reverse*rebirth

4年ぶりに稼働しました。日々の糧にlogをつける-。韓ドラは相変わらずいろいろ見ております。

『宮』(4話)雑感。

2006-01-31 16:58:19 | 韓国芸能全般

まだまだ、序盤。
そして、個人的にはユルの爽やかさが吹き抜けるような回でした。…と同時に、彼の裏(憂い佇む野望とでもいうか)を感じる回でもあったりして。なんだか、4人それぞれに運命の軸が回転し始めた―――って感じでしょうか。

―――というわけで、4話の雑感。
ユルはオフィステルに(皇室典範で、皇位継承者の家族以外は宮中にいられない)滞在しているところに母からの国際電話(イギリス→韓国)。仕事が片付いたら、明日ソウルへ発ち、私がユルを何とかしてあげるから(亡くなった旦那の後を継ぐ正当な継承者として)…と言う。そして、チェギョンと初めて会ったときに(転入生として場所を尋ねてたユル、そしてジャージ+スカート姿で教師に追い回されるなか逃げてたチェギョン)彼女がその場に脱ぎ捨てていったジャージをアイロン掛け中。

その頃のヒョリン。
コンクールを終えて、ホテルのラウンジでバレエの名門イギリスの「ロイヤルバレエスクール」への入学を許可される。輝かしい未来が開けた瞬間…それは突然目に入る。

その光景とは―――
海外ニュースとして、韓国の皇太子夫妻(シン+チェギョン)の結婚式の様子の放映。同席していたヒョリンの教師はヒョリンと皇太子は同じ学校で、この学校は韓国で最も有名な芸術高校(名門)と言う。このニュースを見て思わずその場を後にするヒョリン。自室でバレエシューズを手に、パレードの様子を見て涙を溜める。教師に促され、再び席に戻り、書類にサインを求められるが出来ない。書類の内容には満足してるけれど、自分はロイヤルバレエスクールに入学することはできない―――と答えるヒョリン。失ったものの大きさに気づいてしまった~…ってことですかねぇ。時として野望より情が優先されることあり、その逆もまた然り。

皇太后は、尚宮と皇后にチェギョンとシンの様子を伺い、皇太子妃の教育についてあれこれ言う(このへん聴き取れず、聞き流し。)2人を政略契約結婚させたのは、先代皇帝の遺言を受け継いだその妻である皇太后なわけでありまして。

チェギョンは、部屋をあれこれ探索し、金の掛かっている部屋に驚嘆する。その後、皇太后・皇帝・皇后、そして皇太子夫妻が集まり…
皇太后が、小唄のような節回しで「男女の仲とは…、皇太子夫妻は楽しいことも悲しいことも生きて、いつでもどこでも…」みたいなことを言っているのだが、おおよそ朝に弱いと思われるチェギョンはうとうとしている(小唄のような節回しだから?)。その後、これからはチェギョンは皇太子妃なので担当の警護もつけるという話の流れになったところで…
          
シンが突然口火を切る。「約束を守ってください」と。
その約束とは…
「昌徳宮(チャンドックン)を自分に下さい。そもそも、結婚前にはっきりと結婚と言う形式だけで(チェギョン)を外へ移させると言ったでしょう?」
コレに対して、皇后は「まだ昌徳宮の修復が完成していないから、あと1年半待ちなさい」
と言うのだけれど、シンは…
「今にしてもあとにしても、どのみち約束を守る気ないんでしょう」ときっぱり。
そして、居住まいのないチェギョンの手を掴んで
「出るぞ!出ないのか!?…では、私たちはこれで失礼します」と退場。

このシンの言動に、残された3人はなんであんな風になったのか…、やはり王立高等学校に進学させるべきだった、とかあれこれ言う。(シンは王族の反対を押し切って王立高等学校でなく、韓国芸術高校の映画科に進学した経緯がある…)

一方、チェギョンは↑のは全部シンの演技だったことが判明し、さっきまで肝をつぶしてしまっていたのだけれど。そして、お付きの警護女性が3人紹介される(皆、背がむちゃくちゃ高く、髪型が同じ)のだけれど、その事を知らせた長官に何度か見たことあるけれど、「アジョシ、どなたですか?」と尋ねる。で、この男性が内官(내
관)と知り、内官→内侍(宦官)と連想ゲームをしてしまいクスリと笑ってしまう。(内侍はもちろん、内官にも宦官(환관 )の意味がある)そんなチェギョンを見て、「一体どんな想像してるんだよ?」とシン。そして内官は「アジョシと呼ばずに、『宮内官』と呼んでください」と。
          
           ↑アジョシこと宮内官の日々はさり気に忙しい。

そして、

「ピングンママ(皇太子妃)」と呼ばれてちょっと浮かれるチェギョン。自分は今その立場にあるのだと。
教育担当のチェ尚宮(って聞くと…チャングムのあの強烈なチェ尚宮を思い出してまうが)がまた教育担当ということにガッカリする。が、一方結婚したことによって財産証明書を渡され、1人でこっそりその桁数を見て「金持ちだ!!万歳!!」とガッツポーズ。

そのことがあってチェギョンは通学のリムジンの中で、ノートにあれこれ書き込み顔がにやける。周りから、頭が沸いたかおかしくなったんじゃ?と思われるほどに。まぁ、いきなり金持ちになると色々したいこと湧くんだろうなぁ。私も、きっとLOTOなり、ジャンボ宝くじで高額当選したらこんな風になりそうだ…。

で、学校に到着。
シンにとっていつものことでも、チェギョンにとってはリムジン通学を始め、皇太子妃の身分としては初めてのことだらけ。そんなわけで、ケータイカメラで写真を取ろうとする野次馬にピースサイン、つまり浮かれているんですが(笑)。ちなみに、いつもスカート+ジャージ姿で登校なのだけれど、今回はジャージなし!(ユルが預かっているというのもあるけれど…)

教室に入る前に、ユルがチェギョンのジャージを持って佇んでいる。彼の前を通り過ぎるも…、振り返るチェギョン。
「んっ?私のジャージだ!ところで、誰?」
「覚えてないの?」
「あぁ、あの学生?そうだ、あのときの学生でしょ!」…と、ようやく思い出すチェギョン。
ちなみに、このときチェギョンはユルに、交流の証?とでもいうか…互いの人差し指をくっつけようとする『E.T』的試みをさせるんだけど…くっつく寸前にくるりと背を向ける。で、からかわれた?ユルは差し出してしまった人差し指を所在なげにして、退散(笑) 
          
チェギョンは今日もハイテンションに友人たちに挨拶。
でも、皆いつもと違って冷たい。で、そんな態度にこれから変身する!といって、次の行動にでまして(笑)1段階:腕巻き(名前が出てこないが…腕頭巾?絵の具の汚れが付かないように)→2段階:ジャージを履く。外見はこれで!そして、友人のパンをかっさらって食したり。
  

一方、その頃のシンはと申しますと―――
友人たちと校庭でバスケをしてる。シンはシュートも決め絶好調で、まさに花形。で、その途中にころんでしまう。もちろん少し離れた場所には警護がたくさんいて、玉体の一大事駆けつけようとするのだけれど。でも、大したことなくちょっと擦りむいただけ。が、もちろん痛いので顔をしかめている。

そんな彼に駆け寄る友人たち。
で、結婚したシンに「初夜はどうだったのさ?何かあったのか?」と尋ねる。
が、当然のごとく何もなかったわけで。「お前らが想像してるようなことは1つもないよ」と言う。でも、例の噛み付き事件(笑)を思い出して…。

その後、廊下でヒョリンと出くわすシンと友人たち。
その頃、チェギョンとユルはベランダで、すっかり打ち解けて会話中。チェギョンはクラスの豹変振りに、自分が突然皇太子妃になり、世間で言うシンデレラ・ストーリでもないのに…とグチる。

           
ヒョリンはシンと…密会?中(↑なんだか翳りを感じる写真)
1話で、個室でヒョリンにプロポーズしたのをバレエの為に蹴ったヒョリン。そして、蹴られて親族の決定に従って政略結婚したシン。お互いに後悔してる…?もう、戻れない川に行き着いてしまったのやも。そんなわけでヒョリンはシンに、
「あんた後悔するよ、私を待っていられなかったことで一生。ゲームオーバーだよ…」

さて、チェギョンとユル。
寒々しい教室へ気合いを入れていざ帰還!!
教壇にたって一言をと促されて喋り始めたところ…皆が歓声を上げてチェギョンを祝福。
つまり、皆が冷たかったのは演技。女担任には、「結婚おめでとう、でも先生より先に結婚して!」なーんて言われる始末。人生の先輩ならぬ、結婚生活の先輩になってしまったチェギョン友人にも、「有夫女(人妻)になったんだから、人生終わったね!!」と言われるし♪

さて、下校時。
ユルと話しながら出てくるチェギョン。もう、2人はコンビ的な感じだな…
クラスの演技を知らなかったのはチェギョンだけで、ユルは知りつつも黙っていたので、ね。
楽しく下校の会話途中だけども、シンを乗せたリムジンが待っていて、チェギョンはせかされる。そして乗り込み出発するリムジンを見送って呟くシン―――「…そこは、俺の場所だ」、と。

同時に、自分のいるはずの場所のリムジンを見つめるヒョリン。
シンの友人たちのもとへ行くと、携帯をプレゼントされる。(ヒョリン自前の携帯は、空港でカートに轢かれてしまったので(韓ドラにある定番の不吉な演出の1つですね~)。ちなみに待ち受け画面はシンで、偶然居合わせたユルはまじまじと彼女の携帯を覗きこんだ経緯アリ。)

リムジンでの下校途中に、過日の普通の下校生活を思い出すチェギョン。
前は、自転車で学校に通って、帰りに寄り道して…―――みたいな。
で、希望出すも予定びっしりで却下される。そんなイヤホンして音楽を聴いてるシンに対して、毎日祖母(皇太后)・父(陛下)・母(皇后)に会えて「贅沢な!王子病め!!」と腹いせに?何度も口にするチェギョン。

場所はうって変わり、街の花屋で偶然会うユルとヒョリン。
ユルはイギリスから帰国する母へ、ヒョリンは顔に泥を塗った恩師へのプレゼントで。その後、ホテルで行われたパーティーで恩師の許しをもらえ(泥を塗られても、やっぱりヒョリンはそれだけ優秀な存在のようで。ロイヤルバレエスクール入学の話の時に、相手にヒョリンは韓国のスターになる存在!とか色々言っていたので)何とか事無きを得る。

そして、ホテルの前でヒョリンはまたユルと再会。
ヒョリン、ユル、ヒョリンの教師、ユル母。それぞれビックリする。
そして、ユル母とヒョリンの教師は、大学の先輩・後輩で旧知の関係と判明!
で、よく喋るヒョリンの教師はユルに王子みたいと、本物の王子に失言。

事情をよく知らないヒョリンが後で尋ねて、ユル母が本当の皇太子妃だったと知る。
で、状況を把握する。つまり、シンが皇太子でなかったかもしれない、ということに。

その頃、心落ち着かない皇后。
胸騒ぎする理由は、ユル。13年も音信不通だったのに、今になって何故?

心落ち着かない皇后の予感はまぁ、当たっているわけでして…
今上陛下の兄(ユル父)の何回忌かの場所にて。
          
ユル母はユルに…
「これまで私たちは多くの苦労をしてきたでしょう…。これからが始まりなの。私たちが失ったものを少しずつゆっくりと…(復讐の始まり)」と。うむむ…。

さて、チェギョン+シンの宮中生活。
陛下との映画鑑賞会があったりする。
昔の映画だけではなく、最近の映画もあると宮内官に言われホッとするチェギョン。
でも、その前にチェギョンには勉強があり、シンはフェンシングをしている。相変わらず勉強嫌いなので早く抜け出したいと思うチェギョンの携帯にシンからの呼び出し。

チェ尚宮に止められるが、皇太子(シン)からだと言うと許される。権力の勝利!ですねこのへんは(笑)本当は後から行くとか、自分だけ行け(台詞うろ覚え…)という内容だったのだけれど、一刻も場を抜け出すべく「今すぐ陛下の下へ参ります」、と言うチェギョン

で、映画鑑賞会で見てたのは、どうやら4様(ペ・ヨンジュン)の『スキャンダル―朝鮮男女相悦之詞―』じゃないのかな、あんだけ騒がれたのに関わらず私は未見だったりしますがで、陛下に感想を求められ色彩に着目したチェギョンは、自分たちは「白の民族」と言われるけれど、自分は…と自論を展開して関心される。そして、「これからも週に一度映画デートをしてくれるかい?」と陛下からお誘いが。

映画鑑賞会が終わり…宮へ戻る2人。
シンはヒョリンから電話があり、チェギョンは恋しくて実家に電話。
ため息をつき、外へ出ようとすると…
シンがテディベアを持ち、何か想いに耽っている。

それを見てチェギョンは―――
「何か胸が痛むようなことがあったから、そんな表情をしてるの?自分の好きな女と結婚できなかったから?だからそのせいで?何それ。じゃあ、私は何なの!?あぁ、本当に気分が凹むなぁ…」と思う。

さて、2人の行く末はいかに?


やはし、序盤というのが否めない感じですね、まだまだキャラクター説明とでもいうか、特に主軸4人を渦中に掻き立てるであろうユル母とか。こうして書くのに当たって見返してみると結構面白いのだけれど。それは、私がハマってるからでしょう、きっと(笑)

しかし、シンの友人たち…
微妙です(苦笑)、財閥的身分男子だってのは判るんだけど、皆デリカシーないような。orz...
1人だけマシな感じの気の付く男子もおりますが。あとはビデオを終始回してたり…(映画学科だからねぇ)

それからチェギョンのダメ親父(笑)、最初見たときはすんごいデフォルメキャラだなー…なんて見ていたのではありますが、段々妙味ましてます。しかし、格好はさながら「不良主夫」だったりする。母はバリバリ働き、旦那は家で…、しかしこのドラマ女性陣は皆割りにテンション高め?な気も(ヒョリンとかは別ですけど)。テンション高いと言えば、原作ではぶっちゃけ変態的キャラクター(美少年が好きという設定)の宮内官/内侍がドラマではナイスミドル(死語?)なキャラクターに変身してて、かなり好感度高いです、私的に。原作も嫌いじゃないけど…あのキャラクターをドラマには持ってこれないだろう(笑)と踏んでいたので。

他には…映画学科・映画鑑賞会というモチーフはドラマオリジナルなのだけれどうまく消化できてるなぁ、という気がする。ところでなんで『スキャンダル』だったんだろう。朝鮮王朝への理解とか?今後も出てくるなら脚本書いてるイン・ウナさんの『カルtell me something』 (ハン・ソッキュ+シム・ウナ)、『良い人がいたら紹介して』(チョン・ジュノ+シン・ウンギョン)とかの鑑賞シーンがあったらそれはそれで小ツボで面白いと思うのだけれど。

あと、映画鑑賞会のシーンで、チェギョンが「白の民族」というのを聴いていて、なんだかふと柳宗悦(やなぎ・そうえつ/むねよし1889-1961)を思い出した。この人は、朝鮮王朝の陶磁器評価を高めたり、まさにドラマの舞台、景福宮の光化門の取り壊しに反対したという当時のことを考えると珍しい文化人であったりします。ちなみに、著名なデザイナーの柳宗理は彼の長男であったりします。やっぱり、血は受け継がれるのかなー、なんて思ったりする。岡本かの子→岡本太郎ではないけれど。

そんな余談なことを思い浮かべながら、特段思うこともなかったOSTが気になりつつ…+今のところMBC公式の写真用いてますが…何故かロゴの模様がスズメバチの巣に見えてしまってしょうがないのは…、私が風邪で頭がボーっとしているからなんでしょうか、いやはやどうなんだろう。


           
上の写真じゃありませんが、あったかいココアでも飲んで、布団にもぐるとでもするか・・・。
しかし、やらなきゃいけないことが!!あぁ


『宮』(3話)雑感。

2006-01-29 03:09:41 | 韓国芸能全般

もう5・6話が放送されまして…
かなり乗り遅れ気味ですが(放送は勿論見てますが!)、3話の雑感でもば。
本当は3・4話としたかったけど、どうやらむちゃくちゃ長くなりそうなので分割!!
しかし、5・6話見て、すっかりヤラレ気味なので、早くそちらを書きたいんですけどねぇ~…。お楽しみは最後までとっておく、というかやはり順序は守りませんと。

―――というわけで、3話の雑感。
祖父同士の取り決めもあり、金の為(家の借金)に皇太子シンと結婚することにしたチェギョン。
が、さすがは宮。ロイヤルプリンセスになる彼女には結婚する前にいろいろと学習しなきゃいけないことが多く…宮中用語然り、色々ある婚礼の手順も然り。

しかし、もとより勉強嫌いなチェギョン(高校も学力より実技が良くて入学した経緯アリ)はあきあきしてイラスト描いたり、眠りこけたりしている。そんな実態に、良家出身で絵に描いたような「良妻賢母」である姑(皇后)はあきれるばかり。そんな嫁を慮るのだけれど、チェギョンはそんな心中露知らずで、宮中を逃亡してお付きの尚宮(サングン)を困らせるばかり。(ちなみに、お付きの尚宮2人は、前に寝起きの顔を取られたチェギョンの写真を新聞で見て、こんな人が皇太子妃になるなら自分でもなれなくないな~…なんて雑談してた2人だったりする)

で、自分の代わりに監督不行届で怒られる尚宮を見て、覚えられるわけない婚礼の手順を手首に書いてカンニングしながら、やり過ごすチェギョン(笑)

そんな、慣れない宮での嫁入り修行をしている心もとないチェギョンの元にシンが顔を見せにやってくる。
         
ユルからの差し入れとしてお菓子を渡す(これ本当にユルからだったのか?…シンがユルの名を騙って渡したのかな。気になるのです)もまだユルが誰かを判っていないチェギョン。
「まさか母親が恋しいのか?」というシンの失言に、表情を変えるチェギョン。
そんな気まずい空気の中で、シンはチェギョンに「自分が約束できるのは離婚だけ。もう少し年を取って、自分が決定権を握った時には、自由にさせるから。今は皇太子で年も若いから出来ないけれど」と言う。
まさに契約結婚の世界ですな、本当に多いよなぁと思う、韓ドラは。
しかし、このシーンみながら全く別なこと思ってた…orz。むしろ紅葉に目がいってたというか、実際綺麗だし、やっぱり韓国は秋が1番映える季節なのかなーと思う。夏は暑いし、冬は寒いし(冬にやっているドラマをみると俳優たちが白い息を吐きながらセリフをいうところにもグッときますが)

さて―――
2人の結婚式(というか国家行事!)はテレビ中継され、文字通りの祝賀ムード。
チェギョンとシンは婚礼衣装を着て儀式をこなしてゆく…。(シンが手にしている白い鳩にどんな意味があるのか興味深いのだけれど)そんな式の中で久々に家族と再会する。このへんはじーんときたなぁ。2話のラストで、家の借金を知って、祖父同士で決められた結婚に驚き反発しつつもすることを決めて、宮へと向かうチェギョンに無くオヤジ(むしろ、これは借金を作ったオヤジの責任なのだが…)を含め家族に向かって
「自分で選択したこと。私の人生は私が責任を取るから、心配しないで」
と言うんですよ。

で、式で再会したチェギョンと家族の間にはもう俗世と離れた厳然とした階級差が流れているんですよね~。普通に結婚しても、切り離される関係ではあるけれど、皇太子妃とでもなるとその差は計り知れず。そんな高貴な身分になったチェギョンのカツラと衣装を直してあげる母の姿にじーんときてしまった。両親が祝言かな?を述べるところもじーんとしましたが、ここではオヤジがセリフを思い出せず、チェギョン同様にカンペを目で追いながら喋りはじめるのにクスリとしてしまった、似たもの親子ですな♪

その後パレードへと向かう2人に、海外からの取材も沢山来ていて―――
報道陣の中に佇むユル。あの場所に自分はいるはずなのに…といったところでしょうか。
         
そして皇太子の秘密の恋人、ヒョリンは国際バレエコンクールに参加。
シンを想いつつも、彼を跳ね除けてまで選んだこのチャンスを不意にしたくないと気持ちを切り替えて専念する。
         
パレードが進む中、祝賀に参列する中にチェギョンの友人たちもいる。
で、自分たちは「皇太子妃の友人」だと周りに触れ回るが、友人たちの呼びかけも虚しく(というか皆が祝賀してるから)気づいてもらえず、あげく周りには信じてもらえず、食事をしに行けば、客が多すぎてメシは売り切れてもうないよ!と断られ二重に(笑)ショックな友人たち。

その頃、パレードを終え、宮へ戻り挨拶をする中で、チェギョンのカツラが取れて相手の頭にのしかかる!シーンがあるんですが、これは原作のまんまで受けてしまいました~。このシーンに限らず、この結婚式は物語の展開というよりは目で光景を楽しむ回な気がする。原作ではモノクロだし。途中途中に2頭身化されたデフォルメなキャラクターも出てこないし。(実写だからなわけですが、逆に原作ではデフォルメされたキャラクターを大いに生かされてるんですが)韓国は割りに原色で鮮やかな色使いが多いですよね~、そういう意味でも楽しい

で、儀式の最後は皇太子妃殿で同牢(同室)。
未成年なので純粋に同じ部屋にいるのだけれど、そんな中チャギョンはいつか離婚するこの「契約政略結婚」をアレコレ思っているうちに、そのまま疲れからか眠りにつく2人。
         
尚宮たちに起こされるのだけど、なかなか起きないチェギョンにシンが起きろと促す。しかし…、夢を見ているチェギョンはシン(夢の中ではその相手はオバサン)に突っかかるが、相手がシンだったことに気づき、狸寝入り!(このシーン↓、視聴者に好評だったみたいですが、確かに可愛かったですなぁ)
          
その後、食事をした後に、再び同室(形式的儀礼で)する2人。
部屋の外では、尚宮たちがうとうと居眠りをしている中で、帰るというシン(部屋はチェギョン<皇太子妃の部屋>なので)に対して、いなくなったらどうするの!?と呼びかけ、節目がちに
「これからどうぞよろしく。…そして、正直に言うと宮は怖い。だけどこれからここで生活することになるから…」というのだけれど。

これに対してシンは―――
「自分は名目上の旦那(契約結婚)だから、お前を手伝うといったら正直約束できない。元はといえ誰かが宮中に入って利用したんだから。友人として、悩み相談程度なら乗ってやるからさ。」

この返答に、ムッとするチェギョン。
「何それ?私はなんでもない(つまらない)友人としての存在だっていうこと?」と思いながら。
で、ささやかな(いや、かなりの)反抗として、握手を求めたシンの指に噛み付く!!!

尚宮たちに押さえつけられ退陣するシン。
そんなシンを見送りながら、彼の態度にガッカリするチェギョン。
さて、2人の行く末はどうなるどうなる。

この回は、原作で言うと、1巻ラスト+2巻序盤あたり、ですね。
結構、セリフもそのまま引用しているところもあるようで、原作読んでるとツボなところも多いのかな~とも思ったりする。(私も読んではいますがそこまでの理解力と記憶力には到底及ばない…)逆にドラマのオリジナル部分もあってそれはそれで良いし。それにしても、もうすっかり原作もドラマもハマってしまって抜け出せない…orz。

それにしても、この3話ラストでチェギョンがシンの指に噛み付きますが、韓ドラってこういうの多いですよね。そして、心なしかこの噛み付き(笑)韓ドラ以外で見かけたことないような…。いっつも気になってるんですよ。何かあるのかな~。

あぁ、早く続きを書きたい!のだけれど、毎回自分のコメント力(記事作成能力)のなさでエライ時間が掛かってしまうのだけれど、本気で続けられるんだろうか…、甚だ疑問だ。それが何よりも問題。そして、先程、記事が吹っ飛んで冷や汗をかいてしまった。コピーしといてよかった~…。ふぅ。


女の空間。

2006-01-24 23:59:30 | 仕事と人生を考える

だいぶ…派遣社員として仕事をする日々にも慣れて(本当に??)来たかもしれないこの頃。
とは言っても、やはしまだまだ慣れないというか気の抜けない日々は続く。

そして、実際問題かなり神経すり減らしてマス。
仕事そのもの、もそうなんだけど、環境というか空気感に。

私は、いわゆる普通のオフィスでの仕事内容が初(つまりOLってことですかね)なので、色々とあー、こんなことがあるんだなと思うこともしばしば。

そこに横たわるものの1つが、「女の空間」(勝手に命名)。
基本的に、女性っていう生物は概してオシャベリだなーって思う。
ま、男性と女性では脳の構造そのものが違うらしい、とは耳にしますが。

で、女性な自分はどうなんだ、と言われるとそういう類じゃなくて、むしろ男性寄りなタイプ(だと思う)なので昔からいわゆる女性集団というものが至極苦手、です。なんだろう、寄り添いながらも腹の探りあいをしてたりするのが、目に見えるというか本能的に察知してしまうんですよね。強く言い切るとものすごく「白々しい」とでもいうか。それが、社会生活を行っていく上では必須のことで自分も合わせているとはいえ。

もちろん、親しくなったりすれば違うんだろうけれど、実際問題それは難しい(また適度な距離感は必要)。そして、そこから抜け出すのも中々難しい。で、そんなのが強調される「女の空間」を挙げてみると…

更衣室、お昼ご飯時、女子トイレ、給湯室の4点ではないかと思うんです。
なんていうか、本当に「女の空間」だなー、とひしひしと思う。
そして、現実にいるんですねぇ。お局様的な人というのも。まぁー、よく喋る、よく抜ける(休憩)私はその場を通り過ぎて風景を目にしてるようなモノですが、こんな風にして会社社会があるんだなぁ、と思う。微妙にある序列。そして、同調しつつも、どこか探りあいながらも寄り添う集団。

とりあえず、お昼時が心休まらない!仕事以上に神経すり減らしてるかも。
なんでせっかくの休憩時間なのに、緊張を強いられる必要性があるんだろう…。
別にテレビを見る(いいとも!)必要性はないから、社員さんの集団と隔離された、ホッと出来て、午後からのメリハリを作れる環境が欲しいなぁ、と他の派遣さんもどうやら思っているらしい。

やっぱり皆思うことは同じなのか?
外食にして気分転換したいところだけど、節約で弁当派
としてはそれもままならず。
うーん、どうしたものか。

3大欲である、<食欲・睡眠欲・性欲。>
考えてみたら、この欲に絡む相手が好ましくなかったら、行為そのものを実現できても苦痛なだけだな、としばし思うのではあるのだけれど。

とりあえず、1人(気を張らない自分で居られる)の空間が欲しいかも。常に、被り物というのもツライ。ほんの少しでもいいからファスナーを開けさせて小休止させてくれ、と密に願いつつ。

そんな願いを秘めつつも、救いなのは。
オフィスから見える風景。私はいつかあの場所へ到達するんだ、向かうんだ―――と思わせてくれる場所が目に入る。それがせめてもの救い。

窒息しそうな空間に吹き抜ける、1篇の風景。
自分は、そんな些細な事で今日も仕事を終えて、そして明日も仕事に出掛けよう。


ホリエモン事件で思う、摩天楼は灰色に。

2006-01-24 00:48:13 | 私的気になるNEWS

livedoorの「ホリエモン」こと堀江貴文<容疑者>他数名が逮捕されましたね(2006-01-23)。
テレビを見れば、番組差し替え繰上げで放送されるし…「報道ステーション」、「NEWS23」とか。

こんな事態になるということは…やはし、デカい事件なのだなと思うわけです。

何故って、連日株価は全体的に下がり…(見方を変えれば、手を出しやすい時期なのかも、ですが。素人自分には良く判らず)、国内だけでなくて、アジアにも波及を与えて、その名も「ライブドア・ショック」。デイトレが流行し、個人投資家も増えてきたこのご時世に、この事態の打撃はさぞや大きいことなんでしょう。

で、見てると人生はホントに表裏一体。
いつ裏に、表になるものか判らないものだなー、と思う。
社長だったその人は、今容疑者として東京拘置所に。
逮捕された人々の顔写真(顔相)をボーっと見つつ。
あんなに、色々メディアに出て、これでもかとアピールとアクの強さを見せつけて。

収監されたところで、保釈金を支払って出るんだろうか、と思うのですが。
一体全体どれくらいの保釈金になるんだろう。結構気になるところ。

こうしたニュースの裏にふと、思うんですよね。
何を思うかって?
―――な~んだか、裏で仕組まれてる感じがする、ということ。
ここ最近騒がせている、というか注目されているものとして、「ライブドア」以外に「耐震データ偽造事件」があるじゃないですか。

証人喚問も行われていますよね、「ヒューザー」の小嶋社長とか。
最初の頃は、いろんな番組に出て、声高にあれこれと言ってましたが…
今や、声のトーンも様子(外見:メガネ姿)も別物演出。
なんだか、こんなところに今巷で売れてる『人は見た目が9割』というのをふと思い浮かぶ。

でも↑の耐震事件、なんだか「ライブドア・ショック」の影に結構薄れてる気がしなくもないんですよね~。ある意味、出来すぎているとでもいうか。なんだか世間の目を逸らされてる気が、正直しなくもない。
う~ん、仕組まれてる!?深読みしすぎですかね?

こういうときに、本物を見抜ける目が養えたら言うことないんだけど。
「全ては、疑うことから始まる」、とでもいったところでしょうか…。

ま、そんなことを思ったのです。
株価の行方は気になるけど…、それよりも生活に関わる「耐震データ偽造問題」に注目。
そして、「livedoor」で思うのは、ITとか云々でなくて、有名企業であっても、重要なのはそこに在籍する社員/職員の定着率(離職率の低さ)。これは、就職活動をする上でもかなり重要だと思う…。定着率が低いというのはやはし、何らかがあるんだろうなぁと思ってしまう。

それにしても、ホリエモン、マスコミに取り上げられて(或いは、自らマスコミへ飛び込んでいって)色々してますが、彼が出した出版物ってどうなるんだろう?素朴な疑問。やっぱり、回収されて出版倉庫の片隅に安置なんですかね。気になります。

人を好きになったり、築きあげたりするには長い月日が必要だけれど、
人を嫌いになったり、信用を失うのには、時間は要らず、一瞬でケリが着いてしまう。

そんなわけで、あれほどもてはやしてたマスコミも事件で一変、翻し。
いやはや、世の中恐ろしい。
そして、ある種の限られた人間で構成されて、世界は出来てるかもしれない、という事実。

うーん、摩天楼は灰色に、虚ろいでいるのかも。
いや、それ以前にそんなモノありゃしないのかも。
あぁ、今日もこんな時間だ。もう、寝よう。


『輪舞曲(ロンド)』を見まして、いろいろ思うコト。

2006-01-23 01:07:00 | テレビ・ラジオ番組

えーと、ちょっと乗り遅れた感もありつつですが(苦笑)…
ようやっと昨日(1/21)、TBSテレビ放送50周年特別企画&日曜劇場の『輪舞曲(ロンド)』を見ました。
(編集?していた)再放送分ではなく、録画していたモノを。そして、2話をリアルタイムで鑑賞。

              
で、見たら…
最初に番宣らしきモノから入ったのにはビックリした。
それだけ、気合が入っているということなんでしょう、うん。
日曜劇場だけでなくて、TBSテレビ放送50周年特別企画とまで名がついていますし。
チェ・ジウ始めとして、色んな方々を韓国から呼んでますし…さぞやお金も掛かってるかと。
(あ、でも放映権を各国に売って、制作費は既に回収されて更に利益もあるという話も…)

初回は2時間SPで、映像もかなり凝ってました。
ついでに、何てこと無いくらいの雪でも大いに弱る関東近辺では初雪の日に見てたら、ドラマでも初雪のシーンがありまして、タイムラグで見てるのに妙にタイムリーだと思いながら鑑賞。

…で、いろいろと思うことがありまして。
とりあえず、<韓ドラ視聴者(+単にドラマ好き)的に見た感想。>

チェ・ジウ+イ・ジョンヒョンは『美しき日々』での共演してますが、イ・ジョンヒョン黒髪になって落ち着いたなぁ(黒髪の方が似合う)~、そして今回は逆転して彼女が病弱な役なのか…と思いつつ、シン・ヒョンジュンはチェ・ジウと『天国の階段』で共演していて見事なくらいテファ兄さんのイメージを払拭していたのにはおぉ~と思うのでありました。(そういえば、彼が主演している『家門の危機』を少し見たけれど、かなり面白く、やはり演技達者な俳優なのだなぁ、と思いつつ。)

…この韓国人キャストの選出はやはし、日本における韓ドラを考えての選出なんでしょうね。チェ・ジウを軸として。あと、この手のドラマでは無理に外国語(日本語)を喋らせたりすることもありますが、それが無いのは正解だな、と。もしそうだと、俳優は大変だし(セリフ覚え+感情表現)、視聴者は違和感を感じたりして本編に集中できなくなる場合もあるし。

しかし、日本人と韓国人の意思の疎通が適わないシーンの中で、まるっきし英語が出てこなかった(ような…)のにはちょっと違和感が。うーん、とですねエスペラント語(ウィキペディア)ではありませんが、英語は実際問題共通語になってるじゃないですか。だから、あっても良いんではないかと思うのでありまして。

それ以外には、巷や公式BBSではヒデ演じる佐藤隆太が竹之内豊演じる西嶋ショウに対して男同士なのに「ヒョン」でなくて「オッパ!」との呼びかけに改善命令の嵐が吹いてますが、確かに違和感ありますね。結構、このドラマ韓ドラ好きな方たちも見てると思うし(公式BBS覗くに)、海外で放映権も売ってることだし止めた方がいいかも。ツッコミ的に見るドラマならそれも一興ですが(笑)

その他のキャスト(日本人)は…
杉浦直樹氏を悪玉ボスに持ってきたのがスゴイなぁ、と。(そういえば杉浦氏が出演してた、過日NHKで放送していた『クライマーズ・ハイ』は良かった。余談ですが、今土曜日にやってる『氷壁』もいいですよ。多分、視聴率は高くないんでしょうが…侮る無かれNHK!)
彼の片腕の在日韓国人を演じる橋爪功氏もいい。両氏とも良い人役が多いイメージですが、悪役もいけますね。まさに、役者はかくあるべし、なのかもしれませんが。

市川由衣&速水もこみち、という若手な方々は…、今後に期待ですね。しかしTBSは市川由衣使うの好きだなーという気がする。速水もこみちは、なんだかずーっと連ドラに出ずっぱりな気がする。『ごくせん2』→『雨と夢のあとに』→『電車男』→『ブラザー☆ビート』→『輪舞曲』といった具合に。ヒデ演ずる佐藤隆太はやはしイイ!過日の『里見八犬伝』でも好演してましたが。そういえば、韓国つながり?にあてはめるとすると…『東京湾景』で仲間由紀恵演ずる主役の良き理解者役やってましたっけ。

木村佳乃は日韓観光広報大使を果たしたのも絡まっての出演ですかね、やはし。韓国側はチェ・ジウだったし。肝心要の竹野内豊に関してはいいんじゃないんでしょうか。あとで違うことで語りますが。しかし、私は彼の作品で真っ先に浮かぶのは『WITH LOVE』だったりするんですが、結構これ挙げる人少なさそう…ですねぇ。私は好きな作品なんですけど。今やチェ・ジウの日本語声主こと田中美里と共演してて、ミッチー(及川光博)+藤原紀香とか出てたんですけど。次に思い浮かぶのは常盤貴子との『理想の結婚』だったりする。
多分、一般的には『世紀末の詩』とか『ビーチボーイズ』とかなんだろうなぁ。

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、ここからは・・・違う視点で語りたいかと思うのでありまして。
私は、映画も好きでいろいろ見ますが、その中で香港映画
もかなり好きだったりします。

それででしてね…このドラマを見た瞬間に、「こ、これは…!!ぎょえー!」
と、エドヴァルド・ムンクの絵画『叫び』(↓)状態に陥ってしまったのです。

           
それは何故か?
―――…香港ノワール(というか、香港映画の枠を外しても)大傑作な『インファナル・アフェア(無間道)』
に相当“インスパイア”【思想・感情を吹き込むこと。鼓吹。】?いや、むしろそのまま設定頂いた感が拭えない程でしたのでギョエェェェェェー!!となってしまったのです

いや…本当に。
あの傑作を見た御仁なら絶対理解して頂けると思うんですが!これって、よくJ-WAVEの『GROOVE LINE』でやってる“音楽のグウゼン(偶然)”ならぬ、“映像(映画/ドラマ)のグウゼン(偶然)”ですかねぇ。ならいいけど…でも、どこもかしこも『インファナル・アフェア』に見えちまうんですがー!!!(T_T)

同じくTBSで江口洋介主演でやっていた『逃亡者』みたいに、リメイクと宣言してないところを見ると、やはしオリジナル…ってことなんでしょうか。でも、これ海外に放映権売ったんですよね…。ぶっちゃけ絶対アレコレ言われそうな予感満載なんですが。(むしろ、言われなかったらそれはそれでおかしいッス)

だって、『インファナル・アフェア』と結びつかないトコロ、殆ど無いような気が…(爆)

           陳永仁@トニー・レオン(梁朝偉)

竹野内豊演じる西嶋ショウ/金山琢己 = トニー・レオン演じるヤン(陳永仁)で、潜入捜査官。上司(警官)演ずる石橋凌は、まさにアンソニー・ウォン。(時々、エリック・ツァンに見えてしまう錯覚に襲われたが…)チェ・ジウの役どころは見当たらないけど、主人公が荒んだ生活の中で安らぎを得られる相手…として見るなら、リー博士演じたケリー・チャンだし。主人公を慕う弟分演じる、佐藤隆太なんて、もろに私が映画の中で大好きだったキョン演じたチャップマン・トウだし!!!

とにかく、いろいろと符号が重なりまくりです。
キャラクター以外にも、シチュエーションとか小道具とかですね(省略しますが。)
思えば最初の始まりも… 「憎しみが悲しみを生み…世界は悲しみを舞い続ける輪舞曲(ロンド)のように」みたいなナレーションも。『インファナル・アフェア』で“無間道”(無間地獄)についての説明テロップが冒頭に流れるソレに似てる気がしてならないのですが…。

うーん、うーん…。
なんだか公式見てるとどうやら竹野内豊は最後までの内容をスタッフに提出させた上での出演了承だったみたいですが、それはさておきなんだかもう展開が読める気がする…。ま、とりあえず今後に期待です。どうストーリを消化させてゆくのか、を見ていこうかと。その昔、金城武を招いて、中山美穂と共演させた割にどうにもならなかった『二千年の恋』(フジテレビ)のようにはならないでおくれ…と密に願いつつ。


とにかくですね、言いたいのはただ1つ!
た、頼むから『インファナル・アフェア』を見ておくれ~~!!!心の叫び)に尽きるのでありました。
それは、『輪舞曲』の“インスパイア”なる元という意味もあるし、それ以前に傑作なんですよ、本当に。香港映画(に限らずではありますが…)って結構枠に阻まれて造詣深い人と、全く興味なくスルーしてしまう方達がいますが、面白いんですよ!!

どうか、一度食わず嫌いなさらずにご鑑賞頂けると幸いかと。
とりあえず、『インファナル・アフェア』日本公式サイトはコチラ

また、そのうち『輪舞曲』と『インファナル・アフェア』について色々書いてしまうやも…。
とりあえず、もう寝ます。また新しい1週間の始まり、なので。