帝劇公演「ミス・サイゴン」です。前回公演では、病気降板してしまった市村正親が、今回は復帰。市村さんとしては「ラスト公演」になってしまいましたが、元気な姿を見せてくれているのが、何より嬉しい。どこまでがセリフで、どこからがアドリブか分からないほど、エンジニアと一体になって舞台に立っています。踊りも、相変わらずの切れのよさ。市村さん見ていると、あの広い帝劇の舞台が狭く見えるから不思議です。
今回、もう一人特筆すべきは、キム役の笹本玲奈。この役演じて、もう10年以上経ったわけですが、今まで、17歳でクリスと恋に落ちるキムのイメージが強かった笹本が、今回は、息子タムのためなら「命をあげる」母親のイメージが、とても伝わってきました。だから、ラスト、クリス夫妻にタムを委ね、自ら命を絶つシーンも、説得力が出ました。クリスへの愛 タムへの愛・・・キムの持つ純粋さがよく表れていました。いきおい、このミュージカルが、エンジニアの物語であると同時に、キムの物語でもあることが、明確になってきます。その証拠に、カーテンコールでのキムとエンジニアに対する拍手が、ほぼ同じになっているように、私には聞こえました、
今回、もう一人特筆すべきは、キム役の笹本玲奈。この役演じて、もう10年以上経ったわけですが、今まで、17歳でクリスと恋に落ちるキムのイメージが強かった笹本が、今回は、息子タムのためなら「命をあげる」母親のイメージが、とても伝わってきました。だから、ラスト、クリス夫妻にタムを委ね、自ら命を絶つシーンも、説得力が出ました。クリスへの愛 タムへの愛・・・キムの持つ純粋さがよく表れていました。いきおい、このミュージカルが、エンジニアの物語であると同時に、キムの物語でもあることが、明確になってきます。その証拠に、カーテンコールでのキムとエンジニアに対する拍手が、ほぼ同じになっているように、私には聞こえました、