東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

備忘録 その1

2017年05月22日 17時00分00秒 | Weblog

 

お久しぶりです。
いつもお世話になっております。角出です。
 
新入生勧誘、春インカレが終わりました。
今多くのことを考えさせられています。
 
ブログ書かせていただくのはいつ以来か覚えていません。
昨年末から何度となくブログを書くことを試みましたが、途中で挫折してしまいました。色々と理由はありますが、自分の意思が弱いことに尽きると思います。途中で面倒に思ってしまったり…
 
活動を共にする仲間が何を考え、何を求めてヨット部にいるのか知ることは非常に大切だと思います。特に部のトップにいる人間がどのような理想を持っているかを他の部員が知っているべきです。
今の念いを自分への備忘録という形で、このブログに綴ります。
普段口にするのは少し気恥ずかしいので、いい機会かなと思います。
これからも節目節目に何を考えているのか発信していきたいです。
でもこの備忘録シリーズを幾つも続けられるかは定かでないです。あまりマメな人間ではないので、半年後引退する時にもう一度書いてそれで終わってしまうかも。
今回含めて現役の間に3回くらいは書きたいですね。
 
 
 
去年10月に代交代して主将になった訳ですが、当時は明確な理想の部の在り方、主将像を持たずポリシーがなかったように思います。
3年の秋インカレまでは、全日本インカレ出場にむけて良い意味で愚直に練習して自分と向き合っていました。
ここ半年間、今まであまり考えてこなかった部の運営について考え、活動を支援してくださっている多くの大先輩方と話しを交えることで、考え方が変容し自分を形作ってきたように感じます。
 
 
今どのような主将になりたいかと聞かれたら、端的に言えば「感化力ある主将」となりたいです。
部の雰囲気は、やはり組織の上にいる人間の感情や気持ちに依存するでしょう。
トップにいる人が落胆してネガティヴになっていたら、チームにも同じムードが伝染するでしょうし、逆もまた然りです。やはり明るく楽観的に物事を捉えていかないと、良い方向に物事は展開していかないと思います。
明るいイメージ作りを率先して行なっていかなければなりません。
 
そして立場上私は自分の意見を発信する機会が多いです。しかし部員にはそれらを通じて、意見を鵜呑みにせず、主体的に考えて欲しいです。
私の言葉や振る舞いを契機として、多くのことを考えられるようになり、筋の通った意見を持てるようになったら嬉しいです。
例え反対の意見が生まれたとしても、意見が衝突して議論を尽くして前に進んでいくことで、少しずつみんなの心の向きというかベクトルが同じ方向を指すようになっていくんだと思います。
みなが同じ目的意識を持つことができたら、その組織は本当に強くなるはずです。
 
このようなことを促す環境を目指すためにも、伝統に縛られず、新しいことに勇気を持って挑戦していきたいです。
それに私自身みなに見られて恥ずかしくないように精進していかないといけないですね。
 
 
ディンギー班は「両クラス全日本インカレに出場する」ために活動しています。
それは「32年来の挑戦」ということで、歴史を塗り替えることに繋がります。
これを達成するための過程で多様なことを経験し、面白みや楽しみを感じることで人間的に成長することこそが、ヨット部の最終理念だと思うんです。
 
何よりこれが私がヨット部で活動する理由なんだと思います。
学生主体の組織の中でこんなにも刺激的で、自分を高めてくれる材料が周りに転がっている環境はないと思います。
まだまだ未熟な人間ですが、これでも成長を日々実感しています。多くのことを学んで糧にしています。
 
 
色々徒然と述べました。
でも前提として、応援・支援してくださるみなさん、頼れる同輩、頼もしい後輩がいて初めて私は主将を務められています。
本当に感謝してます。
ありがとう。
 
泣いても笑ってもあと半年、「何事も楽しく、何事も真剣に」。
面白くてナンボですから。