湘南オンラインフレネ日誌

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11/24 東北大の被災カルテ復旧実証実験記事と/他

2016-11-25 05:07:32 | 地震津波災害ボランティア

2016/11/24 記
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朝、雪が降った。楢葉町で捕獲された猫を新しい飼い主さんに飼育委託していたが、まわりまわって私のところに戻ってきていた。机に上って、じっと雪の庭を見ていた。思うところがあるのだろうか。

●「<東北大>災害時カルテ復旧迅速化 実証実験」

被災時、特に浸水したときに病院やクリニックのカルテが紛失・破損して使えなくなることが起きる。バックアップを取っておいて復活させることになるが、各自が院内で保存していた場合、被災時に同時に紛失・破壊しまうことが起き易い。クラウドを利用した場合。バックアップは被災地外におけるので、個々のデータは守られるが、サーバが壊れると、各地に広範な影響が及び、ウィルス対策もより重要になる。

この記事は被災時早急に必要となるデータを迅速に復旧させるための実証実験の様子だ。これからは、重要度・緊急性によって振り分けて衛星通信に送られる。被災時、インターネット回線はオーバ・フローや機能停止していることが起こりうる。発災時バックアップをどこにおくかという議論のなかで、基本データだけは、個々人が携帯し、医師が症状の病歴と治療経過を記したカルテが最悪再現できなくとも、見当をつけて臨時治療を再出発できるというメリットをもたせるのが「お薬手帳QRコード版」のスタンスだ。

記事を読んでいて気になったのが、発災時のインターネットを利用可能の前提で話を進めていることだった。緊急情報用の衛星通信は別として、3.11以降、各通信会社が迅速に中継車を被災地に派遣稼動させ、長期間通信遮断の状況は改善されつつあるが、陸路を使う限り最低一日から数日は、通信不可能の状態が生まれる。

将来は特に都市遠隔地にドローン中継局が生まれるのだろうが、この記事で論じられているデータは、発災後、インターネット再開後の話と取っていい。被災傷病者や従来の疾病症状悪化の、発災直後の救急医療に応じられる話ではないと思うべきだろう。この発災直後、急性期の医療個人データの提供を行ううえで、個々人携帯の医療カードは、絆創膏のような意味で価値があるのだと思うのだ。「お薬手帳QRコード版」は、今後薬剤師さんたちの目も通す方向で進めていく。

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懇話会招待者の文献入手法を探っている。私の探っている資料は、学部生などには、傍らに積んであるようなものだが、研究者のデータベースや大学図書館ネットを利用できない市井の利用者には、突然ハードルが高くなる。大学図書館の地域開放によって、地域住民の利用希望者は学生なみに閲覧可能になった。しかし地域外の人間には、極度に面倒な手続きの壁が控えている。****教授の論文には、量は少ないが一次資料の記載があると言うし、同大教授であることから、同大事務局に連絡仲介をお願いできることを期待しているのだ。

その方の他の文献は、有楽町の方の学会事務局にあることがわかった。12/2に大学にお邪魔した帰りに立ち寄ってみようとかんがえている。

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母はうそのように回復した。にもかかわらず父方の叔父のホスピス入りの報が入った。県内ではあるが母に連れ添って、近々ホスピスにお別れに行かなくてはという状態になった。この歳になるといい話は少ない。どんどん人間関係が縮んでいく。


夜間傾聴:ふたり

(校正1回目済み)

 

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