当別ファイターズクラブ

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白井元ヘッドコーチ講演会に参加して

2008年12月15日 | お知らせ

<!-- 白井 元ヘッド講演会-->


3年前に当別ファイターズクラブがはじめて行った選手との交流会に「稀哲選手」と共に来てくれた「白井元ヘッドコーチ」の講演会が12月14日夕方から札幌市内の「ホテルノースシティ」で開催されたので聞いてきました

白井さんの講話で話されたことの一端をご紹介しますがご本人のおもいと異なっているかもしれません

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1999年に球団上部にレポートを提出したのです
  1.逆指名のない高校生をとっての「スカウティング」 と
  2.「育成」
    を進言
従来の育成方法は「怒って」「教えて」「やらせる」方法だったのです
たしかにこれは、周囲から見るとコーチとして見た目が良くみえるのです
でも教えれば教えるほど選手自身は考えなくなっていく
そこで、徹底して「励ます」事を実行したのです
選手には「三振してもエラーしても下を向くな、次で取り返そう」と言ってきたのです

北海道のファンはまさに「励ます」スタイルなので本当に選手は喜んでいます
大阪の黄色いチームは表向きはファンに感謝していても内心が違う場合が多いのです
選手が一番応援して欲しいときは、失敗したときなんです
失敗を一番悔やんでいるのは選手なんです
「ファンのお陰です」と本心で言っているのは日ハム選手のみです
ファンとの一体感がチームを強くしているのは間違いなく「励まし」の効果です

日ハムファーム監督、コーチ時代にこだわっていたことは
具体的な言葉で選手が答えることができる質問をするようにしていました
監督、コーチみんなで質問の仕方を勉強しました
個々バラバラの指導では、選手は迷ってしまうのです
だからみんなで指導法の統一を図ったのです
ただ、叱る時は徹底して叱ることとしましたが、腹の立っているときは叱らないようにしました
今までは、打てなかったり、エラーした結果を見て叱っていましたが、私たちは、一生懸命だったかどうかを叱る基準にしていました

4つの全力=「体の全力」、「心の全力」、「頭の全力」、「準備の全力」 ができているかどうかで判断したのです

打った後全力疾走で1塁に向かうと相手にプレッシャーを与えることができるのです
見ているファンに「感動」を与えるには、取り組む姿勢であって結果ではないのです
ノックの時も1球目をエラーしたらその後練習を出来ないルールとしたことで選手はそのための準備をするようになります    これは厳しいことなんです だからプレッシャーに強くなるのです
田中賢介選手は、以前からノックの練習時に「この1球は日本シリーズで優勝を決める最後の1球だ」と想定しながら受けていました
2006年本当に日本一になったとき「はじめての日本シリーズのような気がしなかった」と言ったのです(笑)
これらのことで接戦に強いチームになったのです

コーチングで一番大切なことは、その選手のことを思うことが出来るかどうかです
相手の体を動かさせるのではなく心を動かさせることが必要でそれはとても根気のいることです

是非、全力を尽くすプレーを応援して欲しいのです

最後に、チャンスがあればまた、ファイターズのユニホームを着たいと思っています(会場内大拍手)

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詳しく知りたいと思われた場合は
この本をお読み下さい



 


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