昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

小説「宇宙から還ってきたレロレロ姫」(83)再会(2)

2017-05-18 02:52:10 | 還ってきたレロレロ姫
「東京スカイツリーから消えた、あの石田だろう?」
 私が先生から指示された席に着くと、隣の茂樹くんが問いかけてきた。
 他の連中もわたしを取り囲むように集まってきた。
「エンケラドスから来たのか?」
「エンケラドス?」
 みんなからどよめきが起きた。
「あの土星探査機のカッシーニが発見した土星の衛星だよ」
  茂樹くんが誇らしげな顔で説明した。
「地球で生命を生存させるほとんどの要素があるという・・・」
 
「へえ、あのエンケラドスからねえ!」
 ふたたび周りからどよめきがおこった。
 ・・・バカみたい。何言ってるの?・・・
 わたしは茂樹くんの先に坐っている三島くんに、助けを求めるように目を走らせた。
 三島くんは何も言わないで、黙ってわたしを見つめた。
 
 どういうわけかわたしの胸がドキドキとした。
「ほら、バカなこと言っていないで、石田愛さんはアメリカのロスから来たんですよ。みんなも席に戻りなさい!」
 教壇から菅原先生の甲高い声が響いた。

 ─続く─

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