早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

詩の下手な最後の古武士

2009年09月29日 04時38分12秒 | 読書



秋山(好古)は最後の古武士だというのは
かれの終生の一般的評価であった。

その戦場における豪胆さのために
陸軍大学校卒業生のうち
かれひとりが生涯作戦家の道をすすまず、
部隊指揮者で終始した。

ところが、戦争そのものは好きではなかったらしく、
この遼陽戦の前、陣中から東京の家へ出した手紙に

お祖母さんの心意気
戦などやめて
平和に暮したい
戦は平和の為にせよ

と書いている。
好古はまれに漢詩や歌をつくることがあったが、
おそろしくへたであった。

これは歌にもなにもなっていないが、
この陣中での心境のひとつであったらしい。

 「坂の上の雲」 司馬 遼太郎著









確かに僕が読んでもこれが歌なら、
あまりに拙すぎる。
でもこの拙さに家族への思い、
戦への覚悟と決意を深く感じる。

その点、真之は素晴らしい言葉をたくさん残してる。

 さて、僕など、好古にも及ばない。
拙さよりも、言葉一つが出てこない。
これは能力以前の問題だ。

 感じることの訓練、
どう感じるか、うれしいのか、悲しいのか、
その感じ方に枝葉をつけて言葉にする訓練を
つまないといけない。

今、この文章でさえ、何を書けばいいのか、
ふと筆が止まってしまった。
仕方ないから、この筆の止まったことをネタにするテイタラク、
まだまだ修行が足りない。 

      早起き鳥




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