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田舎暮らし

吉備の旅(岡山県)

2016-10-13 14:57:28 | Weblog
吉備津神社 
帰省した子供と岡山市北区吉備津にある吉備津神社へ車で行きました。島根県江津市から広島県庄原市を通過して岡山市に着きました。
吉備津神社は主祭神は大吉備津彦大神、山陽道圏屈指の大社です。
吉備国開拓の大祖神として尊崇され、平和と吉備文化の基礎を造られました。


北の参道の石段をの登ったところに北向きに建つ三間一尺の八足門があります。

本殿拝殿【国宝】
本殿・拝殿は過去2回の火事によって焼失しましたが、応永32年(1425年)再建。本殿80坪、拝殿、24坪
神社建築では日本屈指の巨大のものです。
日本唯一の建築様式で吉備津造り(「比翼入母屋造」ひよくいりものづくり)です。
白い基壇の上に多数の円柱、天竺様の肘木に支えられて檜皮の大屋根、比翼の千鳥破風があって優美です。
思わず「きれいね。」と言葉が出ました。

拝殿【国宝】
拝殿は本殿の正面に接続して突き出した建物です。柱間は正面が1間、側面3間、棟高12m、柱は本殿と同じ太さの円柱を用い
挿肘木よる大仏様の組み物を供え物をそなえ、外観は重層、内部は屋根裏まで見とおした構造。
正面は切り妻となり屋根を桧皮で葺いています。
前面と両側面には一間通の裳階をつけ、屋根は本丸瓦葺きになっています。
  
            本殿の外観                                  拝殿
 
御釜殿【岡山県指定重要文化財】
御釜殿では鳴釜神事という特殊神事が行われています。釜を焼き湯を沸かして釜の上にセイロをのせて湯気があがっているとき
神官と阿曽女が籠を挟んで向かいあって座り、祈願したお神札を籠の前で祀ります。
神官が祝詞を奏上するころ釜から出る音の大小長短によって吉凶禍福を自分の心で判断します。神秘的ですね。
岡山県は桃太郎で有名ですが、桃太郎伝説のモデルになったのは大吉備津彦大神、鬼は百済の王子・温羅と言われ
御釜下には大吉備津彦大神に退治された温羅の首が埋めてあり、これが起源になったそうです。
  
      鳴釜神事の案内板(鳴釜殿前)                        池庭
回廊【重要文化財】
本殿横から長い回廊があります。庭を眺めながら御釜殿にたどりつきます。
 
               回廊の屋根 
 
     サルスベリ                     萩の花

風月燈龍
 神社の宝物に源三位頼政の奉献した風月燈龍があります。雅趣に富み、古来風流を好む人々のために原型とおりの鋳造したものがかかっていました。

白色の猫
 社務所の近くで猫が堂々とお昼寝です。可愛いいですね
 
        風月燈龍

木造建築用語解説
比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)
日本における神社建築様式の一つで、入母屋造の2棟を1棟にに結合した形態の建築様式のこと。
千鳥破風(ちどりはふ)
 屋根の斜面の中に装飾。換気・採光のために設ける三角形の破風。
挿肘木(さしひじき)
 柱の上に乗っている肘木としての基本とは異なり、柱の横に挿入する形で固定された肘木が上部構造を支えている状態。
切り妻
 屋根の形状のひとつで屋根の最頂部の棟から地上に向って二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根。
裳階(もこし)
 仏堂・塔などで、本来の屋根の下につけた差しかけの屋根。
天竺様(てんじくさま)
 大仏様


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