早起き鳥 

【未明混沌】今日もきっと良いことあるような…!

これぞ菩薩の種...?

2016年04月06日 04時19分04秒 | 読書







 「人間五十年、

下天の内をくらぶれば、

夢幻のごとくなり。

ひとたび生をうけ、

滅せぬもののあるべきか」


信長が桶狭間での殴り込みの決戦の前に

人差し舞って出かけた

幸若「敦盛」の一節ですが


暴風雨の夜に白刃をひらめかせて

自ら先頭に立って人生を切り開いていった

天才信長の生き様をいかにも象徴する挿話です。



しかし実は大事なのはこれに続く次の一行

「これぞ菩薩の種ならむ、

これぞ菩薩の種なる」

なのです。


菩薩というのは人間が

仏の境地に達した姿と思えば良い

限りある人生を短いはかないが故に

かけがえないものとして

思い切って生きる

勇気が湧いてくるはずだ。

自分を活かし切ることこそが

菩薩の境地


  「老いてこそ人生」
          石原 慎太郎 著
     






 信長といえば敦盛の

「人間50年~...!」

この舞のシーンが幾度となく、

たくさんの俳優さんが演じ

印象に残っている

でもその次の一節

「菩薩の種~...!」

には目からウロコ



確かに人生

50年だろうが80年だろうが

宇宙の時間軸の中では米粒にも満たない

そんななかで自分の人生を

云々するなど意味があるだろうか


あるとすれば限りあるがゆえに

懸命に生きた満足感

これをもって死んで行ける人だけが

菩薩の境地に達することができそうだ


そういう意味からすれば信長の舞は凄まじい

自ら菩薩の境地に達しようとして

桶狭間を戦ったのだから...!


     早起き鳥




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