巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
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春の白昼夢

2017-04-05 19:29:25 | 
君が待ち焦がれていた
そんなこの街の春
僕は立ち止まることなく
前へ、前へと進む

春の匂いが僕を呼ぶ
君を送り出した僕は
もう恋なんてしないと
心に決めていたんだけど

桜色に染まる街
妖しいトパーズの誘い
そこにいるのは誰
春霞に僕は目を凝らす

追って
越えて
燃やして
溶かして、私を

白昼夢に心を乱され
思わずうろたえる僕
心の中で訴えていたのは誰
僕はいったいどうすればいいの

うすぼんやりと見えていた
声の主に心を惹かれる
君は誰、なぜ僕の夢に?
記憶から消えない声、姿形

春が呼び寄せる恋心
君は春に咲く妖精なのか
それとも春を裂く妖怪なのか
すべて春の珍事で収めてしまえ

まだ冷たい春風が心地よい
のんびりと立ち尽くす桜の樹の下
足元に舞い降りる薄桃色の花弁
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