NHK「視点・論点」の反響—時の徴—
15日夜のNHK教育テレビ「視点・論点」(16日総合テレビの再放送)に、「がん哲学」と題して「がん哲学外来」について10分間話する機会が与えられた。驚きである。「がん哲学」を最初に、公の活字にしたのは、確か2001年の日本学術会議の機関誌「学術の動向」であったと記憶している。これも時代の流れ、要請であろうか?
普段の講演やインタビューのように人に対してではなく、カメラに語りかける難しさを思い知らされた。以前、「生命倫理」、「死生学」の衛生放送の講義を前期、後期の授業として、行ったことはあるのだが、今回は大いに緊張した。観ていただいた人からは、ちょっとした反省点も指摘してもらったが、おおむね好意的な評価をいただいた。感謝したい。
「『視点・論点』の時、学会のためホテルにおりました。みんなで広い部屋に集まってテレビを拝見しました。さすが樋野先生です! 一同樋野節に感激していました。先生ならではの言葉に皆感激でした。」
「昨日の『視点・論点』母と見ました。他にも、友人や兄弟から感想のメールをいただきました。先生の話し方のように、静かに、じんわりと、確実に広がっていく「がん哲学」。メディカルタウン構想もさらりと語っておられましたね。さすがです。」
「10分の中に凝縮された中身の濃い番組でした。『がん哲学』を語る先生の風貌は意外とやさしげで、みなさん、安心したかもしれません(笑)。」
その前は文化放送ラジオのゲスト出演(「がん哲学外来の話」:司会 女優の高木美保さん)や、宮崎県での「ホスピスケア市民公開講演会」に招待されたが、こちらはいつもの調子で話ができた。兎も角、今までとは違った「がん哲学」への反応を日増しに実感する。
「先週土曜日朝、先生が出演された文化放送のラジオを聞かせていただきました。先生を見習い、『暇げな風貌』で患者さんと接することを目指しております。」
「本当に患者さん(人間)が求めているのは、分かり易く、耳あたりの良い声や言葉ではないのかもしれませんね。先生の『死ぬという重要な仕事が残っている』という言葉には、健康体の私でも、はっと我に返る感じがいたしました。」
「陣営の外」で日々気づかされ、勉強である。これが「時の徴」の学び方でもあろうか。
15日夜のNHK教育テレビ「視点・論点」(16日総合テレビの再放送)に、「がん哲学」と題して「がん哲学外来」について10分間話する機会が与えられた。驚きである。「がん哲学」を最初に、公の活字にしたのは、確か2001年の日本学術会議の機関誌「学術の動向」であったと記憶している。これも時代の流れ、要請であろうか?
普段の講演やインタビューのように人に対してではなく、カメラに語りかける難しさを思い知らされた。以前、「生命倫理」、「死生学」の衛生放送の講義を前期、後期の授業として、行ったことはあるのだが、今回は大いに緊張した。観ていただいた人からは、ちょっとした反省点も指摘してもらったが、おおむね好意的な評価をいただいた。感謝したい。
「『視点・論点』の時、学会のためホテルにおりました。みんなで広い部屋に集まってテレビを拝見しました。さすが樋野先生です! 一同樋野節に感激していました。先生ならではの言葉に皆感激でした。」
「昨日の『視点・論点』母と見ました。他にも、友人や兄弟から感想のメールをいただきました。先生の話し方のように、静かに、じんわりと、確実に広がっていく「がん哲学」。メディカルタウン構想もさらりと語っておられましたね。さすがです。」
「10分の中に凝縮された中身の濃い番組でした。『がん哲学』を語る先生の風貌は意外とやさしげで、みなさん、安心したかもしれません(笑)。」
その前は文化放送ラジオのゲスト出演(「がん哲学外来の話」:司会 女優の高木美保さん)や、宮崎県での「ホスピスケア市民公開講演会」に招待されたが、こちらはいつもの調子で話ができた。兎も角、今までとは違った「がん哲学」への反応を日増しに実感する。
「先週土曜日朝、先生が出演された文化放送のラジオを聞かせていただきました。先生を見習い、『暇げな風貌』で患者さんと接することを目指しております。」
「本当に患者さん(人間)が求めているのは、分かり易く、耳あたりの良い声や言葉ではないのかもしれませんね。先生の『死ぬという重要な仕事が残っている』という言葉には、健康体の私でも、はっと我に返る感じがいたしました。」
「陣営の外」で日々気づかされ、勉強である。これが「時の徴」の学び方でもあろうか。