昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

小説「社長、ちょっと待って下さい!」(16)入社当時(7)

2017-06-19 02:58:25 | 社長、ちょっと待ってください!
 ・・・普通、新入社員に対しては入社式があるだろう! 社長の挨拶があり、新入社員の紹介、そしてみんなから拍手で迎えられるというものだろう。
 ところが何? 期待をかけてくれた社長の顏は見えないし・・・。
 やがて、同年輩の若い男がボクに目を留めニヤニヤしながら前の席に着くと、急に後から後から狭い営業部の入り口から膨れ上がるように男女の社員が入ってきた。
 ぽっかり静止したように身を固くしているボクに、一瞬必ず目を留めるがそれ以上は無視を決め込んで、各自自分の持ち場に身を置くと、隣り合う仲間に声をかけ、受話器に手をかけ、書類を引き出し忙しなくからだを動かし始めた。
 ボクとしてはいちいちみんなに挨拶する暇も与えられない雰囲気だ。
 いつのまにか課長とおぼしき男も席からいなくなっていた。
 専務や課長の素っ気ない態度に倣った他のものにも無視されて、ボクの新しいスチールデスクの所だけ冷気が立ち上がり、寒々としていた。

 ─続く─          

 <好奇心コーナー>
 

 何? 巨人がロッテに逆転勝利したって?
 12回裏、2アウト、頼りない顔をした亀井が打席に立っていたところでテレビ中継は終わりとなった。
 ・・・卓球では伊藤美誠ちゃんが中国選手に逆転負けするし 男子バレーも中国に5セット目14-9とマッチポイントを握ってから負けた。
 間違いなく巨人の負けだと思っていたのに、あの亀井が3ランさよならホームランを放って、高橋監督の胸で泣いたとか・・・。
 そんな逆転劇もあるんだ!
 



ジャンル:
小説
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 小説「社長、ちょっと待って... | トップ | なるほど!と思う日々(47... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL