東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

東北大学戦を振り返って

2017-12-14 11:13:46 | レース反省


お久しぶりです。
スナイプクルー新2年の永田裕之です。
自己紹介以来となりました。
今回は東北大学戦について書きます。

今大会では、新4年生の高山さんと31308で出場しました。先週の八景島レースは訳あって出場できなかったので、今回が完全に初レースでした。(クルーザーは除く)
初レースかつレギュラーという東大の名前を背負って戦わなければならないということで、緊張感を持ってレースに臨みました。

スナイプチームのリザルトは以下の通りです。

スナイプ級個人成績(16艇)

30563 浅川・多賀谷
5-4-9-3-5-9 計35点 3位
30785 吉武・野村/田原
2-9-5-2-12-7 計37点 4位
31308 高山・永田/阿部
6-7-8-9-8-8 計46点 6位

*3056 菅原さん・戸沢/美間
7-1-1-1-1-1 計12点 1位
(*はオープン艇)

スナイプ総合成績(オープン艇を除く9艇のみの順位で算出)

1位 東京大学 58点
2位 東北大学 91点
3位 横浜国立大学 128点

そして、僕が乗った31308のリザルト(土曜日のみ)は以下の通りです。

(オープン艇あり) 6-7-8-9
(オープン艇なし) 4-3-5-5

見事な尻下がりの成績です笑
ただ、レース中の感触としては毎回同じくらいの位置でフィニッシュしてるなぁという感じでした。

今回のレースの風は、第1レースは最初だけハイクアウト〜上オン、第1レースのスタート数分後〜第4レースは下オン〜インデッキでした。完全に微風レースです。ただ僕はこれまでの練習では乗るたびに毎回微風になってしまう呪い(?)をかけられていたので、微風には慣れており落ち着いて臨めました。といっても、動作はイマイチでしたが…

今回のレースは、ほぼ全て高山さんにコースを引いてもらい、僕は他艇やマークの情報を伝えるだけでした。正直、セールトリムやヒールトリム、情報収集だけでいっぱいいっぱいで、全く余裕がありませんでした。これらに加えてコース引きや他艇との交渉等もするとなると、動作は考えなくてもできるくらい完璧にしないといけないなと強く実感しました。冬の週5練での猛特訓が鍵になりそうです。

今年は来週で最後の練習になります。今までの反省全てを意識して、充実した練習をできるよう頑張りたいと思います。
予報がやや心配ですが…





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今年もきました東北大戦

2017-12-13 23:39:25 | 通常練習

こんばんは470スキッパー2年の塚本です。

 

12月の8、9、10で東北大学学友会ヨット部の皆さんが私たちの本拠地であります八景島にお越しいただきました!

毎年この時期に代交代後の新体制における新人のデビュー戦として位置づけられています東北戦ですが(今年は八景島レースが先に来ましたが…)、今回私はこの大会の大臣として運営の指揮をとらさせていただきました。

 

これまでヨットの大会といえば選手としてか、もしくは少しレース運営の手伝いをするかぐらいの関わりでして、ホスト校として大会の裏でいろいろと動いていくのは初めてでした。そういう意味でこの大会は非常に良い経験となったと思います。チャーター艇集めからレセプション、レース運営、賞状作り、閉会式まで、この1ヶ月間、3日間は矢の如く過ぎ去っていきました。

 

運営中心に動いてましたがもちろんレースにも出場しました。レース形式としては東北大学、横浜国立大学、東京大学の3校の団体戦であります(他にも八景島で練習する学校が参加してくれました)。終わってみれば東大は470、スナイプともに1位、総合も1位と完全優勝という結果になりました!もちろん地の利、船の差があったとは思いますが、それでも東北大学に勝てたということは大変喜ばしいことなんだと思います。ずっと負け続けていましたからね。

1年生は短い練習しかできなかった中で本当によく頑張ってくれたと思います。この頑張りが無ければ優勝はありえないものでした。

さらに付け加えると今レガッタで東大は文字を付けずに終わることを達成しました。これは小松コーチからずっと口酸っぱく言われてきたことで、どんなに小さなレースやコース練習でも文字をつけない意識を持とうと。文字をつけずに結果も出したこと、これはただ勝ったこと以上に評価すべきことなのではないでしょうか。

もう一つ恐縮ながら述べさせてもらうと今回私と1年の斉藤太朗のペアは個人トップの成績をおさめることができました。これも今までで初めてのことでレベルの高いフリートではないとはいえ素直に嬉しいことです。まだまだ詰めが甘いと感じる場面もありましたが、ここで一つ結果を出せたのは良かったというか、ほっとしています。

レース結果はほぼ文句なしの出来でしたが運営の方は反省でいっぱいになりました。ここでは細かく述べません。来年以降、この反省を活かせるようにしていってほしいですね。

 

 

この大会を作っていく中で幾つか根本的な事を思うことがありました。それは「これは形だけになってないか?とりあえずやっているだけじゃないのか?」ということです。開会式、閉会式、エール、ひいては東北大学の方にわざわざ来ていただいてこの交流戦を開催すること、にこれを思ってしまいました。今思うとこの大会がなんとかカタチを成すよう必死に奔走していたような気さえします。

こんなことを思うのも今回が初めてで、1年生の時には何ら不思議に思わずに東北大戦に参加していました。

もちろん他大との交流の重要性、学生が主体となって大会を動かすことの重要性は分かっているつもりではあります。ただ何故このように東北大、横国大との交流が毎年恒例の行事として続いているのか、その始まりに何があったのか、そういうことも一人一人知ることで初めてこの交流戦を行う意味が生まれるのではと。

残念ながら今私は知っておりません、運営をしていながら…ただ大変興味があるところではあります。知っているというLBの方がいましたら是非教えていただきたいところです。

 

少し話が長くなってしまいました。いろんなことを思う大会でしたが、来年はまた違った見方が見えてくるのかもしれませんね。

 

この大会を運営する上で様々な方にお世話になりました。

レース運営を担ってくださいました4年生の方々、全員が運営に来てくださると聞いて部員一同感謝感激しました。ありがとうございました。

大事な船やレスキュー艇を貸していただきました、横浜国立大学さん、立教大学さん、学習院大学さん、横浜市立大学さん、急な連絡でも対応してくださいました、関東学院大学さん、ありがとうございました。

また応援艇としてひんがしを出してくださいました、益子様、伊藤様、穂積様、ありがとうございました。

マリーナの方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

これからもこの交流戦が続いていきますように

 

2年 塚本将史

 

 

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はじめの一歩

2017-12-13 23:39:25 | レース反省

 皆様こんにちは。1470クルーの天木です。ブログを書くのは七大戦以来でしょうか。先週末の東北大戦について書きます。まずは470級のリザルトです。

 

470級個人成績(全17艇)

 

4301 塚本・斉藤     2-1-1-4-1-4      13 1

4579 西坂・大橋     9-4-2-2-2-1      20 2

4452 小野・天木     3-9-7-1-9-2      31 3


*4357 松前・水石   13-15-15-12-DNC-DNC 計89 16位(2日目は不参加)

(*はオープン艇)

 

470級総合成績(オープン艇を除く9艇のみの順位で算出)

 

1  東京大学         52

2位 横浜国立大学  106

3  東北大学        114

 

 先々週の八景レースでレースデビュー。そして迎えた先週末の東北大戦。僕にとっては初めての大学の名を背負った戦い。そんな舞台で少し前までへダーとリフトもよく分からなかった僕がコース引きに携わることに。とりあえずフレッシュを取ることと、右左のどちらに伸ばすかをスタート前に海面を見て決めておくことはしよう。そう決めてレースに臨みました。

 

 3レース目までは小野さんと話し合ってコースを決めていましたが、なかなか良い順位はとれません。クルーとスキッパーが返したいとこでいちいち返していたらタックの回数が多すぎてロスになってしまうのではないか。こう話し合った結果、コース引きは完全に僕に任せられることに。

 

 そして迎えた4レース目。できるだけタックを少なくしつつフレッシュを走って1上を良い順位で回り1下は3位で回航。2上はひたすら右に伸ばしトップで回航、そのままトップフィニッシュ。たまたまだとは思いますが。。とはいえとても嬉しかったです。ヨットの本当の楽しさに触れてしまったかもしれません。病みつきになりそうです。

 

 一方、5レース目の2上では一艇だけで左に伸ばしほぼ最下位でフィニッシュしてしまうなど、失敗も多くありました。まあそりゃあそうです。最初から全勝なんて人はいません。成功と失敗を重ねつつ、少しでも成功する確率の高いコースを多くの選択肢の中から選択できるようになる。長い道のりですが精進あるのみです。

 

 それにしてもヨットは面白いです。操船技術だけでなく、自然を相手にした戦略、他艇をどう抑えるか、など考えることが山ほどあります。体力、知力、精神力を振り絞る戦い。今までさんざん聞かされてきたヨットの魅力がレースを通して少しわかった気がします。そして底知れぬ奥の深さも。

 

 最後に、まだ動作もヒールトリムも不安定な僕に様々なことを任せてくださった小野さんに感謝したいです。そして僕が失敗を恐れずコースを引けたのは、なにより他の2艇が前を走ってくれていたから。頼れる先輩や同期に恵まれたことに感謝します。これからも多くの人に支えられながら、感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思います。

 

 まずは春インで成長した姿を。冬の週5練楽しみます。

 

東京大学運動会ヨット部一年 天木悠太

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八景島レース

2017-12-06 17:41:39 | レース反省
お久し振りです。1年、470クルーの大橋徹也です。ブログを書くのは自己紹介以来なので実質初の反省ブログになります。

先週の日曜日には八景島レースが開催されました。今回はそのレースを振り返って自分が感じて考えたことを書きたいと思います。

各艇のリザルトは以下の通りです。

470級 (42艇)

4357 塚本・斉藤 15-10 計25点 12位

4579 西坂・大橋 6-14 計20点 8位

4452 小野・天木 17-12 計29点 13位

4175 松前・水石 43(DNF)-30 計73点 38位

スナイプ級 (36艇)

31308 高山・阿部/永田 37(BFD)-7 計44点 21位

30785 吉武・野村 10-12 計22点 9位

30563 浅川・多賀谷 7-10 計17点 8位

31418 師田・戸沢/美間 3-20 計23点 10位

新2年生のほとんどにとっては今回が初めてのレースでした。今まで外から見ることしかなかったレースに参加できたことはとても貴重な体験になりました。

まずは当日を振り返ります。
予報通り微風でかつ振れが大きかったため、470,スナイプ共に2レースしかこなせませんでした。
僕は新4年生スキッパーの西坂さんと4579という東大の470の中では一番新しい艇のクルーとして出場しました。それだけに自分のミスで悪い順位をとってしまったらどうしようという心配を抱きながらレースに臨みました。

初めのレースでは上1から出ることが出来、そのまま良い順位で船を走らせていたのですが、上マークに到達する直前にノーレースになってしまいました。

ノーレースをもう一度挟んで迎えた3度目のスタート、下有利のコンディションでアウターの近くから出て1上を1桁順位で回航、最終的には6位でフィニッシュすることが出来ました。

この2つのレースで前を走り、上位を争うという経験ができたのは自分の中でとても大きいと思っています。率直に言って気持ちよかった。ヨットレースの楽しさの片鱗を垣間見ることが出来た。そしてフィニッシュした後はレース前に感じていた不安は無くなっていました。

一方でコースを打ち替えた後の最終レースは良いスタートが切れず、前のレースよりも混雑したマークアプローチの中、痛恨のマークタッチをしてしまいました。回転にも手間取りここで大きく順位を落としました。他艇がスピンを上げて追い抜いていく姿をはっきりと覚えています。先輩方が常々仰っていたノーケースノートラブルが如何に大事かを実感しました。

1日を振り返ると自分の力のなさを痛感します。出来ないことが山積みです。もっと経験を重ねて出来ることを増やしていかなければならない、そしてもっとレベルアップして早く一人前になりたいという決意を新たにしました。

来週はいよいよ東北大学戦です。精一杯楽しんで良いレースができるよう頑張ります。応援よろしくお願いします。
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仰秀 全日本選手権を終えて

2017-12-01 22:52:41 | レース反省

お疲れ様です。クルーザー班1年の齋藤道です。

我々仰秀は、11/24〜26日に和歌山で行われたJ/24全日本選手権に出場しました。

22日(水)に夜集してレンタカーで和歌山へ向かいました。ドライバーをして下さった先輩方、ありがとうございました!
木曜日の朝に和歌山へ到着、風が強かったため、その日は出艇せずチャーター艇の整備を行いました。夜は神戸大の皆さんと交流しました。

レース初日。出艇時は風がほとんどなかったにもかかわらず、レースが始まった束の間、15m以上の強風へと様変わりし、ジェノアセールをジブに変更しました。かと思いきや次のレースでは風が弱まり、ジェノア→ジブチェンジとジブ→ジェノアチェンジの両方を体験するハードな1日でした。
レース2日目。前日と同様3レースを消化しました。緊張もほぐれ、落ち着いて動作することができました。2日目終了時点で順位は12位でした。
そしてレース最終日。残すは1レースのみでしたが、ゴール直前で無風になりノーレースに!仕切り直してもう1レース行いました。初日とはうってかわって微風の神経戦でした。

3日間で7レースを消化し、最終成績は14位でした。運営の皆さま、いつもご指導くださる社会人チームの皆さま、あたたかいご声援をくださるLBの皆さま、本当にありがとうございました。

また、今回の全日本選手権をもって4年生の岡田さんは引退されました。4年間お疲れ様でした。いつでも小網代に来てください!待ってます!!

明日からは新チームでのスタートです。(合宿所へ向かう電車でこれを書いています(笑) 不安もありますが、心機一転頑張りたいと思います。引き続き、ご声援よろしくお願いいたします!


クルーザー班1年 齋藤道

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違和感

2017-12-01 00:35:28 | Weblog

代交代してから、東大ヨット部が変化しつつあると感じる。半年前好きになって入部した、週末にヨットに乗れる楽しい集団から、勝つためにヨットに乗る集団に近づいてきている気がする。沢山の一年生同期と一生懸命シーホッパーに乗っていたこの間の春はつい最近のことのはずなのに、遠い昔に思え淋しい。

 

前回の日曜日のミーティングで、ヨット部の今年のスローガンを考えた。1年生から3年生まで全員が順に、各自が考えたスローガンの候補を発表し、その言葉にかけた自分の理想のヨット部像を語った。皆、特に最上級生は、今年の全日本インカレで残った何か物足りない後味をばねとして来年の全日本インカレでは「勝ちたい」と張り切っていた。皆で挙げたスローガン候補はこんな感じであった。

「楽しむ」というのは僕の提案したスローガン候補である。闘争心に燃える他の面々の中、このスローガンを発表するのは若干の勇気を要した。これは、高校の体育の先生に教わってからずっと心に刻まれている、スポーツ哲学に基づいていたものである。スポーツの起原は動物同士のメタ・コミュニケーションにあり、その本質は遊びである。ゆえに、スポーツは上手かろうが下手だろうが遊びだと思って楽しむべきものであり、楽しまなきゃスポーツではない、というものだ。だから僕が東大ヨット部に入った理由は、このヨット部が好きになったからというのと、ヨットに乗るのが純粋に楽しかったことだ。「楽しむ」という言葉をスローガンの候補に挙げたのは、初心であるこの本質を忘れたくないという思うからである。

 

ちなみに「挑戦」というのは早稲田のパクリで、「強い東大」というのは前主将角出さんの主将挨拶に出てきたフレーズである。

 

勝つことを目指すのは比較的簡単だ。例えば、「全日本で優勝する」という目標の方が、「文武両道」や「ヨットの様々な経験を通して有能な人間になろう」などの目標よりもはるかに単純でとっつきやすい。だが東大ヨット部が本来目指す目標は、勝利とは別のところにあるのではなかったのか。ヨットという海に浮かんで風で進むスポーツの楽しさ、忙しい大学生活からヨットをする余裕を工面する努力、みんなが快適に合宿生活を送ることができるような気遣い、自分や仲間の成長を感んじる嬉しさ、、、

それらを始めとする、多次元的なものを、「ヨットを通じて健康で有能な人間になる」という東大ヨット部の言葉は意味している。勝負の結果なんてものはその基底の一つにすぎないので、第一目標にはなりえない。新入生自己紹介を辿ってみると、バリバリのヨット経験者ながらも「インカレを強制しない。ヨットを通して成長せよ」という部の雰囲気を魅力に感じて入部を決意した新入生もいる。

 

強くはなりたい。そうでないとセーラーとして恥ずかしいし、セーリングに張り合いがないから。だが、強くなるという目標は、強調しすぎるとヨット部を息苦しい組織にしてしまうと思う。もう誰にも、ヨット部を辞めたくなるような辛い思いをさたせたくない。これからも大好きなこのメンバーと楽しくヨットに乗っていられるならば僕はそれだけでも幸せだ。この幸せを犠牲にしてまででも、強くなろうとするべきなんだろうか。こんな悩みを持った自分に対し、全日本インカレ前の壮行会の席でお会いしたあるOBの方が「君は老子的な考えの持ち主だね。」と仰った。ヨットの「道(たお)」は、そういうところにあるということだろう。東大ヨット部に入って半年経ち、やっと何か掴みかけた気がしていたが、まだそれがどんなものなのか、言葉では説明できない。だが最近のヨット部が目指そうとしている所が、ぼんやりと掴みかけていたその理想には馴染んでいない感じはする。

 

壮行会では霜山監督からのお言葉もあったが、あれはおそらく、その「道(たお)」のようなものを探して欲しい、という部員へのメッセージだったのだと思う。監督はこのようなことを仰った。「今年全日本インカレに出場できたとなると、来年はもっと上の成績を目指そう、という方向になりがちだが、そうではなく、学生にはヨットを通じた様々な経験を積み、成長して欲しいと思っている。今年全日本インカレに出場できたのは、学生たちが自ら作った目標を自分たちで達成したということに意義があると思う。学生みんなで、何が大切なのかをよく考えてほしい。考えた結果、やはりインカレでいい成績を取ることが大事だと思いう結論に辿り着くならそれを目指して頑張ればいいし、そうでないならインカレを強要はしない。」

 

スローガンを決めようとしたミーティングでの塚本さんの発言に、僕と戸沢は感銘を受けた。ミーティング中に戸沢と目を合わせて笑顔で頷きあってしまった。「スポーツだからもちろん勝とうとすることは大事だが、勝つことを目標としていると、最後に勝てなかった時に何も残らなくなってしまう。だから、勝つことも含めてヨットを楽しんで、たくさんのことが自分たちの記憶に残るような一年間にしよう。」と。逗子開成ヨット部の先輩であり、今度の年末の東北大戦ではペアを組む人が、塚本さんみたいな人で良かったと、心から思った。

 

自分の好きな東大ヨット部から、東大ヨット部が乖離し始めているという予感がするのに、自分がどんなヨット部が好きだったのか、それが今のヨット部と何が違うのかということを上手く言い表せないのがもどかしい。


1年 470クルー 斉藤太朗

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where there's a will, there's a way.

2017-11-20 20:40:02 | 通常練習
ご無沙汰しております。1年、戸沢です。
新チームになって470からスナイプに移動しました。その理由は後ほど書きます。

長くなると思ったので段落に分けて書こうと思います。
⑴夏。
⑵全日本。
⑶スナイプへ。

⑴夏。
僕の夏は他の部員とは過ごし方が少し違っていました。
夏のある日、練習が終わり合宿所の二階にいると、菅原さんと水石さんに一階から呼び出されました。内容は学連に入ってみないかという事でした。
学連がとてもとても大変だということは前からお聞きしており、練習時間もとられてしまうことに抵抗を感じて、初めは前向きに検討させてくださいという返事をさせて頂きました。
しばらくして、僕が適任だと思って頂いたこと。そして、菅原さんが「俺が全日本個選でいい成績がとれたのは、学連に入って運営のことを理解し、近くでレースを見てきたからだと思ってるよ」と仰ったことに後押しされて、正式に学連に入りました。

それからというもの、夏の練習期間中は学連の仕事も多く、部に深く関われたかというと胸を張ってハイ!と言うことは出来ません。しかし、毎日毎日祈るようにレースを運営していたことを思い出します。関東の予選で470が3艇ともBFDに引っかかった時は手が震えて、レース運営するのも困難な状態になり、全日本を決めた時は涙が出るほど嬉しかった。
そう思えた時に、本当に戦ってるのはレギュラーの先輩達だけかもしれないけれど、自分は集合写真にも写れないほど部から離れて運営の仕事をしていたのに、部員として心では一緒に戦えていた気がしました。
そんな思いに後輩を思わせるような先輩に僕もなりたい。

学連では、学連委員長の菅原さんの伝があって、自分なりにも努力し、入って1ヶ月で本船のトランコを持たせていただけるほど出世させて頂きました。そして、六大学戦を僕が指揮して運営が出来るほどになりました。

ヨットにあまり乗れないし、練習日が続く辛い時期に、僕は同期の仲間に気を配れず、この辛い夏を過ごして辞めてしまった同期を思うと悔しさが募ります。そして、夜遅く戻る僕はみんなに支えてもらってばかりで感謝しかありませんでした。本当にありがとう。

僕にとっては本当に内容の濃い夏でした。

⑵全日本。
学連での仕事がなく、一人の部員としてちゃんとサポートメンバーとなって関われた初めての大会でした。初めてのサポートで力不足の部分も多くあったと思います。それでも全力で戦い、自分を福井に連れて行ってくださった先輩達が近くにいました。

部が目指していた目標から言えばそんなに悪くない順位だったかも知れません。ただ僕は、終わってみると信じられないほど悔しかった。これまで先輩達のレースを近くで見てきた自分には、先輩達が自分の実力を最大限に発揮出来ているようには見れなかったし、何よりも先輩達の顔から悔しさが垣間見えていました。
でも、その中でも嬉しかったことは

戦う先輩達が大会期間中、笑顔でいた事

でした。
レースから、そしてその大会の雰囲気まで楽しんでいる先輩達を最後まで全力で応援したいと思えました。

先日の角出さんのブログにも書いてありましたが、この大会を通して思ったことがあります。それは、

優勝を目指す早稲田が羨ましかった。

普段一緒に練習していた早稲田がいつも以上に全日本では輝いて見えました。生意気かもしれないけれど、同じ想いを新チームの部員が一人でも多く感じていたならば、嬉しいな。長いスパンであったとしても同じ方向を向けるから。そして、早稲田の人達が東大の結果を気にしてくれていたことも嬉しかった。

この大会をもって4年生は引退してしまいました。もう近くにいた4年生は部活にはいません。でも、4年生に教えてもらいたいことがたくさんあります。是非また部活に来てたくさん教えてください!先輩達の結果を越えるためには先輩達の技術を学び、自分でも試行錯誤する必要があります。あの楽しい部活の雰囲気のキープして、また来て下さるのを待ってます。

再び全日本へ。

⑶スナイプへ。
新チームになって、僕は470からスナイプに移動しました。その理由を書きたいと思います。

僕は470という船も、470チームも本当に大好きでした。今スナイプチームにいる自分は数ヶ月前の自分には想像もつかない事だったと思います。

これまで470のクルーをしていました。部員の誰よりも努力したんじゃないかと思えるほど、平日の筋トレからイメトレから、練習に至るまで努力してきたつもりです。
ただ、どんなに努力しても自分にはどうにも出来ないことが一つありました。

強風の時に僕には起こしきれないのです。

入部してからずーっと、強風時に自分が本気で起こそうとすれば船がフラットになって、自分には起こすことが出来ているものだと思っていました。しばらくして、船のことをだんだん理解し、強風時にスキッパーの先輩達がセンターボードをあげているのを見て、それが偽りだと分かりました。
起こしきれていると思っていたけれど、起こしきれていない。もっと船を早くさせる簡単なはずの要因がセンターボードに、そして船の色んな部位に見えてきて、自分にはそれが辛かった。

授業があっても筋トレをして、体重は5キロ増やしました。それでも大して変わることはありませんでした。体重もそれでも少ないし、身長もクルー向きではないからです。

それから多くの人にポジションを聞かれ、「470クルーなんだぁ、お前の身長だったらスキッパーになればいいのに」「お前の努力なら上位の大会に進めるかもしれない。けれど、動作や思考が同じレベルになってきたら体格の差の影響が大きく出てきて、上位の大会で上位の結果を出すのは厳しいかもよ」と幾度となく言われました。

それから長い間悩み続けました。
これだけ言われたことを理由に470クルーを辞めるのでは、ただ自分が逃げてるだけじゃないかとも考えました。
だけど逆に言えば、意地を張って残り続ける理由もない。自分に合う場所で、また初めから努力をすればいいじゃないか。スナイプを好きになればいい。

スナイプに移動することを悩みに悩んだ上で決断しました。
この移動によって、470クルーが足りなくなってしまい、多くのメンバーに迷惑をかけてしまいました。それでも移動を決意し、メンバーのご理解と協力のもと、スナイプに移動しました。

だからこそ、僕が上級生になった時にはスナイプスキッパーになって、前を走る責任があると思います。その為にもスナイプクルーの動作やスナイプの走らせ方を理解しなければいけないと思います。特にスキッパーになった後では上級生と乗ることが少なくなり、自分で異変に気づかなきゃならないようになってしまいますし。。
本当に部員の人達には感謝しかありません。

これからまた気持ちを新たにして頑張ります!(ところが四日前から熱を出してしまいました…。体調管理が出来ないなんてプレイヤーとしてあってはいけませんね…。)

スナイプのこと、ヨットのことたくさん教えてください。そしてこれからも応援よろしくお願いします!

長くなりました。読んでくださった方ありがとうございました。
風邪にはどうか気をつけてください。
それでは失礼します。
戸沢
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2週間経って

2017-11-20 13:54:55 | 全日本インカレ2017

 
・・・

葉山の合宿所で朝起きて。体操して、朝ごはんを食べて、歯磨きをして、コンタクトを入れる。ミーティングを終わり、海着に着替えて外に出ようとする…ところで、自転車の鍵を忘れたことに気づいて取りに戻る。
気を取り直し自転車にまたがったところ、海に持って行く防水バッグを忘れたことに気づく。合宿所に戻る。
自転車で坂道を下る途中、新港で浴びるためのシャワー道具を忘れたことに気づく。戻る。
気を取り直し、出たところで着替えを忘れたことに気づいて……以下繰り返し

・・・


……昨日、こんな夢を見ました。実際は忘れ物をしても、諦めるか精々戻っても一回だったのですが……


・・・

OBとして久しぶりに練習を見に行ったら、いつもの風景、いつもの様子なのに、みんな少しだけ雰囲気が違う。違和感を持っているのは僕だけで、他の人は感じていない。
あれ、西坂、そんなに鼻の下が長かったっけ。あれ、多賀谷、そんなに直毛だったっけ。あれ、高山、みんなの前でタb……

・・・


これも夢でした。3日くらい前かな。引退して2週間ほど経つものの、急に最近ヨットの夢を見るようになりました。不思議。


夢は人の深層心理を反映するようで、こういった夢を専門家に分析されたら、恥ずかしい診断結果が出そうです。

・・・

全日本インカレが終わって。到底晴れやかな気分にはなれなくて。悔しくて。4年間やってみたけど、自分が思い描いていたほど上手くなれなくて。
着艇後も自分には向いてなかったんだなあと思うばかりで、涙すらも出なくて。


31308とか30785とか30563とか、ずっと一緒に過ごした船に愛着があって、最後に見送る時はセンチな気分にでもなるのかなと思ってたら、全くそんなことはなくて。
4年間の愛着もそんなもんなのかと少し寂しい気持ちになって。


半ば鬱屈とした気持ちを抱えながら福井から帰ってきました。


引退した次の週は、土曜は海着を放出しに八景島へ、日曜は練習手伝いに小網代へ行きました。どちらも楽しそうで、少し羨ましく思いました。


インカレ決勝、全日本インカレを経て、ハイレベルな敵の中で、ずっとボートスピードに集中しなきゃ戦えなくて、失点式のゲームの中で、闘争心を持ちながら瞬時に冷静な判断を求められる世界はとてもしんどい、辛いと思うようになっていました。


先日、フェイスブックのタイムラインに全日本スナイプの画像集が流れてきました。
正直ディンギーのビックフリートはもう見たくないなくらいに思ってたのですが、去年の今頃に江村とわざわざ和歌山まで行って全スナ出てきたなと少し懐かしくなって、
あと、浅川のカッコいい写真とかあるかなと思って、気づけばずっと眺めていました。


写真を見てると波は高くて風は強い、寒そう、やっぱりハイクアウトは辛そう、マーク側はどうせ怒号が飛び交ってるんだろうな、なんでこの人たちはわざわざこんなにしんどいことをしてるんだろう、と思いました。


ただ、じっくり眺めてみると、やっぱり葉山の海は綺麗だなって思って、
この波の海水は南で、まだ11月の初めなので見た目よりは温かいんだろうな、このハイクアウト写真映え意識しすぎやろ……、ど強風のタックは難しいよなあ……、フットベルト緩くて、きっと意識とか飛んでるんだろうな……ジブもメインも緩めてて、めちゃくちゃ吹いてんだろうなァ……


と、見てるだけで色々な情報、乗ってる人の気持ちが想像できるような気がして少しだけ楽しくなって。

闘争心ギラギラのレースに集中する一方で、良い風の中で船を走らせるのはきっと楽しいんだろうな
上マークを目指して最後のレイライン、これまで以上に死ぬ気でハイクアウトしてようやく辿り着く。きっと辛いけど、なんだか楽しいんだろうな、きっと

Serious sailing, serious fun.

……やっぱりスナイプってかっこいいなって。



またヨットに乗ったら楽しいんだろうけど、またレースとか出たら辛くなり、乗らなくなったらまた乗りたくなって……って繰り返すような気がします。
でも、生涯かけて少しずつでも上手くなれたら、より深く楽しむことができたらいいな、とも思います。


どうやら引退しちゃったので、学生の大会に出ることはできないけど、これからも様々な形で海に関わっていけたらな、と思います。


また、よろしくお願いします。



東京大学運動会ヨット部 旧4年 山本圭祐




……新主将挨拶の後になってしまって、本当にごめんなさいm(_ _)m




この写真は、西坂水石と、それっぽい感じを醸し出していけば、バルクヘッドの平井様はきっと撮影してくださるだろう!との目論みで海を眺めていたら、ありがたくも撮影していただけました。

写真そのものももちろんですが、このしょうもないエピソードまで含めて、僕の宝物です。
ありがとうございました。

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新主将挨拶

2017-11-16 00:29:17 | 通常練習

2018年度ディンギー班主将を務めます。浅川雄基です。

全日本インカレが終わり新体制となり、約1週間が経ちました。
これからの一年間を最高の一年にしようとやる気の炎を燃え上がらせながらも、心にぽっかり穴が空いている気がします。これは偉大な4年生の方々がいなくなってしまった寂しさ、また全日本で思うような結果が出せなかったことから生じたのだと自分では思っています。
全日本ではたったの3レースしか消化できず、しかも私はBFDをつけてしまいました。自分の判断によりチームの足を引っ張ってしまったことが本当に申し訳なく、残りのレースを少しでも良いものにしようと努めました。
しかし実際にはその後もたった1レースしか行われず、東京に着くまで全日本が終わったという現実味が私にはありませんでした。
これで全日本が終わってしまったのか。

この遣る瀬無さをなくすためには、もう一度全日本インカレという舞台に立ち、自分の納得のいくレース、つまりは部の目標を達成するしかないのでしょう。

そのためにこれからの一年間、私はチームを疑う存在でありたいと思っております。
今まで当たり前だったこの運営方法は本当に正しいのか。
トレーニングの強度は本当に現状のメニューが適切なのか。
まだまだ変えられる所はたくさんあるはず。
今後のありとあらゆる行動が、どのようにして目標達成まで繋がっているのかを考え続けたい。
全日本総合9位へと繋がらないものはどんどん変えていきます。そうやってすべてが目標へと結びついた時、おのずと結果はついてくるのだと思います。

なかなかブログを書くことがないので、まとまりのない文章になってしまいましたが、要するに、絶対に最高の一年にするぞということです笑


最後になりますが4年生の先輩方、本当にお疲れ様でした。
先輩方と過ごした2年半は私のセーリング人生の中でも宝物です。
是非また一緒に海に出ましょう!

また、今回の33年ぶりの全日本インカレ出場に際し、多大なるご寄付を賜りましてLBの皆様には深く感謝申し上げます。
これから一年間、何十年ぶりかの2年連続両クラス全日本インカレ出場、そして総合9位に向けて精進致しますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
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滾血録。

2017-11-08 19:10:55 | 全日本インカレ2017

お疲れ様でした。引退しました中田です。470クルーでした。

全日本インカレが終わりました。

全日本が終わってすぐに投稿できなかったのは、いろいろと迷っていたからでした。最後に何を書くべきだろう?時が経つほどに、ヨットがなくなって一度ゼロになった自分と、一週間前までの鮮烈な記憶が混線しています。

 

正直に言って今全日本を思い返して1番強い気持ちは、悔しいという気持ちです。2レース目、その日の最初のスタートからブラックで、不用意に前に出てしまいブラックゼネリコに読まれ、第2レース参加できず。第3レースはビビって死にスタをして、フレッシュを取ろうとタックしている中でケースを起こし2回転、完全なドベからのレースになりました。胸を張って締めくくれる結果ではなくなってしまいました。

 

秋のインカレを意識するようになってから、自分のできないところが目について仕方がありませんでした。なんでこんなこともできないんだという考えがクセになって、悪い方に焦りが働いてしまっていました。それでも全日本に出ることが叶った最後の最後になって、サポートしてくれる後輩のためにも、一緒に乗ってくれている塚本のためにも、ずっと助けられてきたチームメンバーのためにも、今の状況を楽しまなくてはと思うようになりました。

そうして臨んだ遠征は、レースは、やっぱり楽しいもので、最後フィニッシュしたあとも、もうひとレース、次のレースを必ず最高のものにするぞという意気込みをもったまま終えることになりました。

成功と失敗の数多く起こるのがヨットレースです。これを苦しいと捉えると非常に苦しいものです。しかし楽しもうと思って臨めば、競技の本質がこんなに楽しいスポーツもない。分かっているはずのことを、最後になって思い出したという感じです。失敗しても、次に最高のレースをしようとすること。それで失敗しても、また次に最高のレースをしようとすること。それで失敗しても、またその次に。それでダメでもまだまだまだまだ!

 

忘れていたことが悔しい。そのせいで多くのものを取り逃がし、失った気がしてしまいます。しかしながら、この悔しさがあるからこそ、引退したあとも前に進み始めることができるのだと思います。進み続けるしか、悔しさに替わるものを手に入れる方法はないですし。部に残る者もまたそうだろうと思います。

 

こんな自分と一緒に1年間やってくれたチームの皆さん、力足りずごめんなさい。それでも、ほんとうにありがとうございました。レギュラーメンバーもサポートメンバーも、今は休部している人たちも、最高です。呼びたくなったら呼んでください。微力でも力になります。

 

ヨット部に導き、支えてくださった方々、誰も彼もありがとうございました。最高に濃い時間を過ごすことができました。これからも負けないくらい濃い時間を自分の周りに作っていこうと思います。

 

短いですが、失礼します。

最後にもう一度、ありがとうございました。

中田祐輔

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