなかったので、楽々渡渉。飛ぶ必要さえなし。
いよいよ気の重い急斜面登りだ。この登りは2回目だ。1回目は昨年の春で板を担いで登ったのだが、知らないってこわいね~・・・夏装備で登ってもけっこうきついここを、知らないとは言え、板担いで登ったのは我ながら感心した。ほんとに知らないってこわいね~。
途中十勝岳がきれいに見えた。
美瑛岳分岐
美瑛岳ピーク下の雪渓終点から、この沢を昨年滑っている。
その時の動画がこちら
ここから美瑛岳は行かず、美瑛富士分岐に向かいます。
美瑛富士分岐
振り返って美瑛岳
まずは1座目美瑛富士へ
体は汗をかきますが、風は涼しいです。
到着~
目指すオプタテまで、はっきりすっきり見えてます。いやいや、天気でなにより・・・
振り返って美瑛岳、こちらからの登りもきつくない?
まってろや~ オプタテ 行くぜよ!
まずは石垣山
なぜに石垣山なのか?わかったような気が・・・岩!岩!岩!・・・だ・・・
ここを回り込んで見えた。まだまだ遠いな~。
なにやら、西の方から雲が押し寄せている。おいおい、冗談じゃないよ!急がねば!
ベベツ岳を越し、西の雲と東側からの風の攻防の末、なんとか持ちこたえてくれた。
最後の登りだ!
やっと着いた!夏のオプタテだ!
かろうじてトムも見える。冬に2回来てるが夏は初めて、周りが見えたのも初めて。
歩いてきた稜線方向
ずっと見てたいがまだまだ先は長い。そこそこにずらかる。
「冬にまた来るぜ!」
美瑛富士分岐に向かう途中、美瑛岳がすべて真っ白に包まれた。
「こりゃ登ってもしゃ~ないな」 このままスルーして帰る気してる。涼しいといえば涼しいが、暑いと言えばまだ暑い。
持って行った水も足りない。それ以前に足の裏が痛い・・・体力不足、経験不足、準備不足が露呈する。
美瑛岳分岐まで来ると、一筋の雲もなくなっている。スルーする言い訳がなくなってしまった。
「ええ~い、行くしかないじゃない!」
へろへろになって登って行く。もうすでに十勝岳は諦めている。そもそも叶うことならばということだったのだから・・・
時間も足りない、体力も足りない、今の自分はこれくらいで限界なのだ・・・
美瑛岳ピークが見えてきた。
到着
やっぱ、十勝岳はまだまだ遠いな~。諦めよう~。今度十勝岳~美瑛岳でまた来よう!
オプタテから来た道のり
美瑛岳から美瑛岳分岐への下りは、ところどころ大きくえぐられていて、下り方が悪くて右の膝を岩にぶつけてしまった。その右膝をかばうようにして左膝を強打・・・「あうち、いてぇ~」 なんてこったい!転げまわる・・・
マジ帰れる?動かしてみる・・・痛さの割には大丈夫の様だ、ちゃんと動くが多少痛い・・・ゆっくり帰るしかない・・・
ポンピ沢への下りはかなり慎重に下った。そのあともゆっくりゆっくりと・・・
車に戻ると18:00になっていた。なんと12時間行動だった。距離は26km。
膝はなんともなかったようだ。今は全然平気だ。心配ご無用。
それでは