昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

サイボーグとなって還ってきたレロレロ姫(21)石田愛イン熊本(8)

2016-10-19 02:22:01 | 還ってきたレロレロ姫
 あっという間にゴルフ練習場の外観が目に入ってきた。
 
 ・・・大きい! おじいさんが通っていた三鷹のゴルフ練習場みたいだ。ここで初めてゴルフなるものができるんだ・・・
 愛は気持ちが高揚するのを覚えた。

「さあ、降りようか」
 オヤジはトランクからゴルフバッグを引き出して練習場の玄関へ向かった。
 ・・・ゴルフと宮司の仕事とどちらがメインなんだ?・・・
 大きなゴルフバッグを背負ったオヤジを見て愛はつぶやいた。
「遅いじゃないか!」
 練習場のロビーに入るとでかい声がこだました。
 
 ロビーのソファーに寝転がっていたオヤジ2号が背を立てた。
「いやあ、悪い悪い。希望の星を連れてきたから・・・」
 ・・・希望の星?・・・
 別なオヤジ3号が愛をじろじろと眺めた。
「お前の娘か?」
 受付で記帳しているオヤジにオヤジ2号が近づいてきて、声をひそめて訊いた。
「だから言っただろう。友達から預かったんだって・・・」
 オヤジがくぐもった声で応えると、受付の女の子がにやっと笑った。
 受付の女の子だけでなく、ロビーにいる男たちの視線が「希望の星」に集まった。
「さあ、希望の星の初打ちだ! 行こうか」
 受付の女から番号カードを受け取り、愛に目をやるとオヤジはバッグを引き寄せた。
 2号だけでなく、3号、4号の男たちも付いて来た。 
 ・・・広い!・・・
 
 かなりの打席数だ。
 コーン、コーン。打球音が響き、白いボールがグリーンの広場に飛び交っている。
 なぜかワクワクする気持ちが愛の胸に押し寄せてきた。
 
 ─続く─

 <好奇心コーナー> 
 
 昨日は雑談会だった。毎月2回、星乃珈琲店で高級な雰囲気の中、先輩と語り合う。
 コーヒー代500円だが、2時間たっぷり語り合うので高くはない。
 
 先輩は現役時代大企業経営の中枢にいて、海外も経験し財界のことに精通している。
 話題は、経済、政治、外交、文明と多岐に亘る。
 資料もいろいろと頂く。
 ボクにとって貴重なひと時である。

 

ジャンル:
小説
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« サイボーグとなって還ってき... | トップ | サイボーグとなって還ってき... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL