<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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1990年8月。
クウェートに軍事侵攻したサダム・フセインは日本人やアメリカ人など外国人を人間の盾にしてクウェート解放を目指す連合国軍に対抗。
その卑怯な手口に世界を大いに驚かせたのだった。
2017年3月。
金正男暗殺に始まるマレーシアとの外交上の対立で北朝鮮政府は駐北朝鮮のマレーシア人の出国を禁止。マレーシア政府から譲歩を引き出すための人間の盾にした。
まったくもって卑怯極まりないことについて北朝鮮は気にするセンスは持ち合わせてない。

この2つの類似した事態で大きく異なるのは他国の態度だ。
1990年のイラクの人間の盾は結局逆効果になり、やがて砂漠の嵐作戦に始まる湾岸戦争に発展。
サダム・フセイン政権の崩壊が始まることとなった。

一方、2017年の北朝鮮の人間の盾は何の効果もなく米軍はもちろん、北朝鮮の身内である韓国も対立している当事者のマレーシアも動かない。
人質になっているマレーシア大使館員の人々には申し訳ないが無視されている状態が続いている。

これはやはり北朝鮮にはイラクのような石油資源がないからに違いない。
簡単に述べると北朝鮮はまともに相手にしても価値がない存在ということだ。
石油はないし石炭もない。
農業もいまいちだし、産業技術は無いに等しい。
こんなところ関わっているとろくな事はない。
マレーシアが今抱えている対北朝鮮問題を見るにつけ「なんて厄介な」思うだけである。

ということで鬼ヶ島こと北朝鮮。
この国を退治するのは周辺国以外は国際社会に関心がないので結構たいへんかもしれない。

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