義母からの電話、いい話だったためしがない。
先ずは父が亡くなる前のある日義母が急に訪ねてきた時のこと。
わざわざ我が家を目指してきたんじゃなくてどこかに行った帰りに寄ってみた、みたいな話をしていた記憶。
ちょうど出かけるところだったので玄関先でちょっと話をしてそのまま車で義母を家まで送って行った。
その時の話から始まったの。
話すことがあったのに家の中に入れてくれへんかった、と不満を言い出した。
何の話だったの?と尋ねると忘れた、と義母。
そして、今度大腸の検査を受ける、その後胃の検査も受ける、と。
日程を詳しく聞いて付き添うわ、と言うともう手配している、と。
さらに、父の話になって、「あんまり、がめついこと言いなや。」の一言。
察しはついたわ、父が遺してくれたモノのこと。
はあ?
あんた(あえてあんたと言わせてもらう)には関係ないことだし、余計な一言、要らぬお世話だし。
がめついってどういうこと?って聞き返せばよかった。
あんたがそうだからと言ってほかの人が皆そうだとは思わないで。
自慢じゃないけど記憶に残っている限り誰にもがめついことなんか言ったことはないし、言う必要もなかった。
そして、父の死後のこの件に関しては夫も息子ももちろん私も話題にしたことはない。
2人とも義母と違ってまともな人間でよかった、と思う。
一体何が言いたくて電話してきたんだろう。
どうやら同じ話を夫にしたところ相手にしてもらえなくて私にお鉢が回ってきたようだ。
全くもう・・・