とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

子供の頃の恐怖か?

2008-11-24 09:08:02 | 社会
元厚生次官ら連続殺傷 「34年前の犬の仇討ち」 犯行誇示? (産経新聞) - goo ニュース

私が子供の頃、我が家で飼ってたワンコが、首輪抜けをして脱走した事があった・・・。
たまたま母が、買い物から帰る途中で、保健所の野犬狩りと出くわし、まさに自分の家の犬が捕まる所だった。

あまりの物々しさに、母は、思わず・・・。

「あっ!その犬、近所の方の犬で、お子さん達が探してましたよ」

と自分の家の犬を言えず、こんな事を言ってしまった・・・。

すると、保健所の人はこう言った・・・。

「捕まった以上、返す事はできないので、保健所で預かってますと伝えて下さい」


幸い、発見者が母だったので、後日引き取りに行った。

母と、父が一緒に行ったのだけど、沢山の犬がいる中で、自分の家の犬が、他の犬に対して・・・。

「俺の家の人は迎えにきたぜ!お前ら何て迎えにこないだろ!」

と何となく「フフン!」って感じがした。と言っていた。


今回の事件の容疑者は、子供の頃、犬を保健所に連れていかれた事が犯行の動機に今の所なっている。

昔はうるさかったよねぇ。

食品を扱うお店とかでワンコがいたりするのはさぁ。

まあ、それが原因だとしたら、その時の光景が恐怖となって残ってたんだろうね。

保健所の人間が、ドンドンと叩くノックの音、連れて行かれる愛犬。

子供の頃なんて、事情が飲み込めないから、もう、恨みでしか残らないだろうね。

本当は、恨むべきは自分の父親かもしれなかったのにねぇ。

そして、もっと恨むべきは、放し飼いにする飼い主や、育てられない事を理由に保健所に持っていく族。


保健所の人間も、厚労省も悪くないんだけどね。
あっ、厚労省は恨まれても仕方ない部分はあるけど・・・。


どっかのテレビのコメンテーターが、

「仮に、犬が殺された事が原因だとしてもねぇ、だってペットですよ」

って言ってたけど。

動物と暮らす人間にとっては家族同様。

何も知らない子供なら、

「保健所の人間が来て、うちの犬を連れてって、殺した!」

って思うのが普通じゃないの?

そこから通常は、大人になるにつれ、事情を知って自分なりに昇華していくんだけど、話をする人も居ない、知る術も無い人なんて、今の時代沢山いるわよ。

今の子供たちなんて、興味のあること、それだけしか知らない子がほとんど。
「こんな事、この年頃なら常識じゃない?」
と思うことが平気で解らない。
あまりに知らなすぎて、「馬鹿にしてるんだろうか?」と反対に思ってしまうことがしょっちゅうあります。


常識なんて、時代によって変わるもの。
個人によってもかなり違う。

コメンテーターも、もっとマシなの使ってよ・・・。
自分の感情だけで話すなら、近所のおばちゃんでいいわよ。


と、言うわけで・・・。

う~ん・・・。

その恨む気持ちは理解できる。

そんな優しい人だったなら、もっと別な方向に使えたはずなのにね・・・。
残念です。



コメント (2)
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