21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

今こそ既成政党をぶっ壊せ

2017-07-03 17:05:42 | 政治にモノ申す

 今回の都議選の結果で思い出されるのが、大阪維新の会のから騒ぎだ。

 タレント弁護士橋下が大阪府知事選になって、大阪維新の会は大阪からやがて国政に飛び火したが、結局は既成政党の牙城を切り崩すにはいたらず、最後は空中分解し、国政に痕跡こそ残したもの結局はローカル政党に逆戻り。今後の政局次第だが、自民党が自爆しない限り、地方選で負けるのは目に見えている。タレントに逆戻りした橋下の変わり身の早さがそれを物語る。大阪都構想はいったいどこに消えてしまったのか。

 都議選で圧勝した都民ファーストだが、メディアは国政への影響を煽るが、果たして大阪維新の会と同じ末路をたどるのだろうか。

 今のところ小池知事は否定的だが、周囲がさらに煽ればその気になるのかもしれない。ただし、所詮は元々自民党であり、防衛大臣まで務めた人である。橋下ほど気楽な立場ではない。国政で自民党と真っ向勝負する可能性は低いだろう。

 むしろ期待するのは、既成政党の離合集散のキーパーソンになることだ。自民党も民進党も、55年体制の終焉とともに完全に軸を失い、ただの寄り合い所帯と言っていいい。だからこそ維新の会や都民ファーストが誕生したのだ。ならば、既成政党を完全にぶっ壊し、新しい政党の枠組みを模索することこそが自然の流れだ。公明党と共産党以外は、みんな出直して2つないし3つの新たな政党を創出するのが自然の流れではなかろうか。

 そのためには都民ファーストが、大阪維新と同じやり方をしてはだめだ。今期待すべきは、新党構想をかかげ自民や民進からごっそり引き抜くことだ。勝ち馬に乗る輩は多いこともそうだが、それだけではなく何をするのかを明確に打ち出せば、人は絶対集まる。国民は昔の強い自民党を求めているわけではないし、今の自民党にそんな力はない。安倍が飛べば全部飛ぶのが現実だ。政権奪取を果たした民主党がぶっ飛んだのと大差ないのだ。

 来年の天皇退位を考えれば、年内解散総選挙の可能性が大きいだけに、タイミング的には今がベストだ。そうなると政治が少しおもしろくなる。戦争を知らないお坊ちゃまに簡単に憲法改正を許すようでは世も末だ。

 

 

コメント
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