頭と心だけじゃダメなのだ。
体も使わないと。
そうしないといつまでたっても葛藤から抜け出せないからだ。
働くと体が疲れる。
体とは脆くて傷つきやすいものなのだ。
それは自分だけではなく他人もまた同じなのだ。
共感や思いやりの精神はそこから生まれ育つ。
それらは思考だけで得られるものではないのだ。
しかし引きこもりはそういう感覚を得る機会を逸する。
だから仕事は大切なのだ。
頭でっかちな人は、具体的に動けば結果が出るのに、望み通りの結果にならないだろうからと最初から決めつけてやらない。
自分は国際政治などもっと大きなことを考えているのだということを免罪符にしている。
口先だけの人。
頭がいいのか悪いのか、そういう人を世間の人は信用しないということが分かっていない。
被害妄想も自分は組織に狙われるだけの価値がある人物なのだという承認欲求が透けて見える。
彼は根拠のない自信を一生守るつもりなのだろうか。
本人はそれで満足なのだろうか。
彼より能力がなくても作業所で働いているメンバーさんたちの方が現実的ではなかろうか。
たとえ不平等な世の中でもそれが現実なのだから。