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「細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!」を読んだ。

2009-04-13 12:41:18 | 本と雑誌
「細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!」を読んだ。



■細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
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アマゾンのレビューで評判がよさそうだったの購入。

個人的には、購入しなくてもよかったかな。
あたりまえのことが書かれているだけだった。

しかし、このような内容を平易に論理立てて1冊の本にしたためることができるのはすごい。
素直に敬服する。

数学的思考力といっても、いろいろある。

高校の時、英語の先生に「これからの時代は、英語とコンピュータと数学的思考力が必要だ。」といわれたのを覚えている。
時代は、80年代後半くらい。バブル全盛だったかな。

当時は、数学的思考力と言われてもピンと来なかった。
数学的思考力とは何なのかを漠然と考え続けた結果、私がたどり着いた答えは「因数分解」だ。
>>>学校で習ったことは役にたつ(因数分解)



本書でも、「思考の歩幅」や「論理洞察力」などは、私は因数分解の概念だと認識した。
例えば、南アフリカランドとシンガポールドルの為替換算に関する例題が掲載されていたが、普段見聞きしない通貨単位のためとっつきにくい。しかし、円とドルにおきかえれば簡単にとくことができる。
つまり、「為替の換算」という本質を理解し、それだけを抽出してとらえることが大事であると言っている。
これなどは、まさに因数分解の概念であろう。

ある問題だけを捉えて分析する場合、因数分解の概念はとても有効だ。
過去に同様の事例はないか。
問題の本質は何か。
問題を構成している要素は何か。
などなど。



しかし、因数分解の概念だけでは、視点がミクロになり、部分最適に陥る可能性がある。
そこで「全体観」をとらえることが重要になってくる。
著者が本書でことさら強調しているのは、この「全体観」である。
全体を把握すれば、今おきている事象が、全体のうちのどの部分か理解できる。
つまり大きな流れを理解すれば、細かな事実はおのずと整理されるのである。

政治・経済しかり、歴史しかり。

個人的に、近現代の世界史や日本史を勉強しているのだが、この全体観や大きな流れといったことを意識すると、歴史というものがとても面白く感じる。
学生時代はあれだけ苦痛だった歴史が、とても興味深いものになる。

全体観がわかると、理解は二次方程式的に早まると著者は言っている。
基本的な用語を理解し、まずはよく考えること。
そうすることで全体観を描くこと。
時間はかかるが、一旦全体観を持つことができれば、その後の理解は飛躍的に伸びる。



因数分解以外にも、数学的思考力を構成する要素がある。
それは空間把握能力だ。
図形問題で「どこに補助線を書けばいいんだー!うがー!」とか、SPI試験などで「四角は何個あるんだー!うぎょー!」とかなった経験を持っている人も多いだろう。

本書で、「思い込みの激しい人」に関する分析と、その直し方が紹介されているが、これは空間把握能力だと認識する。
つまり、頭の中で会話のシミュレーションができるかどうかであると考える。

とかく「コミュニケーション能力」とか「プレゼン能力」などは、性格やヒューマンスキルなどと思われがちだ。
しかし、私はこれらの能力も間違いなく「数学的思考力」に依存していると考えている。
一般的には論理的思考力と呼ばれるものも、数学的思考力の一つである。
この論理的思考力は、空間把握能力にニアリーイーコールだと思っている。
ロジックツリーや、演繹や帰納なども、「階層化」され「主従関係」を求めることから、空間把握能力が必要になると考えられる。



数学的思考力と継続する能力の2つがあれば、たいていのことはクリアできる。
つまり、明確な目標やゴールを描き(全体観)、現状とのギャップを整理して課題を設定し(因数分解)、必要な方策を継続的に実施していけば、たいていの問題は解決するものなのだ。

もちろん、仕事や勉強以外にも、趣味にもあてはまる。
仕事も趣味も一定レベル以上で精力的にこなす人は、ほぼ例外なく「数学的思考力」を身に着けていると言えるだろう。






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