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事故 −思い出した−

2008年12月17日 | 事故 −忘れないために−
N君のお父さんは
まず 「もっと早く来るべきじゃなかったのか」 と
私達が 「見舞いのひとつにも来なかったのはおかしい」 と言った。
『一般的に考えて』 口癖のように何度もこの言葉を使いながら。

そして
学校とは既に示談を交わしている事
その示談書を交わす条件として
あの事故の日に子供達が書かされた “状況説明書” のコピーと
学校が作っている調査報告書みたいなものを学校から貰っている
という話をした。
「私立の学校だからこういう事は表に出したくないですからね。」

こういうシーンって
たまに古いドラマとかで見るような気がする。

にしても
学校が示談書のために渡した?
その条件を出したNさんも怖いけど
生徒を売るような行為を平気でしていて
私達、親に 「示談書を交わすのは無理ですよ」 と
しゃぁしゃぁと言ってのけた校長先生にも
もう言葉が出ない。

Nさんは
「これだけ揃えていつでも裁判にかけられるように準備している。」
と言った。

前にも書いたように
その “状況説明書” にどれ程の事が書かれているのかは疑問だけど
Nさんはそれで私達の首根っこでも掴んでいるかのような言い方をした。

N君のお母さんは
事故の後でN君が 「 holly にやられた」 と言っていたのでそうなんだと思っていたら
本当は違っていて別の子だった。
あの時 「 holly にやられた」 と言ったのは
「中学校時代に holly からいじめられていたのを思い出したからだ」
とN君が言ったという話をした。
それを聞くまではいじめられている事は知らなかった
最近になって少しずつ話すようになってきてくれた と。

思い出したから 『 holly がやった』 と思ったのか
思い出したから 『 holly のせいにしよう』 と思ったのかは分からない
そもそも 『思い出したから』 っていう言葉がそこに出て来るという事が
私には理解できないのだから。

だって
思い出したという事は忘れていたという事。
今、高校2年生で “中学の時にいじめられていた” というのに
忘れていた?
相手が遠くに引っ越してしまったとか?
顔を合わせる事がなくなったとか?

いいえ
holly とN君は今も学校の同じクラスで毎日顔を合わせている。
なのに
この “事故” が起きなければそのイジメは思い出されることはなかったのか?

「思い出したから」 とN君が言ったのが事実なら
「 holly がやった」 と言ったN君の言葉の奥に
ちゃんとした彼の “意志” があると私は思った。
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