湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネの地域学習活動・就労支援活動の実践試行を書き溜めていきます。

10/12 都市周辺部の周産期医療の危機と、災害時の妊産婦の保護のことで

2016-10-13 04:50:19 | 地震津波災害ボランティア

2016/10/12 記
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3回前の懇話会ゲストの峯本佳世子氏の著書●「地震災害と高齢者福祉―阪神淡路と東日本大震災の経験から」が欲しいと、参加者に近い方から電話が入った。珍しいことだった。この本は、アカデミックスタイルなので、問題提起と参考文献紹介で前半が終わる。ところが肝は、第4章以降の提案と活動の現状紹介にあって、頭から読むと飽きてしまう。第4章以降を先に読めと会場で参加者に伝えておいた。

保守系市議の方の周辺の方なのだが、以前一度話し込んだ熱心な方。地元の書店に取り寄せ仲介した。この書は茅ヶ崎市立図書館にもある。小さな反響だが嬉しかった。

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母の古い友人の危篤の件で、母の友人網のひとりが、病院が近所なのでと、昨日も見舞いに行ってきたのだと、電話が飛び込んできた。もっと状態が悪くなっており、ここ数日が山場だと医者に言われたと報告していた。いざというとき、母につきそっていかねばならない。準備を整えて、橋本の対面指導しているふたりの母親に事前に話しておいた。不安定で、すみません。

蛇足だが、埼玉県は全国一産科医が少ない、深刻な地域周産期医療の課題を抱えている。神奈川は関東3位らしいが、都市周辺部の小児科と産科は、都市周辺生活のアキレス腱となっている。市民トリアージの見学で静岡に行ったとき、市民トリアージ・チャートに、被災時の妊産婦の状態チェックと保護的環境への移動指示の黄ラベル扱いが、抜け落ちいないかと指摘したのに対し、ERの看護師から「お産は病気ではないので」と反論が出たことを思い出した。

妊産婦は日本語が不自由な在日外国人の扱いと同じく、健康な方は医療ではなく、社会制度で保護するから、医療分野で扱わなくてもいいという意味が透けてみえた。

勿論、私は妊産婦は母子保護という治療とは違う課題を抱えているが、非常に不安定であり、災害時は予防的医療の圏域の中に置くべきだろうと反論した。不調を訴えて市民トリアージの棚に乗った場合、救護所登録と保護的環境の提供、そして緩やかな観察の線に乗せるべきだと思う。

埼玉県の産科医不足では救急対応が崩壊する手前にきており、同質の危機が災害時、被災地に現れると言っていい。これも蛇足だが、歯科が不足という話も聞いた。避難生活が長期化すると、医師会系列とは異なる歯科医師会の方も、巡回医だけではない、最低限の設備のある治療センターが必要になる。

熊本地震では、被災地7箇所の精神科病院が被災し閉院を余儀なくされた。被災時の精神科は、それでなくとも絶対数が足らないのであり、被災健常者のストレス対策という裾野を抱えるので外部支援医だけでは、間に合わない。

この辺の事情は、精神科医の蟻塚亮二氏の著書「3・11と心の災害―福島にみるストレス症候群」が大網をかけている。いずれもいわゆる「障がい児者」の治療と保健については、不十分なもので、災害時の地域医療は、救急対応のビジョンだけでなく、福祉避難所や保健にいたる総合的な絵を描かなくてはならない。しかも急性期や亜急性期の在宅または軒先・車中避難者への巡回診療も急務。中には医療機器によって生命を支えている方がいるからだ。

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私の仕事は、この災害時医療と地元地域社会活動(ボランティア)との橋渡し、医療活動の外周協力活動を生み出していくこと。圧倒的に不足する医療関係者のその双肩にすべてを委ねてしまい、彼らを潰してしまうのではない賢い支援の形を生み出していかなくてはと思うのだ。

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夜間傾聴:**君(通所体験一日目、クリア)

(校正1回目済み)

 

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