巨匠 ~小杉匠の作家生活~

青二才の頃の夢だった小説家。今頃になって何かに憑りつかれたかのように行動に移し始めました。そんな作家的日常を公開します!

夢遊病者の戯言

2017-03-20 16:15:35 | 
春の到来を強く感じる
僕の春はまだまだ先だけど
きっといつか手が届くと
楽観的な僕はそう信じている

誰もが青い鳥を探し、追いかける
この穏やかで、暖かな日和の中
どこかにひっそり隠れてるんじゃないかと
みんなそわそわ期待している

僕はそんな君におせっかいを焼こう
固く握った両の掌を開いてごらん
緊張のほぐれた君の柔らかな掌の上に
幸せがひとつずつ載っている

生きている証を見出そう

僕はバラ園のベンチに腰かけて
一文字一文字この詩を綴っている
生きることがつくづく下手くそな人間が
恥知らずにも人生論を滔々と語る

僕はもはや廃人に近い自分自身に
まだ何か可能性を感じているのだろうか
結構な量の痛み止めを打ちながら
辛うじて生を繋ぐ僕はまるで夢遊病者

嗚呼、陽射しが陰ってきたね
少しだけひんやりした空気が
一群の薔薇を越えて流れてくる
風に乗った薔薇の香り、もう春だ

人生にピンチなどそんなにはない
腐り切った日常から現実逃避した僕は
自分に何度もそう言い聞かせる
僕はいったい何に怯えているのだろう

薔薇が咲いた
薔薇が咲いた
真っ赤な薔薇が

携帯電話のバッテリーが切れる
僕のバッテリーはいつまで持つのだろう
もうひと踏ん張り、ふた踏ん張り
しなければならないんだ、僕だって

僕はたくさんの薔薇に囲まれ
ひとときの幸せを謳歌する
冷たい冬を越し、春に辿り着いた
出口はもうすぐだ!
僕は再び立ち上がり、終点を目指す
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