声高泡たち草

何気ない日常で感じ思ったことを遠慮なく書き綴っていきます。

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この判断、納得できません!

2006-10-27 16:44:51 | マンション管理士として
私は、下記の記事を読んで憤慨しています。

筆記試験で合格者平均点を上回りながら、面接で高齢を理由に不合格にされたとして、群馬大医学部を受験した東京都目黒区、主婦佐藤薫さん(56)が同大を相手取り、入学許可を求めた行政訴訟の判決が27日、前橋地裁であった。
松丸伸一郎裁判長は「年齢により差別されたことが明白とは認められない」などと述べ、原告の請求を棄却した。
同大が「医師には知力・体力・気力が必要」などと説明していたことについては、合理性があるとした。
訴えによると、佐藤さんは同大医学部医学科の05年度の入試で不合格となったが、大学に得点を開示請求したところ、筆記試験のセンター試験と2次試験の合計点は合格者平均より10点以上高かった。
(読売新聞)

なぜ、年齢を理由にして「知力、体力、気力が必要」の条件を満たしていないと主張する大学の言い分を、一介の裁判官が合理性があると裁断できるんだ。
よく、裁判の判断は国の判断と言うけど、結局は数人からの人間の判断なんです。
法律を勉強し、法の理念を理解し、多くの裁判を経験した裁判官が判断するのだから、そう一般人の心理からかけ離れた判断はしてないという信頼のもとで、我々一般人は裁判の結果を容認しているわけです。
しかし、今回の裁判官たちの思考は納得できないものです。

合格したおばちゃんは、56歳と一般受験生からみれば疑いなく高齢ですが、残りの人生を医師になって社会貢献したいと高邁な夢をもって、一生懸命受験勉強をしてきたはずです。しかも、合格者の平均点より10点以上高いというじゃないですか!
それじゃ、他の若い受験者よりもよっぽど知力あるんじゃないですか!
それから、体力を問題にしているけど医学部に合格すまでの受験勉強量は並たいていではないはずで、この受験勉強ができたということでも、体力に問題はないはずです。
そして最後の気力のことでも、上述のことから十分説明できているんじゃないですか?そもそも、内面的な気力の度合いを何を基準にしてるんですかね!

これから、医学部に入学して6年間勉強し一人前の医師になるには10年近くの年月は必要だとしても、このおばちゃんは、ブラックジャックのような外科医を目指すわけでもないでしょう。きっと、病人の精神的な面を支援できる医師を目指しているとおもいます。ならば、女性の平均年齢から逆算しても20年近く医師として活躍できるとも言えます。実際、90歳の医師の方で文化勲章までもらってバリバリ活躍しているじゃないですか!

更に余談だが、最近見たテレビ番組で、日本地図をほぼ完璧に最初に作成した伊能忠敬を紹介していました。伊能忠敬は51歳で天文学などを勉強しはじめ、56歳から本格的に全国を歩いて測量しながら完成させたということでした。しかも、数学の素養もあり、地球の円周まで現在の正確な数字とたった70km程度の誤差で求めたそうです。その当時の学問的水準からみれば世界的に誇れる仕事をしていたわけです。忠敬の生きた江戸時代の51歳は今では70歳近い年齢ではなかったでしょうか。そういう先人の実例もあるのに、どうして今回のような判断に収斂されたのか理解できません。

とにかく、このおばちゃんの前途を踏みにじるような判決に合理性がない!


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