巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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贖罪

2016-12-10 11:52:27 | 
黄昏
滲んだ地平線の彼方に僕がいる
僕は傷付いた君を守りたい
狂気の沙汰で懊悩する君
今君の味方になれるのは僕だけだ

窓の外に聳え立つ摩天楼
僕は君の生き様を否定しない
スマートに生きていたはずの君も
そんな無粋な一面を見せるんだね

君が犯してしまった罪は
君自身が贖罪すべきことだ
社会を揺るがす赦し難き蛮行に
誰もが憤慨を隠せずにいる

暮色
ピカピカに磨き上げたその笑顔は
醜く歪み、角膜の奥には憎悪の影
本当に辛いのは君だということを
社会に流されない僕だけが知っている

秘密主義の僕の行動は
誰に悟られるものでもない
こだわりのカレンダーに書き込む
星空に舞う星屑を拾っては
空白のページにそれを移すのだ

静かに黄昏行く夕闇の中で
君を救い出せるのは僕だけだ
背中に重く背負った重圧と責任を
僕なら切り離すことができる
君はそれ以上苦しまなくていいよ
世の晒し者になる理由など君にはないから
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