昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

三鷹通信(215)市民大学・哲学コース(20)

2017-10-02 04:42:23 | 三鷹通信
 石飛幸三「幸せな最期とは」(その2)
  
「生と死に向き合った105年──追悼・日野原重明さん」
          
 石飛先生は日野原先生からも「まさに<平穏死>は多くの人の共感を呼ぶと思う」という手紙をいただいたそうだ。
 
 <生と死>
 若くして結核に取りつかれ、<死>を目前にしながらも、正岡子規は述べている。
 「悟りとは如何なる場合でも平然と生きることだ」
 「芸術は爆発だ!」の岡本太郎は言っている。
「失敗は怖れなかった。怖れたのはしようと思ってしなかったことだ」
 ・・・ようするに、如何に生きるか・・・なんだ。

 石飛先生が挙げられた「人間 この未知なるもの」ではノーベル生理学・医学賞を受賞したアレキシス・カレルが<医学>について述べている。
 
 「医学は、解剖学、生理学、心理学、病理学によって、人間についてのより本質的な要素に関する知識を得ている。
 その分野を拡大し、・・・社会学と経済学を包含するのはたやすいことであり、こうしてこそ真の「人間の科学」になるのだ。
 つまり、その目的は単に病気の予防や治療ではなく、人間の肉体的活動、精神的活動、社会的活動すべてにおける発達を導くこと。(そうなれば)個人の肉体の仕組み、さらに外界と社会生活と人間との関係にもよく理解している<技師>たちを、現代社会に与えることができよう」
 
 石飛先生はそういう<技師>として、年間100回以上講演している。
「正直言って、こんな一生を送らせてもらえるのは本当にありがたいと思って感謝しているよ」とおっしゃった。

 <好奇心コーナー>
 
 NHKテレビで久しぶりに岸恵子さんを拝見した。
 
 なんと85歳だそうだ。
 
 インタビューなどの仕事もなされている。 若い!

 最近「傘寿まりこ」というお年寄りのマンガが売れているという。
 
 
 元気なお年寄りに励まされる。

 一方、とび抜けて若い世代にも関心!
 
 18歳の畑岡なささんが日本女子オープンゴルフで2連覇の偉業!
 しかもいつもの韓国勢をぶっちぎりの20アンダーの新記録で!
 「これからは私たち若い世代が日本を率いていきます」と心強い!