早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

なぜ日英同盟は成立したのか?

2018年01月18日 04時08分49秒 | 読書





 日英同盟は、日本にとっても有利に働いたが、

この同盟での日本の役割は

英国の「極東探題」である。

ユーラシア大陸のランド・パワー、

ロシアへのお目付け役である。


歴代の幕府が京都の朝廷へのお目付役として

「京都探題」を置いたのと、

理屈は同じである

(現在の日本はアメリカの

「東アジア探題」にもなりきれていない)。


読者もご存知だと思うが、

日露戦争当時の有名な漫画がある。

日本が煽られてロシアと戦おうとしており、

イギリスが後ろで

「やれやら」とけしかけているという風刺画だが、

これが事の本質をもっともよく表していた。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     







 日英同盟の本質、

英国にとってはロシアのお目付役!

そう認めさせた日本の存在は

実に素晴らしいものがあった

それはまさしく日露戦争の勝利に実証されている


そのロシア、バルチック艦隊を迎え撃つ対馬海峡

その経路に戦況は「司馬遼太郎、坂の上の雲」

でのストーリーがあまりにも鮮烈

現在のサンクトペテルブルクを

出発したバルチック艦隊が

イギリスの各港での

石炭を積ませないことや水を与えないなどの

強烈な嫌がらせに耐え

死に物狂いでやってきた日本近海、

待ち受ける日本海軍と戦うときには

もうくたびれ果てていたに違いない

イギリスはこの日本の勝利で

「日本の価値」を再認識したことだろう

日英同盟とはイギリス側にとって

軍艦何隻分に相当する節約ができたのだろうか・・・


       早起き鳥




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