寝台特急で行く北海道・その１：カシオペアで札幌へ

1月20日～24日にかけて、北海道に行ってきました。

目的は、
1.寝台特急カシオペアと北斗星に乗る事。
2.ニッカウヰスキー余市蒸留所見学。
3.大学の旧友との再会。
4.旅行後、神奈川県川崎市に住む叔母の家の電話交換・設定をする事。
です。

4はおまけなんですが、いちばんの目的は、やはり「寝台特急・北斗星」の定期運行終了がトリガーでしょうか。
結局、定期運行終了後も8月までは臨時列車として運行する事が決まったようですしね。

で、そうそう何度も出かける事は出来ないので、行きはカシオペア、帰りが北斗星という事になりました。

この組み合わせの方が、北海道の滞在時間が長いんです。

という事で、1日目。

まずは午前中、私はN病院にOT受診。奥さんは半日だけお仕事。

午後、新幹線あさま(E7系)で長野から上野駅まで移動。
上野駅の長い移動距離を二本杖をつきながらゆっくりと移動し、13番線へ。

鉄ちゃんがカメラを構えて待っています。

「あ～、ここだ」ってすぐに分かりますね。


えきねっと（JR東日本）から引用。


寝台特急・カシオペアが出発約1時間前に入線。
当然ですが、最後尾から入ってきました。
カーテンが閉まっているところが最高級のお部屋、展望室タイプのカシオペア・スイートですね。

私たちは贅沢せず、カシオペア・ツインです。


牽引車はEF510ですね。

札幌行きカシオペアの表示です。

カシオペアの行先表示。


上野駅ホームの出発列車案内表示。


さて、お部屋は4号車24番。
カシオペア・ツインの2階です。
入り口を見て「あれ?」何か違和感が…。

「故障中」
out of order
JR北海道

って、あれ?

慌てて車掌さんをつかまえて確認。
とりあえずは、はがし忘れって事で落ち着いて、お部屋に入りました。
「万一、何か不具合があったら言ってください」ってお言葉付きでしたが…。

とりあえず、私たちも室内をごそごそと見て回り、、いじって回り…
素人レベルでは何とも無さそうなので、気にせず寝台特急を楽しむ事にしました。


カシオペア・ツインの室内。
写真には写っていませんが、寝る時は写っているソファーが1人分のベッドになり、写真を撮っている方に半固定部分があって、もう1人分のベッドになります。
くの字型で寝る訳ですね。
狭い中に「トイレ」「洗面台」モニターなどを完備させているので苦肉の策なのでしょう。
それでも、天井高はそれなりに確保されていて、169cmの私が普通に立っても問題なしです。


ウェルカムドリンク。

出発後、オーダーを確認にきてくれて、あらためて持って来てくれました。

とりあえずひと息。ん～、寝台特急の旅行が始まりました。

夕食はダイニングカーの予約を確保出来ていたので、車内放送の案内でダイニングカーへ。

フランス料理コースを予約しておきました。

メニューは、
・オードブル
・海の幸とグリーンアスパラムースのサラダ仕立て
・魚料理 （真鯛のポワレ2種のソース）
・肉料理 （牛フィレ肉のソテーポルトソース）
・デザート （スペシャルガトーの盛り合わせ）
・パン
・コーヒーまたは紅茶
でした。


牛フィレ肉のソテーポルトソースです。

どれも美味しかったですよ。
一緒に、サッポロ・クラシック（北海道限定）生を頂きました。
何十年ぶりかで、いわゆる食堂車で食事をしました。感無量です。

と、ここまでは良かったんですが、入り口の「故障中」の張り紙に続くトラブルがシャワータイムに発生しました。


シャワールーム内のカード読み取り機

これに、事前に購入しておいたカードを入れて、使用可能にします。
カードは「すっ」と入って、読み込み後に戻ってきます。
で、使用時間は30分。シャワー（お湯）は延べ6分出ます。

ところが、この機械にカードを差し込んだところ、「シュッ」ともの凄い勢いでカードが吸い込まれたまま、シャワーが使用可能になりません。
カードも戻ってきません。

どうにもならないので、車掌さんの所に行き状況説明。


車掌さん2名でマニュアルを見ながら機械と格闘。

とりあえず復旧したのですが、原因は不明。
おまけに、私の利用時間は5分しか残っていませんでした。

シャワー時間は23時までで、事前にシャワーカードを購入しておかなければいけないんですが、既に完売。

すると、車掌さんから、「23時からで良ければあらためてご利用ください」との事。
予定がちょいとずれますが、せっかくなので23時からあらためてシャワータイムとしました。

ちなみに、私の後に予約してあった奥さんは問題なく使えました。


下が本来のシャワーカード。
使用日・シャワー室番号・利用時間、が書かれています。

で、上のカードが「緊急用シャワーカード」。
普通、お目にかかる事もないような物ですが、これを使ってシャワーを使いました。


北海道限定サッポロクラシック缶ビール。
シャワー前に買っておいたのですが、時間がずれたので、ちょっと冷たさが足りなくなっていますが、そこは寛大な気持ちで。
奥さんはワインのミニボトルで就寝前のくつろぎタイムです。
そして、初めての寝台列車での就寝となりました。

朝～。

寝台列車って結構ねれるものなんですねっ!

朝食は予約無し、早い者勝ちのダイニングカーへ行ってみました。
15分ほど前に行ってみると、思っていたよりは列が少なくてちょっと安堵。

窓側の2人席に座れました。


逆側の窓からは海が見えます。
既に青函トンネルを抜け、牽引車の切替（2回）も終わって、DD51が重連で牽引しているんですね。

朝食は、洋食を選択しました。


・パン
・ミニサラダ
・スクランブルエッグ
・ソーセージ
・ロースハム
・ハッシュドポテト
・プルーンジュース
・フルーツ（青森産リンゴ）のヨーグルトがけ
・コーヒーまたは紅茶
・デザート（夕張メロンゼリー）
というメニューでした。

美味しかったですよ。
デザートはお持ち帰り自由という事で、食べずに持って行かれる方もおられました。

食後は、荷物の整理や部屋の整理をして、モーニングドリンクチケットでコーヒーをもらって部屋でまったり。
北海道の景色を楽しみました。


いかにも北海道って感じですよね。


札幌着です。

トラブルもありましたが、楽しい寝台列車カシオペアの旅でした。

さて、これから北海道観光に突入します。