突然、激しい風が吹き付けてきた。
現代の私たちは、
気象に関する知識を持っているので、
それが台風であるとか、
上空に冷たい空気が入って
大気の状態が不安定になったから
竜巻が起きたのだ、
とかいうことがわかります。
しかし、はるか昔の人にとってはどうでしょう。
青空が一転して暗く曇り、
とんでもないつむじ風によって、
大勢の人が犠牲になります。
あるいは突然の稲光で、
雷に打たれて死んだ人もいたでしょう。
いったいなぜ、
こんな恐ろしいことが起きるのか、
古代の人々はそこに
人知を超えた存在を思い描きました。
それが神であり、
恐ろしい自然現象は
神の怒りだと理解したのです。
おとなの教養 池上 彰 著
お盆を過ぎてから最近、
雲の変化が激しい・・・
今日は晴れかなと思えば、急に空が暗くなり
大雨の注意喚起メールが届く
降り出した雨は
バケツをひっくり返したような豪雨
まだ9月じゃなく、
お天気も安定している頃なのに
雲の上はもう秋なのかもしれない
僕たちは気象情報を
何社からも手に入れている
心の準備ができているから
大して恐怖心もないけれど
何も情報のない昔の人々にとっては
それはもう生命の危険を感じる出来事
神の祟りだと誰かに言われたら
全くその通りだと思わざるを得ない
とはいえ今の我々にも予測が難しい
地震津波への恐怖は並大抵ではない
こんな地獄のような天変地異は
単なる自然現象とは到底、思えない
神様の仕業と思いたくもなる
明日は我が身と一応心の支度はしているつもり
しかしながら、これだけ信心深い人間社会において
過去の過ちかなのかどうかは知らないけれど、
一度に多くの命を奪う、
天変地異より恐ろしい戦争・・・
どんな小さな諍いも起こることのないように
願わずにはおられない・・・
早起き鳥
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