助手 「エスティマがマイナーチェンジしましたね。」
所長 「みたいじゃな。」
助手 「登場が2006年ですし、丸10年経過してるワケですけど、まだ引っ張るんですね。」
所長 「ま、ある程度の台数は見込めるんじゃろうな。」
助手 「まぁ、ライバルらしいクルマはオデッセイぐらいしか見当たりませんし、根強い人気もありそうですしね。」
所長 「アルファードなんかのデカいボックス型とヴォクシーなんかの5ナンバーサイズに需要が集中しとるじゃろ。市場の動向を考えれば、フルモデルチェンジには踏み切れんが、廃止してしまうのはもったいないってところなんじゃろうな。」
助手 「えっ、エスティマの次期型はないってコトですか。」
所長 「ないとは言い切れんが、現状を見る限り、廃止の方向か、違うコンセプトのクルマになると見るべきじゃろ。」
助手 「エスティマが、ですか。あれだけ売れてたクルマなのに、もったいないんじゃないですか。」
所長 「ま、他社のミニバンの台数からしたら、十分すぎるほど売れとるんじゃろうけど、今のトヨタの方針じゃったら、廃止もあり得ると思うぞ。」
助手 「今のトヨタの方針ですか。」
所長 「そうじゃ。国内専用なんかの車種はどんどん整理していくんじゃと思うぞ。だいたい、トヨタの車種は多すぎたからの。アイシスやウィッシュなんかもモデルチェンジをせんまま、売り続けとるじゃろ。あれなんかも売れるうちはつくるんじゃろうけど、売れなくなれば終わりじゃろうな。」
助手 「そうですか。」
所長 「プレミオ・アリオンのマイナーチェンジにしても似たようなモンじゃろ。5ナンバーのセダンを求める一定のお客はおるし、かといって新型を出すほどでもないっていうか。」
助手 「うーん、そうなると残るのは一部のミニバンと海外向けのクルマってコトですか。」
所長 「じゃろうな。それも需要があるうちはどんどん新しくするじゃろうけど、また違うクルマに需要が集まれば廃止ってコトになるんじゃろうけどな。」
助手 「なんか寂しい話ですね。これまでの歴史とか、支えてきたユーザーをないがしろにしてるようで。」
所長 「トヨタって前からそういうところがあるんじゃけど、最近特にそれが顕著になった気がするの。儲けれるところには投資をするんじゃが、それ以外は切り捨てるっていう、より割り切った考えになったって感じかの。」
助手 「ですか。」
所長 「セダンでもクラウンやカローラは残るんじゃろうけど、マークXやSAIなんかはどうなるかわからんしの。」
助手 「レクサスを除けば、海外で売れるカムリぐらいしか残りませんけど。」
所長 「ま、クラウンとカローラじゃ随分と差があるから、間にはまるクルマは必要になるんじゃろうけど。」
助手 「ですね。」
所長 「元々トヨタって売れんようになったら、新しいコンセプトのクルマに置き換えるってパターンが多かったんじゃが、最近はそれもあんまりやらんようじゃの。」
助手 「そう言えば、新型車って減ったような気がしますね。」
所長 「そうやって徐々にラインナップの刷新を図っとるんじゃろうな。」
助手 「ですか。なんかあんまり面白くない世の中になりそうですね。」
所長 「ま、ワシは元々、日本でしか売れんクルマってあんまり好きじゃないんじゃ。」
助手 「そうなんですか。」
所長 「国内でしか受け入れられんようなクルマよりも、世界のどこへ出しても恥ずかしくないクルマの方がいいと思わんか。」
助手 「それはそうでしょうけど、世界で売るコトを考えたら、日本で使いにくいクルマになってしまうじゃないですか。サイズとか国情によって違うワケですし。」
所長 「じゃからそれが間違いなんじゃ。今、グローバルがどうのって言っとるクルマって、アメリカなり、ヨーロッパなりで売るクルマに過ぎんのじゃ。最近じゃ中国向けもあるんじゃろうけど。そんなモン世界のどこへ出しても恥ずかしくないクルマとは言えんじゃろ。」
助手 「そういうコトですか。」
参考資料
トヨタ・エスティマ(トヨタ自動車株式会社)
トヨタ・エスティマ(轟クルマ文化研究所)
トヨタ・プレミオ(トヨタ自動車株式会社)
トヨタ・アリオン(トヨタ自動車株式会社)
トヨタ・アリオン(轟クルマ文化研究所)
所長 「みたいじゃな。」
助手 「登場が2006年ですし、丸10年経過してるワケですけど、まだ引っ張るんですね。」
所長 「ま、ある程度の台数は見込めるんじゃろうな。」
助手 「まぁ、ライバルらしいクルマはオデッセイぐらいしか見当たりませんし、根強い人気もありそうですしね。」
所長 「アルファードなんかのデカいボックス型とヴォクシーなんかの5ナンバーサイズに需要が集中しとるじゃろ。市場の動向を考えれば、フルモデルチェンジには踏み切れんが、廃止してしまうのはもったいないってところなんじゃろうな。」
助手 「えっ、エスティマの次期型はないってコトですか。」
所長 「ないとは言い切れんが、現状を見る限り、廃止の方向か、違うコンセプトのクルマになると見るべきじゃろ。」
助手 「エスティマが、ですか。あれだけ売れてたクルマなのに、もったいないんじゃないですか。」
所長 「ま、他社のミニバンの台数からしたら、十分すぎるほど売れとるんじゃろうけど、今のトヨタの方針じゃったら、廃止もあり得ると思うぞ。」
助手 「今のトヨタの方針ですか。」
所長 「そうじゃ。国内専用なんかの車種はどんどん整理していくんじゃと思うぞ。だいたい、トヨタの車種は多すぎたからの。アイシスやウィッシュなんかもモデルチェンジをせんまま、売り続けとるじゃろ。あれなんかも売れるうちはつくるんじゃろうけど、売れなくなれば終わりじゃろうな。」
助手 「そうですか。」
所長 「プレミオ・アリオンのマイナーチェンジにしても似たようなモンじゃろ。5ナンバーのセダンを求める一定のお客はおるし、かといって新型を出すほどでもないっていうか。」
助手 「うーん、そうなると残るのは一部のミニバンと海外向けのクルマってコトですか。」
所長 「じゃろうな。それも需要があるうちはどんどん新しくするじゃろうけど、また違うクルマに需要が集まれば廃止ってコトになるんじゃろうけどな。」
助手 「なんか寂しい話ですね。これまでの歴史とか、支えてきたユーザーをないがしろにしてるようで。」
所長 「トヨタって前からそういうところがあるんじゃけど、最近特にそれが顕著になった気がするの。儲けれるところには投資をするんじゃが、それ以外は切り捨てるっていう、より割り切った考えになったって感じかの。」
助手 「ですか。」
所長 「セダンでもクラウンやカローラは残るんじゃろうけど、マークXやSAIなんかはどうなるかわからんしの。」
助手 「レクサスを除けば、海外で売れるカムリぐらいしか残りませんけど。」
所長 「ま、クラウンとカローラじゃ随分と差があるから、間にはまるクルマは必要になるんじゃろうけど。」
助手 「ですね。」
所長 「元々トヨタって売れんようになったら、新しいコンセプトのクルマに置き換えるってパターンが多かったんじゃが、最近はそれもあんまりやらんようじゃの。」
助手 「そう言えば、新型車って減ったような気がしますね。」
所長 「そうやって徐々にラインナップの刷新を図っとるんじゃろうな。」
助手 「ですか。なんかあんまり面白くない世の中になりそうですね。」
所長 「ま、ワシは元々、日本でしか売れんクルマってあんまり好きじゃないんじゃ。」
助手 「そうなんですか。」
所長 「国内でしか受け入れられんようなクルマよりも、世界のどこへ出しても恥ずかしくないクルマの方がいいと思わんか。」
助手 「それはそうでしょうけど、世界で売るコトを考えたら、日本で使いにくいクルマになってしまうじゃないですか。サイズとか国情によって違うワケですし。」
所長 「じゃからそれが間違いなんじゃ。今、グローバルがどうのって言っとるクルマって、アメリカなり、ヨーロッパなりで売るクルマに過ぎんのじゃ。最近じゃ中国向けもあるんじゃろうけど。そんなモン世界のどこへ出しても恥ずかしくないクルマとは言えんじゃろ。」
助手 「そういうコトですか。」
参考資料
トヨタ・エスティマ(トヨタ自動車株式会社)
トヨタ・エスティマ(轟クルマ文化研究所)
トヨタ・プレミオ(トヨタ自動車株式会社)
トヨタ・アリオン(トヨタ自動車株式会社)
トヨタ・アリオン(轟クルマ文化研究所)
トヨタのキーンルックのなかで一番まともに見えます。マイナーチェンジなのに…
やっぱりエスティマはトヨタにとって一歩先行く先鋭的な存在なんですねぇ。
>トヨタのキーンルックのなかで一番まともに見えます。マイナーチェンジなのに…
>やっぱりエスティマはトヨタにとって一歩先行く先鋭的な存在なんですねぇ。
確かにエスティマ、キーンルックが似合ってますよね。
マイチェン前の顔よりも好みです。
キーンルックも徐々にユーザーの嗜好と合致してきたのかもしれませんね。
今後のクルマに期待ですね。
llllさん
>販売不振だからとすぐに廃止するよりかはマシだと思いますけどね。
そうですね。
これまでどれだけのクルマが消えていったのかを考えると、残ってるだけマシなのかもしれませんね。
ただエスティマは新型を出して欲しいところですが。