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トレーナーを目指す方へ
東京メディカル・スポーツ専門学校 妻木充法先生のブログ

トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる

2008-11-11 11:12:58 | Weblog
トレーナー憲章4
トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる


協調性・自制力というと、「相手に合わせる」というニュアンスがありますが、私の言いたいことは少し違います。

トレーナーを目指す皆さんには受身ではなく、“アクティブな協調性”を持ってもらいたいと思います。


チームの中で働けば、当然調和が必要になってきます。

チームには私たちトレーナーの他にも、監督やコーチ・選手、その他サポートをしてくれる様々なスタッフがいます。

そういった人たちと調和をはかっていかなくてはなりません。


ではどうすればうまく調和できるのか。

ただ仲良くすれば良いのでしょうか。


選手とトレーナーは立場が違います。

立場が違う以上、ある程度の距離感・間合いが取れなくてはいけません。

選手とはくっつきすぎてもいけないし、離れすぎてもいけない。

常に適切な距離感を保つことが大切なのです。

そしてこれは受身ではできません。

どんな時も相手を意識し、集中しなくてはなりません。

実にアクティブです。


チームの中で個々がうまく調和ができると1+1が2ではなく、3にも4にも…

上手くいけばそれ以上の成果が出てきます。


次に「自制力」という言葉。

自分を制すると書きますが、これはただ我慢することではありません。

もっと突き詰めて言うと、我慢とやせ我慢は違います。


やせ我慢は基本的に受身です。

じっとこらえなくてはなりません。

これでは身体に悪いでしょう。


これに対し、我慢はアクティブです。

自分の気持ちでこらえるのです。

なんで今これが必要なのか。

今自分がやっていることが、将来にどうつながっていくのか。

気持ち的にアクティブです。

納得しています。

だからあまり負担は感じません。


私がみなさんに身につけて欲しいのはアクティブな協調性・自制力です。

それをぜひ意識してください。

今のうちからトレーニングをしていきましょう。




妻木充法


【トレーナー憲章】

一、トレーナーは自ら一番健康でなければならない。

二、トレーナーは、広い意味での知的好奇心が必要である。

三、トレーナーには、決断力やリーダーシップを持つことが必要である。

四、トレーナーには、他人との協調性、自制力が必要になる。

五、トレーナーには公平さ、フェアプレーの精神が要求される。

六、トレーナーは、簡素で清潔な服装をしなければならない。

七、トレーナーには、選手をトータルな人間としてみる高い人間性が要求される。

八、トレーナーは、よい人生観を持つべきである。

九、トレーナーは技術だけでなく、ユーモアを解することや、同情、思いやりも必要なことである。

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