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因みに、某アパレルメーカーとは関係ありません。バンド名の由来ではありますが。

ロン・ウッドますます元気(いはを)

2014-05-28 23:29:12 | 音楽

もう5月も終はりですな。
てことは、そろそろロン・ウッドの誕生日ですな。

ここのところ、ストーンズのライブにおいてロン・ウッドの演奏が非常に光つてゐるといはれてゐる。確かに、結構バリバリ弾いてゐる。

この間の3月、東京ドームでストーンズのライブを見たが、「バンド感」とでもいへばいいのだらうか、基本メンバー6人の演奏が一丸となつてゐて、非常にロック少年のハートを鷲摑みにするものだつた。あの「塊り」みたいなグルーブがロックなんだらうと思つた。

ロンもさることながら、チャーリー・ワッツがすこぶる元気だつた。そして、この人は何だかんだいつても、結局ストーンズといふバンドが好きなんだらうなあ、と思つた。

しかし、キース・リチャーズ。ギターソロはこんなのでいいのか? きつといいのだらう。でも、この人はもつときちんと弾けるはずなのに、そして、97年のバビロンツアーの時はほとんど一人でギターパートを背負つてゐるといつても過言ではないほど弾けてゐたはずなのに・・・。

いや、今だつて弾いてない事はないのです。割とバッキングは弾いてゐるのです。そして、「スリッピング・アウェイ」のソロは滋味に溢れる素晴らしいものだつた気もするのです。でも、もつとできるはずだし、もつと弾いてほしい。

何だかんだで、自分はキースのファンなんだよなあ、と思ふのです。世に蔓延るキース・リチャーズの見方に対して何か納得いかないところがある、さう思ふほどファンなんです。

さう、結局キースは「歌伴ギタープレイヤー」なんです。確かに、独特のリズムギターだとか、オープンGをポピュラーにしたとか、生き方だとか、色んな切り口や評価があるんですが、僕はこの人のギタープレーの本質は、ミックの歌をいかに支へるかといふこと、そしてバンド全体のグルーブをいかに発生させるかといふ2つの点を成立させるための、言はば「歌伴」なのではないかと考へてます。自由奔放でありながら、あるべき場所にあるやうなリズムプレー、楽曲に彩りを添へるオブリガード、目立つやうで目立たない、目立たないやうで目立つ、さういふ演奏なんです。この辺りのことを的確に表現してくれる人はゐないものかと思ひながら、あんまりゐないのです。(そんな中でも、レココレの前の編集長の寺田正典さんのキース評は正鵠を得たものです。)そんなこんなで、無理やり自分がそれを表現しようとしてゐるわけで・・・。

まあ、そんな所です。


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