花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

福井紀行 最終日

2016-11-26 09:20:22 | Weblog
 福井県大野市は名水の街です。冷涼できれいな水がないと生きられないトゲウオ科の魚、イトヨが生息する街です。もうひと月以上も前ですが、大野市内にあるイトヨの里を訪れ、実際に体長5センチ程度のイトヨを見て、その後生態についての説明を聞きました。イトヨのオスはイクメンです。せっせと巣作りに励み、水草などと自分の身体から出る粘液で巣をこしらえます。時として完成前の巣にメスが入り込み滅茶滅茶に壊されることもあるそうです。メスは卵を産むとさっさと巣を出ていき、中には産んだ卵を食べるのもいます。オスは巣の中に水を送り込むため、産卵後10日間くらいは休まずひれを動かし続けます。同時に卵を狙う連中から卵を守ります。自分の何十倍も身体が大きいアメリカザリガニが巣に向かって来れば、果敢に体当たりします。メスが卵を食べようとしたら、求愛ダンスで相手の関心を転じさせ、巣から離れた場所へ誘導します。涙ぐましいまでの子育てぶりです。通常、イトヨは1年~1年半の寿命だそうですが、まれにいる子育てをしない個体には3年くらい生きるのもいるとのことです。子育てはそれだけ大変なことなのだと思いました。福井を旅した最後に、頑張っている小さな魚の姿を見て、何だか勇気づけられて帰途につきました。
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