昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

サイボーグとなって還ってきたレロレロ姫(16)石田愛イン熊本(3)

2016-10-14 04:33:28 | 還ってきたレロレロ姫
 「サイボーグとなって還ってきたレロレロ姫」
 今回からタイトルを刺激的なものに替えます。
 書いているうちに、書き方も変調していくことをお許しください。…昭和のマロ
 

 宮司は携帯電話をパタンと折りたたむと、彼女を見てニヤッと笑った。
「ゴルフって?」
 愛はわざとらしく訊いた。
「ゴルフ? 簡単に言えば棒でボールを飛ばして先のグリーンにある穴に入れるスポーツの一種さ」
 
 ・・・ずいぶん端折った説明をしてくれたけど、そんなものでゴルフのイメージが相手に伝わると思っているのかしら?・・・
「何言ってんの! ゴルフぐらい知っているわよ」
 彼女はバカにしたように宮司を見下した。

 5年前、彼女が三鷹市に住んでいた時、おじいさんから近くにあった国際基督教大学のセミパブリックのゴルフコースによく通っていたということを聞かされていた。
 そのゴルフ場が大学から東京都に売り渡されて都立野川公園になった。
 
 そこへ行ったことがあって、彼女はバンカーとかグリーン跡とかを実際に見ている。
 
 
 彼女自身ゴルフをやったことはないが、日頃テレビを見たり、ゴルフ好きのおじいさんが身近にいたことで、ゴルフというもののおおよそのイメージは彼女の脳細部の一部に自然と焼き付いていた。

「そうか、知っているのか。で、やったこともあるの?」
「やったことはないけど・・・」
「ともかくやってみれば分かるさ。キミは足が速いので有名だったわけだし、素質はありそうだ」
 
 宮司は何かを感じ取ったのか光る眼を宙に浮かせた。
 

 ─続く─       


ジャンル:
小説
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