巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
【連絡先】
cosgyshow@gmail.com

至上の人生

2017-08-12 14:08:48 | 
何も言わず
何処へも行かず
誰も彼も踊らない
なぜ君達は無邪気に生を繋ぐの

本質に無関心なこの世の人々
生命が漂流することを知ってか知らずか

100年経ったら天国か地獄に連れてくよ
君達の人生は始まったばかり
始まりから終わりまでは
皆の想像よりもかなり短い

昨夜の夢で出逢った奇跡の人
私はもうやり遂げてしまった
そう言って、自ら扉を開いた

艱難辛苦は君の100倍
愉快適越なら君に献上
真の自分を露出するには贅肉不要
さあ、一世一代の大勝負
披露するよ、僕の死亡遊戯

命とはかくも美しい

2017-08-12 11:43:45 | 
運命ってあまり口にしないけどさ
君の人生が透けて見えたとき
僕は君を大切にしようと思う
僕や君の命が果てるまで

ひとつの命が消える
その瞬間はあまりにも静かで
穏やかで、華やかで、麗らかで
僕は自然と優しさに包まれる

遠くから君が駆けてきたとき
僕は透き通る君の身体の中に
一筋の光の束を認める
命とは、魂とは、かくも美しい

大切とか何か
僕はこの難解な問題を
君とともに過ごす日々に
預けようと思う

僕は君のことが好きで
君は僕のことが好きだ
今のところ、その事実が
僕の人生のすべてかもしれない

ああ、夢の見える丘に
一陣の風が吹いた
僕は今日も僕らしくいられるだろう
君のことを大切に想う一個の物体